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第11話:『たかが、両腕をやられただけだ!」

     1.(起)

香織(銀次)の両腕、その肘関節から先が異様な形状へと変貌していた。

膨大な霊気が肉体の限界を超えて溢れ出し、内側から香織の皮膚を、骨を、突き破っている。……それは、獲物を断つためだけに特化した「カマキリの手刀」そのものだった。


     2.(承)

あの鎌でやられたのか……迂闊だった。まさか香織を出すとは……タイミングを外されたか……。


ーーしかしーーたかが…………


     3.(転)

➖➖たかが、両腕をやられただけだ!…………とでも思ったか……?おい、佐和子……てめぇ、まさかとは思うが、気を失ってすぐに覚醒したと思ってんじゃないだろうな?➖➖


     4.(結)

!?……何を言っている……?……ち、違うのか……?……!!ま、まさか!これってーー!!


次の瞬間!ゾンビ化した村人達が振り翳した鍬や鎌を私に向かって一斉に振り下ろした。……マ、マジかっ!ーー動けない!ヤバッ、ヤバいぞーーーー!!


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