第104話「50年後~新たな時代の幕開け」
「ショパンVSラフマニノフ 人気投票結果発表」から50年が経った。。
地上世界では、、3代目世界王アゲハと天才ピアニストのノブの活躍で、、
死後の世界である「霊界」の存在が有名になり、、霊界通信機が発明された。。
かの有名な発明王「エジソン」が晩年に着手していたものだが、、完全に発明した天才発明家が出現した。。
そして、、世界王実現委員会により、、「地上世界と霊界を繋ぐ扉」が発表され、、地上世界の誰も
が、、霊界に来られるようになった。。
ショパンとラフマニノフは霊界でも地上世界でも超有名人なので、、ひっきりなしに客が来る。。
ショパン「はあ、、、、、世界王実現委員会の「異世界ドア」が発表されてから、、更に目が回るくらい忙しくなったね。。ラフマ」
ラフマニノフ「まあ、、まさか、、こんなに霊界がみんなに知られるようになるとは思わなかったけどな」
エキスパートピアノの校長室兼理事長室で、、ショパンとラフマニノフは、、エキスパートピアノの生徒、、3000人の作曲した音楽を審査している最中だった。。
ゲン「ショパン!! ラフマ!! 最優秀楽曲賞の曲、、僕は決定したよ。。優秀賞12曲もね」
ショパン「僕たちも早く、、決定しないと!! すべてを聞くのに、、時間がかかりすぎる!!」
ラフマニノフ「異次元速度理解吸収装置を使えば、、1日かからずに3000曲すべて聞けるよな」
ショパン「でも、、僕は、、そんな装置に頼って、、一瞬ですべてを理解するよりも、、せっかく生徒たちが心を込めて最善を尽くして作曲した愛情あるピアノ曲だから、、ゆっくり味わって丁寧に時間をかけて審査したいんだよ」
ゲン「この50年で、、ものすごいスピードで地上世界も霊界も文明が進化したからね。。でも、、アナログで地道にやるの、、僕、、嫌いじゃない。。むしろ、、好きだよ!!」
ラフマニノフ「俺も、、だからショパンが好きなんだ!! こうやってこだわるところがな!!」
ショパン「効率を考えすぎて、、失う物もあると思うんだよ。。僕はむしろ、、たくさん時間がかかるめんどくさい作業を愛したいんだよ。。めんどくさいからこそ、、全てやり終えた時の喜びを味わえる。。効率を考えていった末路は、、なんか、、嫌な世の中な気がする。。人は便利で高速化された生活と引き換えに、、心の豊かさや物事を取り組む過程の喜びを置いてきたのかもしれない」
ラフマニノフ「効率化を追求した結果、、空いた時間ができすぎて、、暇すぎて苦しむ状態になる人もいるしな」
ゲン「決まった人しか入れない、、この『制限指定部屋』で、、ショパンも槍を使って、、無断で登場してくる奴を撃退する必要もなくなったのは、、ある意味、、不便さを無くす効率化だけどね!! この部屋は、、僕、ラフマ、ショパン、バイオレットの4人しか入れないからね!!」
ショパン「有名人になると、、僕たちに会いたい人が無限に出てきて、、それが凄い疲れる。。悩みだ。。だが、、それは幸せな悩みなのかもしれないね!!」
「ピピピピピ!!」
ゲン「アゲハからだ!! どうした?? えっ?? 今度は、、地上世界にショパンとラフマニノフを物質化霊として、、現れてほしいって?? それはテレビで全世界に生放送される?? もう、、みんな待っているって??」
ショパン「異世界ドアから、、地上世界の人が、、霊界に来ることは可能になったけど、、霊界の霊たちが、、地上世界に行くには、、霊体か、、物質化霊になる必要があるよね。。霊界の人たちは、、基本、、霊体のままでしか、、地上世界には行けない。。それを、、今から、、物質化霊として、、地上世界に、、僕たちが現れないといけないのか?? ラフマ、、どうする??」
ラフマニノフ「もちろん!! 新しいことに常に挑戦していたいから、、俺は地上世界へと物質化して、、降り立とうと思う!!」
ゲン「肉体ペンダントつけないで、、そのまま肉体を味わえる物質化霊だよね。。一緒に行こう!! ショパン!! ラフマ!!」
ショパン「じゃあ、、アゲハに登場する場所を聞かないと!!」
ゲン「日本の東京ドームのスタジアムの真ん中らしいです!!」
ラフマニノフ「ゲンは日本人だよな?? ぜひ、、案内してくれ!!」
ゲン「喜んで!! ワクワクするなあ!! 地上世界に、、あのショパンとラフマニノフがね……」
ラフマニノフ「では、、行くぞ!! 3人とも!!」
ショパン「おお!!」
ゲン「はい!!」
東京ドームのスタジアムの真ん中に、、世界王アゲハとノブがいた。。
アゲハ「これから、、フレデリック・ショパンとセルゲイ・ラフマニノフというピアノの頂点に立つ二人が、、現れます。。物質化霊として、、、死後の世界である霊界から、、私たちのいるこの世界に来てくれます」
