第103話「人気投票結果発表」
地球圏霊界で、、「ショパンVSラフマニノフ 霊界人気投票結果発表」が行われる。。
ショパン「僕は今まで、、ラフマに勝ちたいと思ってきた。。それが、、今日、、とりあえず決着がつくんだね」
ラフマニノフ「楽しみだな。。俺らはタイプの違う天才だからな。。みんなが選んでくれたなら、、まさに勝ち負けがはっきりする。。」
ショパン「アゲハも絶対に来そうだよね。。こういう大事な日には……」
アゲハ「私ならここにいるけど……」
ラフマニノフ「ゲッ!! アゲハ!! また、、急に現れたな!! ノブも一緒か!! 毎回、、毎回、、ビックリしているよ」
ショパン「アゲハは僕とラフマニノフ、、どちらがより天才で凄いと思う??」
アゲハ「それなら、、人類史上最高の音楽の天才である角田エリスに聞けばいいじゃない。音楽の素人の私より、、全然、、信用できるはずよ」
ショパン「えっ?? アゲハって角田エリスと知り合いなの??」
アゲハ「そうよ。。角田エリスを呼び出すには、、ゲンも呼び出さないと……」
アゲハは生命時計で、、ゲンと角田エリスを呼び出した。。
ゲンと角田エリスは一瞬で、、ショパンたちの前に現れた。。
ゲン「こんにちわ。。世界王、、アゲハさん。。」
角田エリス「どうして私が呼ばれたのかしら??」
アゲハ「ショパンとラフマニノフ、、どちらがより天才だと思う?? 角田エリスはどう考える?? あんたの意見を聞きたいのよ」
角田エリス「ショパン先生とラフマニノフ先生はタイプが違う天才なので、、難しいですね。。
「何を天才と定義するか」によって答えが変わりますね。。
以下、、二人の特徴を解説しますね。。。
『ショパン先生』
「革新性・歴史を変えた」天才ならショパン先生がより天才です。
ショパンは、ピアノという楽器の「歴史そのもの」を塗り替えたという意味で、圧倒的な天才とされます。
・ゼロからの創造~彼はピアノで「歌う」という全く新しい概念を生み出しました。
・専門性~ほぼピアノ曲だけで歴史に名を残した唯一の作曲家であり、、その旋律や和音の使い方は後世の全音楽家に影響を与えました。。
結論「ピアノ音楽のルールを作った」という点では、ショパンの右に出る者はいません。。
『ラフマニノフ先生』
「万能性・総合力」の天才なら、、ラフマニノフ先生。。
ラフマニノフ先生は、、音楽に関する「全ステータスがマックス」というタイプの天才です。。
・三刀流の極致 史上最高の「ピアニスト」 歴史に残る名曲を書く「作曲家」 超一流の「指揮者」
この3つをトップレベルで両立させた人物は歴史上ほとんどいません。。
・肉体的な才能 13度を掴める巨大な手と、一度聴いた複雑な曲を即座に再現できる超人的な記憶力。。
結論「音楽家としての完成度・超人度」で言えば、、ラフマニノフ先生の方が規格外と言えます。
音楽界での「格」の比較についてなのですが、、
クラシック音楽の歴史における「影響力の大きさ」で言えば、、ショパンの方が一段上に置かれることが多いですね。。ショパン先生は「ロマン派」という巨大な流れの中心にいて、新しい音楽の扉を開いたからです。
一方、、ラフマニノフ先生は、、ショパンたちが切り拓いた道を究極まで磨き上げ、、「ピアノ音楽の最後の到達点」に到達した天才と言えますね。。
「新しい世界を創り出した天才」のショパンと「音楽の神に全てを与えられた超人」がラフマニノフです。。
以上です。。
角田エリスはそう詳しく、、解説した。。
アゲハ「もっと、、詳しく知りたいわね。。ノブ、、角田エリスに負けないくらいのわかりやすい、、ショパンとラフマニノフの凄さを解説しなさい!!」
