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契約者と契約獣の魂融合  作者: 高島京佑
テスタメント学園入学編
16/26

ランクの説明

「これは優里が知っていることだと思うけど、ランクには下からF,E,D,C,B,A,S,SSの順番があるの」


「おう、それは今日レイア先生が言っていたからな」


「実はこのランクにはまだ順番のつけ方があって、それはF,E,D,C,B,A,S,SSの後ろに+か-が付くの。-の意味はこのランクでも下位という意味で、+の意味がこのランク上位という意味で、何もついていなければ、普通ということ。私達はまだ成り立てだから+、-はつかなくて、3ヶ月に一度だけ行われるバトルロワイヤルをして、決められるらしいの。勿論、戦闘が苦手な人は、授業の実績で+か-を決めれるみたいよ。順位関連のことはこれくらいね」


「ランクの順位が高いと何か特典が付いてくるのか?」


「強さの証、誇り、見たいな精神的なこともあるでしょうけど、それはBクラスまでの話し。Aランク以上からテスタメント学園から提示されるクエストを受けることが出来るのよ。そしてAランク以上の同行者がいれば、B以下の人達でもチームメンバーとしてクエストに参加できるの。更にクエストの報酬を2割テスタメント学園に支払って残りの8割が受けた側に入ってくるの」


「そのクエストってどんな依頼があるんだ?」


「クエストの依頼は、7割をしめるのが狂獣(バーサーカー)の討伐で、2割が貴族、王族といった所謂偉い人の護衛で、残り1割が未発見の遺跡の調査や契約している契約獣(ミトラ)の力を使うような依頼よ。クエストには階級があって、Aクラスなら誰でも受けられるクエストをA級クエスト、Sクラス以上じゃないと受けられないS級クエスト、SS級しか受けられないSS級クエストもあるわ。ただSS級クエストなんて過去に依頼が来たことは無いらしいわ。まあ、ユーリは一番上のSSランクだから関係ないけどね」


「そのクエストの階級はどうやって決めているんだ?」


「レイア先生が中心に他の教員と話し合って決めているみたいよ」


「その時に理事長の2人は話し合いに参加していないのか?」


 優里はアタナシアとウルミラが、どんな仕事をしているのか聞いていないので、この階級決めの時は働いているのかなと思ってアウローラに聞く。


「まさか知らないのユーリ」


「え!?何が?」

 

 アウローラが驚愕したしょうな表情で聞いてくるが、優里はアウローラが言いたいことをまったく知らない。


「流石に神崎とエレナは知っているでしょう?」


「「知っています(わ)」」


「どういうことだ?」


 アウローラは、念のため他の2人が知っているか聞いてみると2人とも知っていたので安心した。だが、優里はまったく分からない。


「いいユーリ、《超越者》の存在は知っているわよね」


「それは、知っている」


 優里は超越者と言う事を知らなければおかしいのだ。何故なら、優里はその《超越者》の1人なのだから。


「超越者の存在理由は、神獣種、個体種、と龍種、精霊種、聖獣種、魔獣種、妖怪種の最上級クラスの討伐だけ。後は、自由に生きるのよ。金も地位も権力も【超越者】の後ろ盾が欲しい組織、《超越者》と関係を少しでも結んでおきたい組織が用意してくれるわ。私達契約者(ミスラ)には、絶対に破ってはいけない掟があるの。それは《超越者》に危害を与えること、《超越者》の気分を損ねないことよ。」


「もし、その掟を破ったらどうなるんだ?」


「一切の抵抗すらままならなく、蹂躙され、破壊され、最終的には何も残らなくなるのよ。馬鹿な契約者がその掟を破り、一国が滅ぼされたわ。そういう理由で理事長の2人アタナシア・ポースフォス様、ウルミラ・アビプシュパ様は神獣種、個体種、と龍種、精霊種、聖獣種、魔獣種、妖怪種の最上級クラスの討伐しかしなくていいのよ」


「そうなのか。話しを逸らしてすまなかったが、ランクの話しを再開させてくれ」


 優里は、話しを逸らしたことを誤り、ランクの話しを聞く。


「あとは、私達が住んでいる寮が、最低でもAクラスないと入居できないってとこぐらいかしら」


「それって俺らはランクが決まる前から入居していたのはどうしてだ?」


 優里は自分達が、ランクが決まっていないのにあの寮に入居したことが不思議に思って、アウローラに聞いた。


「それは、入試の実技でAランクが確実だと思った生徒に入居を許可しているからよ。ユーリも受けたでしょ」


「あ、ああ、そういえば受けたな」


 実のところ優里は入試なんか受けていない。何故ならアタナシアとウルミラが、無理やり転入させたからだ。優里は、このことは言ったら面倒なことになるだろうと思い、アウローラ、輝夜、エレナには、言わなかった。


「私が知っているのは、ここまでよ」


「ありがとな、アウローラ」


「別にこのくらいお礼を言われるくらいじゃないわよ」


 優里は、アウローラにお礼を言って少し頬を赤くしてアウローラを見て、エレナと輝夜の機嫌が悪くなった。それを見た優里は、世間話へと何とか話しをずらしていた。そして《カリス》に注文した料理を食べ終えて、アウローラ、エレナ、輝夜と喋っていた途端、急に地面が揺れ始めた。


「「「地震!?」」」


「いや、違う!」

 

 優里がみんなが地震と言ったのを否定した瞬間に街中に警報が鳴った。


『緊急警報、ゲートが現れました。狂獣が現れるので、住民の皆さん、及び、Bクラス以下の学生は、地下シェルターへ避難してください。繰り返します・・』


 警報をアナウンスされたと同時に優里、アウローラ、エレナ、輝夜にテスタメント学園に集合のメールが送られてきた。


 次回、初めての狂獣が出ます。

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