3/3
第三話 月矢の家
「じゃあ、俺の家来る?」
「……は?」
私は口をポカンと開け、月矢君を見た。
「……な、何言ってるの?」
「だから、俺の家に泊まるかって聞いてるの」
「えっ、ちょ、えええええええええええ!?」
「うるせっ!近所迷惑だぞ!」
月矢君が叫ぶが、そういう月矢君もいい勝負ではないか。
というか、ここの周りに家なんか一つもないぞ。
「で、どーすんの。俺の家に来る?」
「……家には、帰りたくないけど……月矢君に手間を取らせるわけには」
「俺はいい。ていうか、俺がよくなければんなこと言わないし」
ふはっと笑って「来るか?」いう月矢君。
月明かりに照らされて、腰に手を当てる月矢君は、なんだかすっごくカッコよかった。
「月矢君は、いいの?」
「うん。俺、親が仕事で海外に行ってるから」
「海外!?」
「そんくらい普通だよ」
月矢君、どういう環境で暮らしてんの?
私は少し不思議に思ったが、ありがたいことには変わりなかった。
私はおとなしく、とまらせていただくことにした。
ご覧くださりありがとうございます!
不思議度が増した月矢と、焦りながらも泊まることに決めた凪。
月矢の家出凪はどうなるのか?次回もお楽しみに!




