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第一章 氷城の里と雪乃の過去

初めまして~けんむすです!

初めての書いてるのでめっちゃドキドキしてるんですけど、楽しく読んでいただければ幸いです。

 私の名前は氷城雪乃ひょうじょうゆきの。女子で13歳。

 見た目は透き通るような白銀の髪と真っ白な肌、深いサファイアのような瞳。身長は165cm。6歳で氷城の依代としてえらばれ、左腕に依代の証の氷の痣がある。他にも炎の依代、雷の依代、風の依代がある。炎雷風氷の依代えんらいふうひょうと呼ばれている。

 年に一度、舞を舞って、国に生きる者たち全員に祝福を与えている。これを、巡礼という。

 依代が死ぬと、次の依代が生まれ、受け継がれていく。ただ、神にそれほど変わらないので、国に生きる者に慕われているが、それを排除、利用しようとするものや、信仰心の強さから、さらわれることも少なくない。排除、利用しようとするものから(簒奪者(さんだつしゃ))襲われるため、炎雷風氷の依代は強い力を与えられているといわれている。

 …私の母も氷城の依代だったため、襲撃に遭って亡くなった。そのすぐ後に私の能力は覚醒したが、周りからはよく思われておらず、私の育った氷城の里では、私はさげすまれ、父親からも見放された。

 そう。いくら珍しい力であっても、私は、氷城の依代になりたくなかった。

 私はただ、あの里から出て、お姉ちゃんと一緒にゆっくり暮らしていきたかったのに。

 私は3人家族だ。先ほど言った通り、私が六歳の時に母は巡礼後に簒奪者からの襲撃に遭って亡くなった。まだ35歳と若かった。その知らせを受けた後すぐに私は部屋で依代に選ばれた。本来なら母子で生まれるはずのない依代に。そのせいで私は里のものからはさげすまれ、父からは見放された。私に唯一残ったのは姉の幸音(ゆきね)だった。幸音も唯一の母親が亡くなって悲しいはずなのに、私には一切涙を見せず、母親の後にすぐ依代に選ばれて里の皆が()()()()()()()()()()()()などと私を言う中で、幸音だけは私に寄り添い、私を守るために護衛官になった。

 本当なら私なんかに振り回されずに幸せに生きる道があったはずなのに、私は幸音の幸せを閉ざしてしまった。

 父や、里からも愛されている幸音を。

 母が愛した幸音を。

 たった一人の、守ってくれる姉を。

 私は、そんな幸音の幸せを閉ざしてしまった。

 それなのに幸音はいつも私を助けてくれる。簒奪者に襲われたときも、自分の身を顧みずに私を守るために戦った。幸音の手はいつも震えていた。大好きな優しい姉に、私を守るために傷ついてほしくないとおもった。

 そんな私は、今年で13歳になり、依代の選ばれて七年がたった。

 今日、護衛官である幸音と一緒に炎雷風氷の依代をまとめる、依代総本部、中城で行われる初の依代会議に参加する。

 今から中城に出発して、初の依代会議を終えても、もう氷城の里には戻ってこない。

 13歳になった今、氷城で事務作業もできるだろう、いろんな書類やらをやってもらわなければいけないなどで、私は氷城の里から氷城に引っ越しして、これからは氷城で過ごす。氷城で事務作業などが山積みになってまっている。

「ちょっとっ、その恰好どうにかしなさいっ」

「えー。でも今から長旅でしょぉ?めんどくさいじゃん、これでいいよぉ。私、氷城の依代だし。」

 初の依代会議なんだから!とか言って幸音は私の服を引っぺがし、冬用の動きやすい着物をクローゼットから引っ張り出してきて私に着せる。

「はー。あんたってホントに無駄にかわいいのと和服似合うわよねぇ。うらやましいったらありゃあしないわ」

「無駄て。お姉ちゃんこそかわいいし、洋服似合うじゃん。私はそっちのほうがうらやましいわぁ」

 なんだとぉー!?と二人してにらみ合ってから二人で笑った。

 迎えの車が来て氷城へ持っていく荷物を積み込んでもらう。

「さて。無事に到着できるのを祈ろうかねぇ」

 と言って私は依代の力を使い、氷で小さな梅の花を二つ作った。一つは自分に、もうひとつは幸音の胸ポケットに差し込んだ。無事何事もなく中城に到着し、初の依代会議を終えられることの祈りも込めて。そして、幸音が傷つかないようにという願いも添えて。

 私たちは、ドキドキしながら中城へ出発する。

 着いた先の中城で、予想もしていなかった事態になることなんて、つゆ知らず。


読んでいただいてありがとうございました。

感想をかいていただければ嬉しいです!

次回は、中城についてからのドタバタ劇編です。

炎雷風氷の依代たちが登場します。お楽しみに!



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