ノブ「このようなチャンスをもらったことを嬉しく思います。。」
まず、
「ラフマニノフさんの凄さ」
「史上最高のピアニストの一人」としての超絶技巧と、「人々の心を掴んで離さない極上のメロディ」を生み出す作曲能力を完璧に両立させている点にあります。。
特に際立っているのは、、
~巨大な手による「超人的な演奏技術」~
ラフマニノフさんは、、身長が2メートル近くあり、手が非常に大きいことで有名です。。
・13度の音程を掴めました。。片手で「ド」から1オクターブ半上の「ラ」まで届いたと言われ、、普通のピアニストでは不可能な和音を軽々と弾きこなしました。。
・ピアノ協奏曲第3番という「世界で最も難しいピアノ曲の一つ」と称される、、この曲は、、ラフマニノフさんの巨大な手と驚異的なスタミナがあってこそ成立した、技巧の極致です。
~「哀愁」と「美」を極めたメロディセンス~
ラフマニノフさんの作る音楽は、、ロシア特有の重厚で影のある雰囲気と、圧倒的に美しい旋律が特徴ですね。。
・映画やフィギュアスケートの定番である「ピアノ協奏曲第2番」や「パガニーニの主題による狂詩曲」などは、クラシックに詳しくない人でも一度は耳にしたことがあるほど、、ドラマチックでエモーショナルですよね。。
・甘美なロマンティシズムも特徴です。。20世紀に生きながらも、、流行の無調音楽に向かわず、、徹底して、、「美しく感動的な響き」を追求し続けましたよね。。
~「ピアニスト」「作曲家」「指揮者」の三刀流~
ラフマニノフ先生は、、自作を自ら演奏して世界中で絶賛された、いわば「究極の自作自演アーティスト」でしたね。。
・作曲で挫折(第1交響曲の失敗)を経験ながらも、、その後にピアニストとして再起し、やがて歴史に名を残す名曲を次々と生み出す精神力も持ち合わせています。。
まさに、、「ピアノという楽器の限界に挑んだアスリート」でありながら、、「聴く者の魂を揺さぶる詩人」でもあったことが、、ラフマニノフさんの凄さの源泉です。。
次は、、僕が最も尊敬するショパンさんですが……
ショパンさんの凄さは「ピアノという楽器の可能性をたった一人で数十年分進めてしまった」という革新的な功績にあります。。
「ピアノの詩人」という優雅な呼び声とは裏腹に、、その中身は驚くほど革新的なのです。。
~ピアノを「歌わせる」天才ですからね~
ショパン以前、ピアノは打楽器的な側面が強かったのですが、、彼はイタリアのオペラ(ベルカント唱法)の影響を受け、、ピアノに「人の声のように歌う」表現を持ち込みましたからね。。
レガートの魔術師ですよ。。。音と音をなめらかにつなぎ、、繊細なニュアンス(ルバート)で感情を揺さぶる奏法を確立してしまいました。。
~独自の「ピアノ専用」語法の発明もしました~
ショパンの曲は、他の楽器に編曲するのが非常に難しいと言われます。。それほどまでに「ピアノでしか表現できない響き」を追求しました。。
指の個性を活かす演奏を重視しました。。当時は、、「全ての指を均等に動かす」のが常識でしたが、、ショパンは「親指は力強く、、小指は繊細に」と、、指それぞれの特性を活かした指使いを考案しました。。
また、、革新的な和音も、、凄いです。。当時としては斬新すぎる不協和音や転調を使い、、100年後のジャズにも通じるような複雑で美しい響きを生み出してしまいました。。
~小品を「芸術」へと昇華させてしまいました~
エチュード(練習曲)の芸術化を成し遂げました。。指の訓練のための曲を、、一級の芸術作品「革命」や「別れの曲」に変えてしまいました。。
