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第十九話 零と一

 零、はじめ、ギュータンは

ガレージに集まった。


「秘密警察の事は分からなかったんだけど

地区長の居場所はわかったわ」

はじめ

「何?本当か?」

「ええ。天使の塔33階、

作戦指令室にいるってわかったの」

はじめ

「母さん、今は天使の塔に住んでるのか?

凄いじゃないか零、どうやって調べたんだ?」

「……い、色々あったのよ。私にはこれくらい

簡単よ。それでね、居場所が特定出来たんだし、

ここも見つかる前に、装備も残ってる内に」

はじめ

「天使の塔に突入するんだろ?行くしかないな」

「ホントに?よかった。嬉しいわ~

はじめならそう言ってくれると思ってたのよ。

ギュータンも手伝ってくれるわよね?」

ギュータン

「いいけど作戦はあるの?早めに教えてね

準備とかあるかもだし」

「考えてあるわ。聞いてくれる?」


 3人は机に集まり真剣に作戦会議を始めた。


「馬鹿正直に突入しても勝ち目はないから、

先に混乱を起こしてからがいいと思うのよ。

ねえギュータン、天使の塔にハッキングして

火災警報やスプリンクラーとかを

作動させることは出来る?」

ギュータン

「それぐらいだったら出来ると思うよー

あとでセキュリティレベル調べとく」

「パニックを起こして、その間に

突入するんだけど、あの捕まえた秘密警察が

言ってた事覚えてる?」

はじめ

「何か言ってたか?」

「秘密警察に連行された区民は天使の塔の地下に

幽閉されてるって。だから上を目指すより先に

地下に行って捕まった人達を一斉に逃がすの。

そうすれば更に大混乱になるでしょ?

警備が下に集中して上の階が手薄になってる内に

一気に33階まで行くのよ。

これなら無駄に戦わなくて済むわ。

以前変装して入った時に

階段の位置とかエレベーターの位置も

確認してるから迷わずに動けそうだし」

はじめ

「……うん、いい作戦だ。これで行こう。

だが、二手に分かれた方がいいな。

私は地下で区民を逃がすから、

零は警備が手薄な内に33階まで行ってくれ」

「え?……二人で行動した方が良くない?」

はじめ

「あのバイクの女、

強制執行員も必ず来るだろう……上の異変に

気付かれて敵が増える前に、

出来るだけあのバイクの女と1対1で

戦う方が少しでも勝てる確率を上げれるだろ。

あいつとやり合えるのはお前しかいない。

あのバイクの女はお前に任せるぞ、零」

「……ええ、わかったわ。でももしあいつが

居なかったらあなたの所に戻って協力するから。

最後は二人で行きましょうね」

はじめ

「ああ、ありがたいよ。二人で一緒にだな」

「うん!一緒に行きましょ!

それで、装備はどれくらい残ってるの?」

はじめ

「アサルトライフルと、マグネット爆弾が

3個位しかもう残ってない。あとハンドガンが

1丁だな。ライフルの弾は十分残ってるな」

「念の為ハンドガンをもらえるかな?

私、それの方が使い慣れてるし」

はじめ

「ああ、構わないよ」

「よし!じゃあ決まりね。

ギュータンはハッキングで混乱を起こして、

はじめはその間に地下に行って

区民を逃がして警備をおびき寄せて、

その間に私は上を目指して

バイクの女が居れば倒す これでいいかな?」

ギュータン

「オケ、まーかせて」

はじめ

「問題ない。やってやろう。

久々に大暴れだな!」

「頑張りましょう!」(……待ってて地区長。

必ずはじめを連れて会いに行くからね……)


つづく





挿絵(By みてみん)

はじめ

「何?また挿絵が無いだと?

それより零の奴、様子が変だったような…

零が気になるって人は

高評価、ブクマしてくれよな!お願いだよ!」

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