第二話 家出した私
「私、片方の目が青いでしょう?」
「ん~~?」
夜の公園のベンチに座り、私は話し始める。
月矢君の青い目が、私の目をとらえた。
じっと見つめる月矢君。
ちょ、そんな見られたらドキドキしちゃうって………。
「へぇっ、本当だ」
納得した月矢君は、少し距離を開けた。
私は少しホッとすると、つづけた。
「そのせいで私、ずっといじられてきたの。いやがらせもたくさんされた。お前は仲間外れだって」
「……」
月矢君は何も言わない。
「それでね、今日お母さんにそれを打ち明けたの。そしたら……」
神妙な面持ちで、月矢君がうなずいた。
「あんな優しい友達がそんなことするわけないでしょ?夢でも見てたの?また噓を言って。そんなこと見たことなかったわよ?あなたが何かしたんじゃない?って」
「はぁ!?」
急に出された大声に、私はびくりとする。
月矢君は意味が分からないというように眉をひそめた。
「なんだよそれ。どういう親だ」
「……普通だと思うけど」
「馬鹿。お前が鈍いから気づかないだけ。その親だいぶヤバいぜ」
「鈍い.......」
何だかショックを受ける私。
「んで、今日はどーすんの?帰るなら、送るぞ」
「え?あ、そっか……」
今気づいた。
いづれ、私は家に帰らなければいけないということに。
「……嫌」
「まっ、そうなるよなぁ~」
「お母さんに合わせる顔がないよ……」
飛び出した後、お母さんが「おかえり~」って迎えてくれるわけがないじゃないか……
「う~~ん……家出少女はめんどくさいなぁ」
「な」
家出少女……確かにそうなっちゃうけどさ?
「じゃあ、俺の家来る?」
「……は?」
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夜現れた不思議な少年、月矢ブルーリー・ムーンスと、私、凪。
今回では、凪の家出の理由が開かされます。
そしてその凪に、月矢は家に来ることを提案!?
これからどうなっちゃうの~?
次回もお楽しみに!!




