第102話「川口芳樹&角田エリス」
ラフマニノフはテレビ番組へと出演していた。。
司会「ショパンとラフマニノフ、、ぶっちゃけ、、どちらがより凄い天才でしょうか??」
ラフマニノフ「ショパンです。。 ぶっちゃけ、、、俺は、、和音の作りが甘く、、後で、、自分で改訂したり、、ホロヴィッツのような有名ピアニストが、、独自版の改訂版で演奏したりしているよな。。つまり、、楽譜通り、、弾けば、、ある程度、、曲にはなる。一方、、ショパンは、、無駄な音が無く、、気の抜けない譜面であるし、、それに加え、、高い音楽性が要求される。。そのようなピアノ音楽の傑作を39年の短い生涯で一体、、何曲残したと思う?? 俺のピアノ協奏曲はレベルが高いが、、どちらが天才かと言われたら、、ショパンに軍配です!!」
司会「実は、、エキスパートピアノ音楽学校の首席に輝いた、、川口芳樹がサプライズとして来ています!!」
川口芳樹は、、ガムを噛みながら、、登場した。。
川口芳樹「うっす!!」
ラフマニノフ「芳樹、、来ていたのか??」
川口芳樹「師匠の一番弟子として来ました!! 意外でしたか??」
ラフマニノフ「まあな!!」
司会「川口芳樹にもお聞きしたいのですが、、ショパンとラフマニノフはとても仲良しですが、、彼ら二人で、、どちらがより優れた天才音楽家だと思いますか??」
川口芳樹「もちろん、、ラフマニノフ先生だ!! 交響曲を作曲したし、、オーケストレーションが優れた最優秀のピアノ協奏曲が生み出せる。。ショパンにはできないよな。。指揮者としても超一流で、、史上最高のピアニストでもある。。ピアノ演奏技術でも、、ショパンを圧倒している。。それに、、大企業の創業者である、、ビジネスの才能まであり、、コミュニケーション能力にも優れているし、、顔はカッコいいし、、身長2メートル近くのたくましい体に、、大きな手。。ショパンより凄いよ」
ラフマニノフ「そんなに褒められちゃ照れるな!! 俺!!」
川口芳樹「あんたがショパンをべた褒めしたから、、それがそのまま返ってきただけだよ!!」
ラフマニノフ「エキスパートピアノで、、首席、、おめでとうな!! ピアノ作曲、、ピアノ演奏、、どれも天才になることができたな。。そして、、ショパン国際ピアノコンクールでも優勝した。。長谷川彰一を超えたな!!」
川口芳樹「あんたのおかげだよ!! ありがとう!!」
ラフマニノフ「だが、、それはショパンのおかげでもある。。初めて、、会ったときに、、ショパンはお前を凡人ピアニストにしかなれないとバカにしたよな!! そのバカにされた悔しさから、、お前は頑張れたんだよな」
司会「実は、、ショパンもここに呼んでいます!!」
ショパンがそそくさと現れた。。
川口芳樹「意外だな!! ショパンが現れた!!」
ショパン「君が不意に、、ラフマニノフの前に現れたように、、したことが返されたのさ!!」
川口芳樹「ショパンがあの時、、俺をバカにしなかったら、、俺はここまでこれなかったかもしれないな!!」
ショパン「川口芳樹!! 実は、、君をバカにしたのは、、君をショパンコンクールで優勝させるためだったんだよ。。君は、、バカにされると燃えるタイプだと見抜いていたから……」
川口芳樹「どういうことだ!! 彰一を厚遇していたじゃないか」
ラフマニノフ「実は、、俺とショパンの真の目的は、、芳樹、、お前だったんだよ!! 最初から、、お前が狙いだったんだ!!」
川口芳樹「俺を?? なぜ??」
ショパン「芳樹の才能は、、私たちが開花させないといけなかったんだ。。同じ天才として、、わかるんだ!! 芳樹の本当の素質を見抜けたのは、、私達しかいない!!」
川口芳樹「ショパン……あんたを勘違いしていたよ!! すべては俺のためだったんだな。。最初から……でも、、俺はショパン国際コンクールで優勝できたし、、ピアノ作曲としても、、エキスパートピアノで1位になれた。。もう、、エキスパートピアノで学ぶことは何もなくなったのかもしれないな!!」
