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第十四話 タブー

挿絵(By みてみん)


はじめ

「それでレジスタンスに入ってからは

人生が変わったよ。

サイバー班のお陰で地区の外の情報を

見れるようになったんだ」

ギュータン

「あーしらがサイバーの力で

この地区が地区の外との

通信妨害してるのを突破して

あーしらレジスタンスは東京とかの

インターネット見放題なんだよ」

「そうだったのね……」

はじめ

「それで外ではオスの事を男って呼んでる事や

その男って奴と女が好き同士になったら

S〇Xして子供が出来るってわかったんだよ。

やっぱりこの地区はおかしいって

わかったんだ。あの時は嬉しかったなー」

「!!……ちょ、ちょっと……」

ギュータン

「ねえ零!S〇Xってどんな感じー?」

「え!?……ちょっと待ってよ……」

はじめ

「零は外から来たんだから男と

S〇Xしてるんだよな!?楽しいのか?」

ギュータン

「あーしもS〇Xしたーい」

はじめ

「私は○○もしてみたいぞ!どんな感じだ?」

「二人とも!やめてよ!」

ギュータン

「東京のエロ動画で知ってるもんねー!

地区の外では皆あんな事してるんでしょ?

あーしは○○〇も使ってみたいなー」

はじめ

「私は○○とか○○もやってみたいぞ!

あと○○○も着てみたい!

なあ零!お前は○○に○○で○○して

その後○○した事あるか!?」

「…………こ、こ、この地区は……

丁度いい奴いねーのかーーーー!!!!!」


はじめ

「……どうしたんだよ零?」

ギュータン

「あーしら何か悪い事言った?」

「そうか、知らないのよね。あのね、

外ではそういう話は大っぴらに話しちゃ

ダメなの。わかった?」

はじめ

「え?そうなのか?S〇Xがタブー視

されてるのか?ここと変わんないな」

「そういう訳じゃないけど、そういう事は

基本人前では話さないのが常識なの!」

ギュータン

「でもさー性欲って言う原動力があるから

子孫が残されるんでしょ?もし性欲が無かったら

子供作ろうと思わないじゃん?

性欲って悪い事って思われてんの?外では?」

「……それもそうだけど、何だろう、

言い返せない自分が居るわー」

はじめ

「外では子孫を残す事が

悪い事になってるのか?」

「そんな事ないわよ。ねえ、あなた達もし

この地区から外に出たら、どうするつもり?」

はじめ

「そりゃ真っ先に〇〇して○○して

思う存分○○したい!あと○〇使ったり」

ギュータン

「いーねー!あーしは

○○に○○でしょ、あと○○とか○○も、

○○に飽きたら逆に○○してそれから……」

「……使えなーーーーーーーーい!!!」

はじめ

「何だよ折角盛り上ってんのに」

「全部使えないわ!ほとんど○○じゃない!」

はじめ

「なんだ、外に出たらもっと自由に楽しめると

思ってたのに」

ギュータン

「そだねー。外のノリに合わせないと

男がドン引きしたら○○出来ないねメンドー」

「……この地区で育ったらこんな風になるのね」

はじめ

「なあ、恋愛ってどんな感じだ?

恋愛もタブーなのか?」

「恋愛はそんなにタブーな感じでもないわ」

ギュータン

「へー、恋愛はS〇X程タブーじゃないんだね。

その差は何なの?

恋愛も結局は子孫を残すっていう目的の

ステップアップなんでしょ?」

「……それもそうねえ……

なんか洗脳されて私がおかしいみたいに

思えてきちゃってるじゃない!やめてよー」

はじめ

「お前も男と恋愛したのか?」

「うん…まあね……」

はじめ

「恋愛って楽しいか?どうだった?」

「うーん、楽しい時もあればそうじゃ無い時も

あるかな……」

ギュータン

「あれ?また聞いちゃいけなかった?

もうわかんなーい」

「そんな事ないわよ。今日はもうこの辺で

終わりにしない?」

はじめ・ギュータン

「・・・・・」


その夜

 

 零が自宅に戻ると丁度課長から電話が来た。

「もしもし零ですがどうしました?」

課長

「生きていたか零君。心配してたんだぞ。

潜入捜査の進捗はどうだね?」

「少しずつですが進展しています。

それで、何か用件がおありでは?」

課長

「おお、そうだった。君にも一応

伝えておいた方がいいと思ってね。

出発前に君が話したあの赤い服の少女、

脱走してきた少女を覚えてるかね?」



挿絵(By みてみん)



「はい覚えてますアリスちゃんですね。

あの子がどうかしましたか?」

課長

「あの子は我々警察が管理する

要人保護施設で保護してたんだが、

何者かに誘拐されてしまったようだ」

「ええ?本当ですか?」

課長

「ああ。夜中にやられたようだ。

窓が開いていてもぬけの殻だったらしい」

「そんな……」

課長

「君の捜査にも関係あるかもしれないと

思ってね、伝えておこうと思ったんだよ。

それと、生存確認も兼ねてね。

私からは以上だ。良いかね?」

「……了解しました。では」


 零は電話を切った。







挿絵(By みてみん)

「今日は色々あったわね……

わかったのは、

体外受精して妊娠してるって事ね。


 私の推測では、地区の外の精子バンクから

極秘に精子を手に入れて

それで体外受精してるんじゃないかって

そう思うの。これなら一人でも妊娠できる謎も

説明つくわよね。カップル二人が

二人とも妊娠できるっていう話も同じね。

でもこれだと女の子ばかり産まれる謎が

説明できない。この推測が正しいなら

産み分けか、男の子と判れば中絶って事に

なってしまうわね。倫理的に許されない事なら

証拠をつかまないと。

 

 他の推測は、何らかの方法で卵子同士で

妊娠してるって事。でも、これだと

カップルが妊娠出来ても

一人で妊娠出来る謎が説明出来ないわ。


 あーもう、謎を解く度にまた謎が出て来る。

でもこの地区での天子様の力ってのは

かなり医学的な何かって事ね。着実に

前進してるわ。頑張らないとね。


 それと、気になった事……

はじめとギュータンが言ってたわね。

子孫を残す事は悪い事なのか?みたいな事。

正直、言い返せなかったわ。

思えば、なんで男と女が惹かれ合って

愛し合う事をタブー視するのかしら。私達。

そういう事ってなんか、

このウーマン地区の存在そのものにも

関係すると思うのよね。

男と女の間のすれ違いとか、摩擦とか、

そういうのがこの地区を生み出したのかなって

そんな気がしたわ。

でも今は……上手く考えをまとめられないわ…


 さて、明日はサーバールームに潜入よ。

秘密警察を探ればこの地区の闇に

近づけるかもしれないわ。

天使の塔の医療スタッフから

情報を聞き出すって方法も考えたけど、

無関係な市民を危険にさらすのは良くないし、

やっぱり狙うのは秘密警察ね。

それに、あのバイクの女……

私がこの地区の闇を追うなら、

いつか必ずまたあいつと対立する時が来る。

今度はこっちから攻める番ね。

あいつの個人情報だって掴めるかも知れないし。

やってやるわ。私なら出来る。必ず」




挿絵(By みてみん) 

「・・・」


挿絵(By みてみん)

「・・・・・」


挿絵(By みてみん)

「・・・・・・・」


挿絵(By みてみん)

「・・・・・・・・・」


挿絵(By みてみん)



つづく

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