魂の叫びを曲にしましたよね。。母国ポーランドへの愛国心や、、自身の病弱な身体からくる葛藤を、、24のプレリュード(前奏曲)などの短い形に凝縮させたりしましたし。。
ラフマニノフさんも、、ショパンさんを「最も完璧な作曲家の一人」として深く尊敬していたはずです。。ラフマニノフさんの重厚な和音の基礎には、、間違いなくショパンが切り拓いたピアノの語法がありますし、、
更に、、
アゲハ「もういいわ。。ノブ。。十分すぎる解説ありがとう!! あんたを舐めてたわ」
ゲン「角田エリスもノブも天才ピアニストだけあって、、詳しいですね。。自分はまだ全くわかっていませんですから、、恥ずかしいです」
アゲハ「ゲンはシンガーソングライターだからね。。ちょっと種類が違うのかもね。。それより、、人気投票の結果発表がテレビでやるわよ!!」
ノブ「でも、、人気結果発表の会場にショパンとラフマニノフ先生本人が行かないのは、、なんか理由でもあるのですか??」
ショパン「テレビ局の取材とか、、たくさんの人混みとかに疲れちゃってね。テレビで結果を見て、、知るのが、、いいなって思ったんだよ」
ラフマニノフ「さあ、、、、あともう少しで、、結果発表が始まるぞ!! 緊張してきたな!!」
司会「ショパンVSラフマニノフ 地球圏霊界 人気投票結果発表」を始めます!! 中央の大きなスクリーンに、、ショパンとラフマニノフというピアノ界の2大巨頭の人気投票の投票結果が、、二人同時に、、表示されます!! 投票総数は、、950万3510票です。。では、、今から、、1分後に、、結果が発表されます!!」
ショパンとラフマニノフはみんなとコーヒーを飲みながら、、校長室で、、テレビの前にくぎ付けになっていた。。
結果発表!!
フレデリック・ショパン『420万3966票』
セルゲイ・ラフマニノフ『529万9544票』
ショパンとラフマニノフはお互いに手を繋ぎ、、結果を見守っていたが、、
結果が出た瞬間に、、二人は手を離した。。
ショパン「おめでとう。。ラフマ。。君には完敗だよ」
ラフマニノフ「まさか、、ショパンに勝てるとは思わなかったが、、俺は男からも女からもモテまくるから、、やはり、、人気では、、俺のが3枚上手だったのかもしれないな」
ショパン「ラフマ、、君は魅力的すぎる人間だ。。僕の超えるべき目標として、、いつまでも存在していてほしい。。君に勝ちたいと思える今の、、この状況が嬉しい。。君に勝っていたら、、目標を失い、、日常が退屈になってしまうだろうから、、これでよかったんだ!!」
ラフマニノフ「俺に負けて、、悔しくないのか??」
ショパン「君に勝ちたかった!! ああ!! 本当は勝ちたかった!! でも、、君のモテぶりは異常だ。。人間的魅力は君の圧勝だ!!」
ラフマニノフ「ああ!! 最高!! ヨッシャーーーー!!!!」
ゲン「ラフマは本当に魅力的だからな。。ショパンと僕のダブルバディを持っているわけだし。。みんなに幸せを与えている大スターだ!!」
ラフマニノフ「よせやい、、照れるじゃないか!!」
アゲハ「ショパン、、泣いているの!!」
ショパン「うれし泣きだよ!! ラフマが喜んでくれているのが、、自分のこと以上に嬉しくて」
ノブ「ショパンさんは、、自分が勝っても嬉しいし、、ラフマニノフさんが勝っても、、それ以上に嬉しいし、、本当に、、嬉しいことばかりなようで、、僕も嬉しいです!!」
アゲハ「あなたはショパンとラフマニノフ、、どちらに勝ってもらいたかったの??」
ノブ「僕は……ここでこの質問はいけませんよ。。聞かなくてもわかりそうなものなのに……」
角田エリス「バディでもあり、、よきライバルでもあるので、、向上進化のシステムが構築されていて、、素晴らしいですね!!」




