第64話 皆さん大好き、お風呂です。
風呂に入る前に!体を流す!これマナー!
体を洗うところは男女で分かれているようだ。
シャワーを使って体を流す。
その後、同じく体を流したアムエルとノーシャと合流、一緒に湯に浸かる。
ちなみに僕ら以外に客はいない、貸し切りだ。
風呂は温泉。濁り湯、白く濁った白濁温泉というやつだ。お肌によさそう。
しかし、風呂に入っている女子というのは素晴らしいな。
上気した頬!濡れた肌!あげた髪!
まったく!いくら見ても見飽きんな!
「まったく!いくら見ても見飽きませんねぇ!」
ノーシャがニヤニヤといやらしい目をしながら僕を見て言う。
ノーシャと同じ考えをしていた。癪に障る。
癪に触ったので、手で水鉄砲を作って顔にかけてやった。
「ぶえっ、なんですか」
「なんとなくだ」
「お返しです!」
「うわ!痛った!バチンっていった!バチンって!」
普通の水鉄砲からしてはいけない音がしたぞ!
「やめろ!君ら女子の水鉄砲の威力はシャレにならないんだぞ!」
「いいじゃない、この温泉は薬効もあるのでしょう?ちょうどいいわ」
「よくない!いくらこの温泉に薬効があるからといってもそんな怪我がすぐに治るわけがないだろう!」
「安心して、死んだら骨は拾ってあげるわ」
「死ぬ前提!?」
「安心して、死んだら骨は私が食べてあげるわ」
「全く安心できない!」
アムエルは首をコテンとかしげて言う。
「そしたら―――――――――――ずっと一緒ね、永遠に」
仕草は可愛いけど、言っていることが全く可愛くない!
「うわぁ、おぞましい・・・・・・」
ほら!ノーシャが引いてる!めずらし!
するとアムエルはむすっとした顔をしてノーシャめがけて水をかける。
「うぁ!なんですか!」
「なんとなくよ」
「であれば!お返しです!アムエルさんには容赦しませんよ!」
「望むところよ!」
そして始まる大戦争。
この世界の女子の力で圧縮された水が四方八方、飛び交う。
当たったらたまったモノではない!
え?なに?当たらなければどうということはないって?
流れ弾に当たらないように頭を抱え、姿勢を低くする。
「アムエル!ノーシャ!風呂ぐらいゆっくり入れ!」
僕が始めた流れなので、人のこと言えない。
湯治にしてはとても賑やかであった。
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賑やかな風呂を終えて、部屋で夕飯になるまでゆっくりしている。
「いや、すごい質のいいアメニティですね!流石スイート!」
「冷蔵庫の中にあるジュース類もおかわり自由らしいわよ」
「君たちなんでナチュラルに僕の部屋にいるんだい?」
「護衛ですから」
「嫁よ」
「そっか」
もう何を言っても無駄だろう。まぁこの広い部屋に一人というのも寂しいか。
ただ・・・・・・こうして好き勝手され続けて色々考えたことがある。
逆じゃね?いろいろと。
せっかく貞操逆転世界に来たというのに!全くそれらしいことが出来ていないじゃないか!
セクハラされて、誘拐されて・・・・・・
そもそもこの世界の女子は押しが強すぎじゃないか?
というわけで、今度は僕がセクハラをしてやろうという魂胆である。
今までの鬱憤、はらす時。逆襲の始まりだ。




