第一話 家出した私と青い目の君
飛び出した私の見方になってくれた君と私
「もういいっ!」
「あっ、待ちなさい凪!」
お母さんの声を振り切り、私はドアを開けた。
裸足で道を走り、追いかけてくるお母さんをまくため、道を曲がる。
見失ってくれたようなお母さんを横目に、私はまた走った。
はぁ、はぁ。
だいぶ走ったなと思い、立ちどまる。
裸足だから、足がチクチクする。
そのせいで、余計に心の痛みが増して、涙があふれる。
「うっ……うぁぁぁぁぁぁん」
その場にうずくまり、ひたすら泣く。
時計を見ると、そこには「19時40分」の表示があった。
こんな事をしても、来てくれる人なんていない時間。そう分かっていても涙は止まらなかった。
「何、泣いてんの。お前」
ふと、そんな声が耳に届いた気がした。
私は涙でぐちゃぐちゃになった顔をあげる。
「だっ、ぇぐっ、誰……?あっ、あなたはっ」
声の主は、一人の男の子だった。
涙ながらに聞くも、男の子は答えない。
日本人らしくない、綺麗な青い目に月を映し、その男の子はしゃがんだ。
「何があったんだ。俺でよければ、聞くから。」
「………っ」
月明かりに照らされて、男の子の姿がよく見える。
明るい茶髪に、青色の瞳。
綺麗なその姿に、私は声を出せなかった。
「俺は、ブルーリー。月矢・ブルーリー・ムーンス。俺、ハーフなんだよね」
「月矢、君……」
「さっ、何があったか話してみろ!膝とも談合っていうだろ!」
そのことわざは知らなかったけれど、月矢君の言葉には力強さがあって、信用できそうな気がした。
私はぽつりぽつりと、私が家から出てきた経緯を話していった。
ご覧くださりありがとうございます!
初めての作品ですが、なかなかうまくできたと思います。
是非温かく見守ってくれると嬉しいです。