ノブ「僕が、、コンサートで演奏したピアノ協奏曲第7番『ピンクの男』は、、ショパンがラフマニノフのために作曲したものです。。ピンクの男とは、、ラフマニノフさんのことだったのです」
アゲハ「ショパン!! ラフマニノフ!! ゲン!! 現れなさい!!」
全世界に生中継されている。。
「ショパン&ラフマニノフ 生中継で幽霊として現れる??」
というタイトルの元、、平均視聴率は、、ショパンたちが現れる前から、、65%を超えている。。
アゲハとノブの隣に、、徐々に、、物質化霊として、、現れるショパン、ラフマニノフ、ゲンの3人。。
ゲンもすでに地上世界を卒業していて、、霊界で暮らしていた。。
3人は完全に出現した。。
ドームの選ばれた著名人たちや観客たちは、、大歓声を上げた。。
ショパンはアゲハからマイクを渡された。。
ショパン「実は、、初めて、、物質化霊として、、物質化して、、このあなた方がいる地上世界に来ました。。私が、、ピアノの詩人、、フレデリック・ショパンです!! 本物です!! 今日という記念すべき日を、、皆さんでお祝いしましょう!!」
ショパンはマイクをラフマニノフに渡した。。
ラフマニノフ「俺は、、ショパンが大好きだーーーーーー!!!! 皆さん、、私は、、天国で、、ショパンとバディを組んでいます。。バディとは相棒ということです。。凄く、、仲良しです!!」
アゲハ「世界王として聞くわ。。あなたたちは、、本当に、、あのショパンとラフマニノフなのかしら??」
ショパン「もちろん本物です。。今日は、、私がピアノの生演奏をしたいと思います!!」
アゲハ「ショパンに弾いてもらいたいピアノ曲を投票で決めてきたの。。こうなったわ。。
1位 幻想ポロネーズ
2位 舟歌
3位 英雄ポロネーズ
4位 バラード4番
5位 ピアノ協奏曲第7番「ピンクの男」
です」
ノブ「世界中の人が、、ショパンの生演奏を聴きたがっていることでしょう。。それは、、霊界に行かずとも、、今日、、叶うことになります!!」
アゲハ「ゲンも挨拶しなさい!!」
ゲン「こんにちは。。私は、、日本のシンガーソングライターです。日本ではまあまあ有名です。。知っている方もいると思います。。私は、、ラフマニノフの相棒です。。すっごい強い絆でラフマニノフと僕は結ばれています!!」
ラフマニノフ「俺は、、地上世界で最も人気なピアノ協奏曲第2番を生演奏します」
ゲン「本日の主役は、、ショパン&ラフマニノフであり、、私は、、おまけみたいなものなので、、ショパンとラフマニノフを見学しています」
テレビで世界中に生中継されている。ネットでも。。
あのショパン、ラフマニノフが霊として現れたことに、、全世界が驚愕していた。。
ショパンがピアノ演奏する。。
極上の旋律の調べが流れだす。。
繊細で静かなタッチ、、音色。。
ラフマニノフは地上世界のオーケストラとグランドピアノを使い、、ピアノ協奏曲第2番を熱演した。。
迫力があり、、ダイナミックに、、抑揚が強い。。
ショパンとラフマニノフの演奏方法は、、対照的だ。。
「繊細で静かな情熱」と「豪快で重厚な魅力」
ショパンたちの姿は、、物質化霊だと分かるような、、体の色合いだった。。
空中を浮かび、、移動したりしていて、、本物だと誰もが納得した。。
ゲンは二人が演奏する姿を、、ただ、、黙って見守っていた。。
ラフマニノフは演奏後、、マイクを持ち、、こう全世界の人に向けて言った。。
ラフマニノフ「私は、、ショパンとゲンのダブルバディを持っている。。両手に花ってやつだ。。これからは、、霊界だけでなく、、地上世界も、、物質化霊として、、肉体を持った状態で味わえる。。二つの世界を味わえることがとても嬉しい!! 霊界の存在が常識になり、、当たり前になって、、本当によかった!! それより、、私の相棒、、ゲンが、、ライブしたがっているはずだ。。ゲンはシンガーソングライターだ。ゲンにも歌ってほしい。。ゲンがライブできるようにと、、ゲンが有名な日本の東京ドームにしたんだからな。。」
ゲン「ラフマ……ありがとう。。でも、、ライブの準備ができてないよ」
アゲハ「準備してるわよ?? ゲンもライブしたいかなと思ったから、、私の権力で、、ゲンのライブするための準備をしていたのよ。。オーケストラや楽器隊の皆さんがいるから、、今、、来させるわ」
ゲン「ありがとう、、アゲハ。。気が利くね。。さすが、、世界王!!」
ゲンは思いっきり、、ライブした。。
45分のライブ。。
全世界に、、生中継された。。
そして、、ゲンの存在も、、日本のみならず、、世界中で有名になっていく。。
ラフマニノフの相棒として。。ショパンの友人として。。
地上世界では、、霊界の存在が常識となってしまった。。
新たな時代の幕開けだ。。




