『ベチューンを記念する』 白求恩(ノーマン・ベチューン) 以身殉職(職に身を殉ずる) 麻木不仁(麻痺して不仁なり) 精益求精(精を益し精を求める) 見異思遷
白求恩
ノーマン・ベチューンは、1890年3月にカナダ・オンタリオ州北部の小さな町グレイヴンハーストで生まれた。1914年、24歳のときにトロント大学を卒業し、直ちに医療活動に従事した。1935年夏、ソ連のレニングラードへ赴き、国際生理学大会に参加した。1936年8月、ドイツ・イタリアのファシスト匪賊がスペインに侵略した際、すでに46歳であったが、毅然として医療隊を率いて自ら前線に赴き、反ファシズムのスペイン人民のために奉仕した。1937年6月にスペインを離れて帰国。連続する7ヶ月間、カナダおよびアメリカの多くの都市を往復して駆け回り、ファシズムの犯罪行為に反対する宣伝活動を展開した。トロントを経由した際、カナダ共産党(1943年8月にカナダ労働進歩党へ改称)に入党した。1937年に中国の抗日戦争が勃発すると、カナダ人とアメリカ人で構成された医療隊を率いて中国解放区にやって来た。1938年4月、延安を経由して晋察冀辺区へと赴き、医療活動に従事した。1939年11月12日、ベチューン同志は負傷兵の治療中に患部からの感染(敗血症)により中毒を起こし、河北省完県黄石村にて逝去した。
以身殉職(職に身を殉ずる)
自らの職務(仕事の現場)において命を落とす(犠牲になる)ことを意味する。
麻木不仁(麻痺して不仁なり・麻痺して無感覚なさま)
本来の意味は、神経系の疾患により身体の感覚を失ったり動かせなくなったりすること。ここでは、政治的に鈍感であり、新しい事象に対する感度が鈍く関心を示さない人物を例えて表現している。
精益求精(精を益し精を求める・絶えず向上を求める)
すでによく精通し優れている状態にあるにもかかわらず、さらに磨きをかけて優れたものを追求しようとすることを指す。
見異思遷(異を見て遷らんことを思う・心移りする)
意志が弱く方針・志が定まらず、新たな状況や環境に接すると自らの決意をぐらつかせてしまうことを指す。ここでは、現在の自分の職務に落ち着かず、目移りして専念しない姿勢を意味している。




