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十人十色の昼下がり  作者: 昼に詩う者たち
『ある日の昼 ふとこぼれた笑み』から始まる詩
19/42

LE-389さま

ある日の昼 ふとこぼれた笑み


見上げた空には 雲ひとつ無く


空の青さが 目に染みる


頭上に輝く 太陽の


突き刺すような 鋭い陽射しが


今日という日を 強く彩る



遠く確かに 響く足音


家々の窓の 向こう側


私の姿を 眺める者も


堪えきれずに 騒ぎ出す


多くの視線を 浴びながら


とうとう奴が 現れた



呼んだ私と 呼ばれた奴と


通りの真ん中 向かい合う


ひとつの言葉も 交わすことなく


ただただ視線で 射抜きあう


互いの間に 言葉は不要


やりとりするのは 弾と命だけ



何かの倒れる 物音を


合図に放つ 鉛弾


僅かに遅れて 銃声を


響かせた奴が 倒れ伏す


明日の陽射しを 浴びるのは


今日を生き延びた この私

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