ショパン「まだ、、私達や角田エリスを超えるという目標があるじゃないか。。そんな場所で満足されても困るぞ?? 相変わらず、、少し、、うぬぼれで生意気なところがいいね!!」
川口芳樹「あんたたちが俺の運命を変えてくれたんだな。。ありがとう。。ショパン&ラフマニノフ」
ショパン「私達には、、選択肢があった。。芳樹か彰一か。。どちらを選ぶか。。彰一にピアノ演奏を本格的に私が教えていたら、、ショパン国際コンクールでは、、彰一が優勝していたかもしれないな。。だが、、彰一には、、ピアノ作曲を集中して教えた。。運命は、、私の選択で変わったのかもしれないな。。運命は、、何を選択するかで、、常に、、変化していく。。そこが、、人生の面白さだよ!!」
ラフマニノフ「ショパンが芳樹をバカにして、、芳樹のやる気に火をつけて、、俺が芳樹を教える役になって、、芳樹は優秀な音楽家になれた。。だが、、まだ、、最優秀じゃない。。超えるべき、、俺たちや角田エリスがいる。。更に、、精進していこうな!!」
川口芳樹「実は、、まだ、、俺からも意外なサプライズが!!」
ラフマニノフ「なんだ??」
川口芳樹「角田エリスもここに呼んでいるんだ!!」
角田エリスは、、さりげなく、、現れた。。
角田エリス「こんにちは。人類史上最高の音楽家、、角田エリスです」
ショパン「自分で、、自分を『人類史上最高』と自負するとは、、少し、、芳樹の生意気さが移ったかな??」
角田エリス「私たちと芳樹は、、エキスパートピアノ音楽学校を卒業します。。そして、、新しいピアノ音楽学校を、、二人で設立して、、いつの日か、、エキスパートピアノを超えられるような音楽学校にしていきたいと思います!!」
ショパン「なんだと?? 卒業してしまうのか??」
川口芳樹「俺らは、、もうエキスパートピアノで学ぶことは何もない。。後は、、自分たちで、、レベルアップしていくから。。だから、、もう、、エキスパートピアノには行かないぜ?? 寂しいか?? 生意気な俺がいなくなるって知って……」
ショパン「生意気なヨークシャーテリアの犬のトムがいるから、、少しは大丈夫だよ。。でも、、卒業って、、本気で言っているのか?? まあ、、守離破を大事にしてほしいから、、良いことではあるが……」
川口芳樹「卒業式も卒業証書もいらないぜ?? 今、、この場で俺は、、角田エリスとエキスパートピアノを卒業したい!! ショパンをラフマニノフを超える角田エリスからしっかり学んで、、お互いが、、助け合って、、恋人同士、、仲良く、、やっていくさ!! それより、、かなり何年も前に、、成績表彰式で守破離のことを守離破とショパンは間違えてたな。ショパン、、気づいていたか?? 今も同じように、、間違えてたな?? 恥ずかしいな!!」
ショパン「誰がいつ気づいて指摘してくれるか、、試してたんだよ」
川口芳樹「嘘つけー!!」
ラフマニノフ「それより、、角田エリスと恋人同士なのか?? 意外すぎるぞ??」
ショパンは空中から紙を出し、、万年筆で、、即席の卒業証書を二人に書いて、、ラフマニノフにもサインさせた。。
ショパン「この卒業証書、、ただの紙切れだと思うなよ!!」
川口芳樹「ありがと!! 俺たちがあんたたちを超える日が来るのも時間の問題だな!!」
角田エリス「私達、、婚約したの。。結婚式に、、ショパン&ラフマニノフを招待いたします!!」
ラフマニノフ「楽しみにしているぞ!!」
ショパンは、、川口芳樹と角田エリスがエキスパートピアノを去り、、寂しい気持ちになった。。
川口芳樹の、、生意気なところが凄く、、楽しかった。。
ショパン「いずれ、、別れも来るんだね……ラフマ、、今日は、、僕と一緒にいてくれ。。寝るときも」
ラフマニノフ「川口芳樹たちは、、また俺たちに会いに来るさ。。完全な別れになったわけじゃないからな」
ショパン「寂しいよ……芳樹。。面白い奴だったな……」




