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第二十五話 銃弾

 冷徹だった地区長がまるで別人のように

怒りを露わにし、零に襲い掛かって来る!

零は銃で地区長を撃つ!

 地区長は銃弾を避けた!


(!速い)

地区長の素早い刀の攻撃に

零は苦戦を強いられ、銃で反撃出来ずにいる!

その時、

地区長

「!!?」バッ!

地区長は大きく飛び退く。直後に

はじめがサバイバルナイフで斬り掛かって来た!


はじめ

「母さん!もうやめてくれ!」

キイン!ギーン!

はじめがナイフで攻めるが地区長は刀で容易く

弾き返す!

「はじめ!離れて!」

はじめが身を引いてはじめと地区長が離れた直後

零が地区長へ銃で連弾を撃ちこむ!

タンタンターン!

地区長は左右に避けながら全弾くぐり抜け、

零目がけて斬り掛かる!

ズバ!

「うわ!」バッ

零は横っ飛びで刀をかわす!

はじめがナイフで攻撃する!

キーン!

地区長が刀で弾く!

 零の銃、はじめのサバイバルナイフ。

二対一にも関わらず、地区長の稲妻の如き

素早い動きと刀の間合い、そして怒りに

二人は押されて行く!


(このままじゃ二人ともやられる!

戦法を変えなきゃ!)

零は乱戦の中、地区長の急所ではなく

足元を撃つ!

ターン! バッ

地区長は足元に飛んで来た銃弾を飛び避け、

そのまま零に斬り掛かって来る!

(狙い通り!宙に飛んだわね!

そして飛んでる時は、左右に避けれない!)

零は飛んで来る地区長目がけ銃弾を撃つ!

(これで終わりよ!)ターン!

キーン!

地区長は銃弾を刀で弾いた!

「!!?」

零に飛びかかって来た地区長の袈裟斬りが

斬り下ろされる!


 ギーン!

零は銃のトリガーガードで刀を受け止めた!

ギギギギギ……

刀と銃がつば競り合う!!

「……中々やるわね!」

地区長

「貴様もな!よそ者!」

はじめ

「零ーーー!」ズバ!

はじめがナイフで地区長に斬り掛かる!

地区長は飛び退き、二人に距離を取る!

はじめ

「零!無駄弾を撃つな!

母さん!私が相手だ」


 直後、地区長ははじめに斬り掛かる!

キーン! 刀とサバイバルナイフが弾き合う!

はじめは刀相手に防戦一方にされて行く!

キーン!キーン!ギャイーン!

 はじめに当たるかも知れないので

零は銃を撃てずにいる。


はじめ

「母さん!いいのか!?私が死んだら

スペアボディーが無くなるんだぞ!?」

地区長

「おまえはもう良い!お前は諦めて

実験体二号を作るまでだ!」

 地区長が斬り掛かる!

ズバ!

キーン! はじめはナイフで弾く!

地区長

「!?小賢しい!さっさと斬られろ!」

ズバ! キーン!

地区長

「?死ねえ!」

ズバ! キーン!

地区長

「大人しくしろお!」

ズバ!キーン!

地区長

「……な、何故?何故だ?何故弾かれる?」

ズバ! キーン!

はじめ

「わからない?母さん!

私は母さんの双子なのよ?

母さんの戦い方は私には全部お見通しなのよ!」

ズバ! キーン!

地区長

「!?こ、この……バカ娘がーーーーー!!!」


 地区長の袈裟斬りがはじめに斬り下ろされる!

はじめ

(!!読める!今だ!)


バシ!


はじめはナイフを捨て、刀を握る地区長の右手を

両手で掴んで受け止め、地区長の動きを止めた!

はじめ

「零ーーー!今だーーーーー!」

「!!!」


挿絵(By みてみん)


 ターン! ビシ!

地区長

「グアアアアア!」

零の撃った銃弾は地区長の右腕を撃ち抜いた!

地区長は刀を落としその場にうずくまった。



零は地区長に近づきながら言う。

「……ここまでよ。利き腕を撃たれては

もう刀も握れないでしょう。

地区長、おまえを逮捕する」

はじめ

「……母さん、もうやめて。お願いだから

もう戦わないで……」


地区長

「……全ての女性達の為……私は、

立ち止まるわけには行かんのだ…………」

「諦めなさい。あなたに出来る事はもう無いわ」

地区長

「・・・・・・・

天使の翼を起動しろ!!!」

「!?」

施設アナウンス

「命令確認。天使の翼プロトコル、実行します」


 周囲に何かが作動したような起動音が響いた。

「?何をした!?天使の翼って何?」

地区長

「天使の翼とは、オスだけに効く殺人ウイルスを

無人機に載せ、東京に散布する計画の事だ。

一度実行すればもう止められん。

もうすぐ天使の塔の頂上から無人機が

発射されるだろう。

ウイルスは東京から世界中に感染し、

やがて世界中のオスを殺すだろう。

そうなれば世界は人類存続に為に

この地区の人工精子の技術に頼らざるを得まい。

……これでこの地区は、世界の覇権を

握れるだろう。私が死んでも、この地区は

永遠に不滅となるのだ。

これで私の勝ちだ。」

施設アナウンス

「天使の翼 発射1分前」

「止めなさい!」

地区長

「もう無駄だ。私を撃ち殺しても止まらんぞ。

止めたければ止めてみろ。

空を飛ぶ天使の翼を止める事が出来れば

お前達の勝ちだろうな。

ま、せいぜい足掻くが良い。

フ、フフ……ハハハハハ」

施設アナウンス

「天使の翼 発射30秒前」

「止めなきゃ!上に上っても

もう間に合わない!外に出よう!」

はじめ

「ああ!」


 零とはじめは大急ぎで下に降りた。


施設アナウンス

「天使の翼 発射します」


 天使の塔頂上部分が開き、無人機が発射され

折り畳んでいた翼を広げ飛んで行った。

 零達が天使の塔から外に出て空を見上げると

全翼型の無人機が空を飛んでいた。


挿絵(By みてみん)


「止めないと!どうしよう!」

はじめ

「あれは速すぎる!車じゃ追いつけない!」


 フォオオオオオオオオ!

その時聞き覚えのある轟音が聞こえて来た。

二人が音の方を振り向くと

バイクに乗った強制執行員が猛スピードで

二人に迫り急停止した。


 キキイイイイ!


挿絵(By みてみん)

強制執行員

「乗れ!」

「え?……」


挿絵(By みてみん)

強制執行員

「天使の翼を止めるぞ!」


つづく





挿絵(By みてみん)

強制執行員

「私の正体、気付いてた人は居たかな?

え?ホント?そんなアナタに

高評価、ブックマークして欲しいわ」

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