第十話 変装
3人は無事にガレージに辿り着いた。
車から降り、3人は緊張が解け安堵した。
はじめ
「は~~、死ぬかと思ったよ」
ギュータン
「もうダメかと思ったー」
零
「はあ……あんな奴、大した事ないわ」
はじめ
「お前、大した奴だな。あの強制執行員を
撃退するなんてな」
零
「ねえ、協力しましょ。私は引き続き
警察を続けてそっちに有力な情報があれば
教えるから、私達手を組んだ方がいいと思うわ」
はじめ
「……悪いがまた明日来てくれ。
……大勢の仲間を失ったんだ。
今はそんな事考えれる気分じゃ無いんだ」
零
「ああ……それもそうね。ごめんなさい」
はじめ
「もう私の仲間は、ギュータンと……
お前だけだ。零」
零
「え?……」
はじめ
「頼んだぞ!」
零
「ええ、勿論よ!よろしくねはじめ!
ギュータンも!」
ギュータン
「うん!零ちゃんが仲間入りだねー!」
はじめ
「あーー、今日はもうここまでにしよう。
また明日各自ここに集まってくれ」
翌日 ガレージ レジスタンス活動拠点
零
「みんな居るー?」
はじめ
「おお来たか零。お前昨日強制執行員と
銃撃になっただろ?警察に何て言ったんだ?
お前も警察なんだから仲間同士で
撃ち合った事になるだろ?」
零
「ああ、今日呼び出されたわ。
秘密警察の事自体知らなかったって、
私を撃って来たからレジスタンスの仲間だと
思ったって言ってやったわ。
あなた達に車で連れていかれて、
引っ越して来たばかりで
警察の事何も知らないって言ったら車から
降ろされたって言ったら解放されたわ。
安心して。あなた達の事何も話してないから」
はじめ
「そうか。ならいいんだけどな」
ギュータン
「はじめー今日は何すんのー?」
はじめ
「これからどうするかだな。
この地区をぶっ潰す為に政府機関に
打撃を与えたい。有効な方法を話し合いたい。
零、おまえはどう思う?」
零
「私は、先に天使の塔の秘密を知りたいわ」
ギュータン
「政府機関に打撃って言っても
情報が少なすぎると思うよ?それに
何をするにしても秘密警察が邪魔過ぎるねー
昨日もそうだったし。」
零
「ねえ、はじめもこの地区の妊娠出産の秘密を
暴きたいんでしょ?その秘密や証拠をつかんで
地区の外、つまり東京にリークしても
地区を潰せるかも知れないわ。警視庁が
介入してくれるかも知れないし。その方が
合理的じゃない?」
はじめ
「……確かに。いかにも警察らしい発想だな」
零
「まずは天使の塔をもっと探ってみない?
いいアイディアがあるんだけど」
はじめ
「何だよ?」
零
「あそこは妊娠希望する女性ペアが
行く場所でしょ?だから
私とはじめでペアになって天使の塔に
入ってみない?」
はじめ
「ええ?お、お前何言ってんだ?」
零
「カップルのフリをするだけよ。
中に入って医者とかカウンセラーとかに
どうやって妊娠出産してるか
出来るだけ探りを入れてみるのよ。
少なくとも今までとは違うアプローチでしょ?
新しい何かが知れるかも知れないわ」
はじめ
「確かに……内側から攻める か。
悪くないな」
零
「それと、ギュータン。秘密警察が
邪魔なんでしょ?」
ギュータン
「そだねーあいつらのせいで動きづらいなー」
零
「なら、秘密警察をもっと知らないと。
だからね、秘密警察をおびき出して
捕まえてみない?」
ギュータン
「ええ~零!無茶過ぎるよ~」
零
「私とはじめが居れば一人捕まえる事ぐらい
出来ると思うわ。
私とはじめでカップルになって
天使の塔に潜入して情報を探る。
その後街で秘密警察をおびき出して捕まえて
情報を聞き出す。これでどうかな?」
はじめ
「やっぱ警察は情報が好きなんだな。
いい作戦だ。……やってみるか」
零
「決まりね。ギュータンはバックアップとか
監視カメラのハッキングで私達の
支援を頼める?」
ギュータン
「まーかせて!あーしの出番だね!」
零
「それでね、はじめ。まだあるんだけど」
はじめ
「何だよ?」
零
「ほら、私警察やってるじゃない?
またこの前みたいに
警察の私が秘密警察とトラブったら
面倒だから、変装していきたいのよ」
はじめ
「確かに素性を隠した方が動きやすいな。
お前の場合は特にな。
私も極力目立たない方がいいし、
よし、当日は変装して天使の塔に
潜入するか」
ギュータン
「……なんか、二人とも楽しんでない?
これ作戦なんだよ?コスプレパーティーじゃ
ないからね?」
零
「わかってるってば~」
はじめ
「心配すんなって~」
ギュータン
「なんか二人ともニヤついてない?
大丈夫かなー」
零とはじめは変装して素性を隠して
天使の塔に潜入し、
内部から情報を探る事になった。
つづく
はじめ
「なんだ?今回は挿絵無いのか?すまないな。
でも続きが読みたいって思ってくれたら
高評価とかブクマしてくれたら助かるよ」




