狂獣の登場
「面白くなりそうだね。僕も混ざろうかな」
プレズィール街の上空の空間にゲートが開かれた場所から、数キロ離れた場所から1人の金髪の美少年らしき人物が笑っていた。
「御主はこの件に干渉でいてくれるかの」
「あなたが、混ざると直ぐに決着がついてしまうでしょ」
その背後から2人の人物が現れた。1人は、金髪の幼そうな美少女、一人は銀髪の美女だ。突然背後から現れたのに驚いていないことを見ると、2人が背後から現れることに築いているようだ。
「けど、良いのかい?あのゲートの神威から察するに、神獣種、固体種クラスだよ。例え下位クラスだとしても、君達以外に倒せる契約者がいるのかい?」
「心配は無用じゃ。何と言ったって妾達が育てた者が、ここにおるからのう」
背後から現れた2人の言葉に、更に笑みが増し、神威が身体から溢れ出すが、直ぐに溢れ出す神威は消えうせた。
「今回のところは、高見の見物といこうかな。そっちの方が面白くなりそうだし、いいよ」
今回は干渉しないと言葉を聞いた後、2人は姿を消した。
「それにしても、神獣種、個体種の下位クラスを倒せる契約者か。そういうことは、新しい11人目の僕達の同士という確立が高いかな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
テスタメント学園の理事長室にアタナシアとウルミラが話し合っていた。
「しかし、本当に良かったのかのう。優里に狂獣を任せて。彼奴は、自分の力を他の者に見せたくなかったのじゃろうし」
「遅かれ早かれ優里のことは何ればれるわ。それに私達の修行を終えて数年たって何処まで強くなったか知りたいわ」
2人は優里を狂獣にこのまま戦わせて良かったのか、と話していた。
「しかし、ブレスレッドをつけているからのう。あれをつけたままでは、無理ではないかの」
「危なくなったら外すでしょう。《超越者》特有の力を使うかは置いておいて」
「なら我等は今回は、干渉をしないで置くかの」
2人はそう言って理事長室から姿を消した。その直後に、理事長室の外の廊下から足音が聞こえてきた。
「ポースフォス様、アビプシュパ様いらっしゃいますか?」
足音の正体は、テスタメント学園の職員だった。そして理事長室のドアをノックする。が、アタナシアとウルミラは消えたので、理事長室には誰も居ない。理事長の不在が分かった教員は、すぐさまレイアにその報告を知らせに行った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんな一方で優里達は、カリスの人達を近い地下シェルターの所まで送り、学園に向かっていた。
「なあ、このまま学園に向かっていいのか?ゲートは、直ぐ近くにあるんだぞ」
優里達の直ぐ近くの上空には巨大な黒い球状の穴が出現していた。
「大丈夫ですわ。ゲートが現れたても、何も直ぐ出てくるって言うわけでもないんですの。差は有りますけれど、最低10分は平気ですわ。それまでにわたくし達は、テスタメント学園に行って指示をうけるのですわ」
エレナの言葉を聞き優里は、納得し急いでテスタメント学園に向かった。みんなその時には気づいていなかったが、アウローラの様子が少し変だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
優里達は、テスタメント学園に着き、メールに書かれていた門の前に行ったが、レイアしか居なかった。
「遅かったな。お前達が最後だ。他は、全員もう指示に従って動いている。今から指示を出すから良く聞けよ」
「「「「はい」」」」
レイアの言葉に返事をし、レイアの指示を聞くことに集中する。
「フロガ、エヴィエニス、神崎は、逃げ遅れている生徒または民間人がいないかさがして、居る場合は地下シェルターに連れて行け。そして新城は、私とゲートから狂獣が出てくるまで待機だ。力を温存しておけ」
「「「了解」」」
その指示に3人は、返事をしたが1人はしなかった。その人物は
「レイア先生!何で、私達は狂獣と戦わせて貰えないんですか?出来るだけ数が多いほうがいいじゃないですか!」
アウローラだった。アウローラは、レイアに何故戦わせてもらえないかと抗議したが、レイアは「はぁ」とため息を少しだけ吐く。そして、神威を高めてアウローラに威圧する。すると、優里以外が後ろに飛ぶ。
「今ので分かったか。要するに新城以外、足手まといだ。下級、中級クラスの龍種、精霊種、聖獣種、魔獣種、妖怪種なら兎も角、あのゲートのから感じる神威は上級クラスを優に超えている」
その説明にアウローラは、渋々納得して、逃げ遅れている生徒または民間人が居るか探しに行く。それに続いて、エレナ、輝夜も行動を開始した。
「新城すまないが私と2人で狂獣と戦ってもらう。今は理事長の2人は行方不明で、Sクラス以上の生徒は、全員クエストに行っていて、他の先生達は地下シェルターでもしもの時が無いように生徒、民間人を守っているいるからな。それに今回の狂獣は、先生達では足手まといになるかもしれんしな」
「俺もレイア先生の足を引っ張らないように頑張ります」
ータイミング悪すぎだろうアタナシアとウルミラ。修行後の数年間でどれだけ強くなったとか、遠くでみてないだろうな。まあ、片方は今外して、やばくなったらもう一個も外そう。
優里は、レイアにばれない様に、さり気無く、違和感無く、片腕に付けていたブレスレッドを外す。そして、狂獣がゲートから現れるまでレイアと話しをしながら体力を温存していた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれから十数分後、ゲートに異変が起きた。ゲートの中から外に向けて強風が吹き出した。そしてゲートから狂獣が出てきて、ゲートは消失した。
闇、暗黒と言う言葉が似合う何者をも飲み込みそうな漆黒の巨大な身体に血のような赤の鋭い瞳、巨大な双翼、巨大鋭いクチバシ、巨大な鋭い爪、それがゲートから出てきた狂獣の特徴だ。因みに全ての狂獣の特徴は、漆黒の身体に赤い瞳だ。
そして狂獣は大声で叫び暴れだす。
次回は狂獣との戦いです。




