第6話:『怨霊の核(メビウス)の彼方へ』
1.(起)
吹き飛んだ……だと!?……そうか、今は実体化を解いている….実体がないのでそもそも頭部は飾りだ……だが視覚的には怪奇!相手をビビらせて、一瞬の隙を付くのには有効だな……それにしてもーーちっ!紛らわしいーー
2.(承)
E・M(注1)に目を向ける。銀次は、自身の胴体を貫いているE・Mの片腕を完全に『固定』している。わたしは……ひとつ溜息をついた。……やれやれ。解除できないというなら、本来の姿に戻すまでだ。
3.(転)
わたしの姿を模写していたE・Mを、その場で霊球に還元する。案の定、それは銀次の胴体をのみこんだまま凝縮された。….ほらほら、さっさと霊圧解除しないか、銀次。ーー今度はお前の身体が内部から吹っ飛ぶ番だぜ?
4.(結)
……銀次……お前を完全に消滅させるには、その精神に深く根を張る『怨霊の核』を消滅させるしかない。……そして既に、わたしの『シーカーズ』は、お前の『核』を完全に捉えている。
銀次は状況を理解しているのかいないのか、なおも不適な面構えを崩さない。
……だが、霊球弾がすでに銀次!……お前の『核』に指を掛けているんだぜ。
ーーE・Mもろとも、塵になりやがれーー
※ (注1)能力名:エーテル・マニピュレーション(Ether Manipulation)の略称




