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神の武器を偶然手にした3人の男子高校生たちのあれこれです。
全然タイプの違う3人が全然違う目的で共に戦う話です。
戦闘シーンのクオリティーには期待しないでください。
戦闘重視というわけではありません。
とある学校のいつも通りの昼休み。
1人の男子がため息をついた。。
「ほんっっと、雄大って男にしておくにはもったいないよな。女だったら俺の彼女に……ふへへへ……」
彼は教室で一緒に食事をしている友人を見て言った。
彼に雄大と呼ばれた少年は高校生の平均身長よりも少し……いや、かなり低く、顔も幼くかわいらしい顔付きであった。
とても高校生には見えない。
雄大は呆れたような顔で友人を見た。
「はぁ?俺は男だよ。んな、アホなこと言ってねーで女にアプローチの一つや二つして来いや。」
「それができたら苦労してないって~。」
友人は泣き真似をしながら悲痛な声を出す。
2人の会話を聞いていた別の友人が感心したように口を開く。
「雄大って見た目に似合わず男前だよな。」
先ほどぼやいていた男はそれを聞いて、すぐに泣き真似をやめた。
「ほんとそれな!かわいくねー!」
「男にかわいさを求めるな、バカ。」
顔のせいで女の子扱いされるのには慣れていたが、中身まで女の子っぽいと思われるのは心底不本意な雄大であった。
近くの席で女子に囲まれて笑顔を振りまいていた人物が雄大の方を振り返った。
「あっれ~?雄大ちゃん女の子じゃなかったの~?」
人の神経を逆立てするような言い方であったが、雄大は少し嫌そうな顔をしただけだった。
「ちげーよ。あんた女子に囲まれすぎて目でもおかしくなったんじゃねーの?」
「え~!だって、みんなだって雄大くんのこと女の子だと思ったでしょ~?」
男は周りの女子に見渡して言った。
彼の周りの女子はクラスの中心に位置する明るいタイプがほとんどだったので、この話題にノリノリであった。
「確かに確かに!雄大くん超かわいいもんね~!」
「でも、話してみると全然そんなことなくて~!」
「そうそう!性格だけならかっこいいよね~!」
「絶対モテてたよ!時雨くんみたいに見た目もかっこよかったら~!」
女子に囲まれている男の名前は時雨である。
時雨は口元に笑みを浮かべて女の子に甘い声で囁く。
「俺みたいな性格はモテないってこと~?」
女子は益々盛り上がった。
「そんなことないよ!時雨めちゃめちゃモテてんじゃん!」
「時雨超かっこいいよ!」
「でも、彼氏にするなら嫌だな~。時雨チャラいし。」
「え~、ひっどいなぁ~!」
時雨はおちゃらけて返す。
雄大はもはや呆れた表情しか浮かべていなかった。
「おまえら人の顔の話で盛り上がるなよ。」
雄大は小さい頃から女顔のせいでよくからかわれたが、その性格ゆえに大して気にしなかった。
周りも顔と中身にギャップを覚えつつも、雄大の男前な性格に人が集まった。




