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冴えない王配に女王陛下の好感度がわかるようになりました  作者: きつねうどん
【完結記念】 本編解説
40/47

第一章 キャラクター紹介 前編

一人ひとりが長すぎるので、もう3分割です。ごめんなさい。

ちなみに主人公のオズモンドが一番説明文が多いのですが、その次は何故か一言も喋ってないフローレンス王妃です。

① 名前の由来

② 役割について・小話

③ 王配について(オズモンドのみ)

以上3つに分けて説明します。


学園にいる、ゲーム関係者のカイトやクロエ、アイリスちゃんなどの攻略対象の女の子は第0章に記載しておりますので、そちらをご覧下さい。


〜ノーザンデリア王国〜


オズモンド・ノーザンデリア(主人公)


① 主人公ですが適当です。

調べてみると、古い英語の「霊感を受けた」「神の」という意味があるそうです。

実は初期名はオズワルドでした。

こちらは古い英語で「並外れた、強力な」という意味があるそうです。

Ep13でリリアンヌが「高圧的というか、プライドが高いイメージがあった」と言っていましたが、実はこれ制作初期、作者が考えていたオズワルドの性格でもありました。

猫舌なのも、オズワルドがそうだった為オズモンドが引き継ぎました。


② 常識人&ツッコミ役&苦労人の三拍子をイメージして書いていました。

コテコテのお坊ちゃんではなく、ある程度庶民的なイメージで作者や読者の皆さんにも親しみやすいキャラにしていました。

母が平民出身なのも、そのためです。

男性主人公で、苦労しているキャラを書きたかった為考えた結果、「入婿」が最初に思い浮かびました。

その中でいわゆる奥さんの知名度が高い、華がある夫となると女王の夫である王配が思い浮かびました。

問題を抱えた彼に対して、少しでも腕輪をきっかけに夫婦関係が戻り、自分の力で乗り越え成長して欲しいなという、作者心を持ってこの作品を作っていました。


③ 主人公が王配と中々マニアックな役職だったと思いますが、王配は現実世界にもいらっしゃいますし、オズモンドと同じ様に肩身の狭い思いをされていた方も沢山いらっしゃいます。

知名度は低いものの、女王陛下を支え彼女達に愛されていた王配の方も沢山いらっしゃいます。

オズモンドも実際いらっしゃる、王配の方々を参考にさせていただきました。

公爵や騎士団、総司令長などの役職ですね。


王配も様々な方がいてオズモンドは政治に参加していませんでしたが、女王と共に共同政治をされていた方もいらっしゃいますし、結婚前は軍人や外交官としてのキャリアを持っていたにも関わらず、それを捨てて女王陛下を支える為人生を捧げた方もいらっしゃいます。

オズモンドもEp12で「機密文書を読むことが許されない」と言っていましたが、これは現実世界も同じです。

閲覧権がなく、共同政治ができる正式な「王配殿下」の地位を得ることが出来なかった為です。


オズモンドは正式な王配ですが、政治参加が出来ないようにしていました。

これは父のバートラム王が大臣に圧力をかけていた事に由来しています。

何故、バートラムが圧力、規制をかけていたのかというと、女王が幼い為大臣や左省官、右省官の中で政治を乗っ取ろうとする人物から彼女を守る為でもありました。

自分が悪者になってでも、リリアンヌを守りたかったのです。

同じ事を息子もするのではないかと、大臣達が危機感を持っていた為オズモンドもそれを受け入れていました。


王配は呼称でもわかりますが、リリアンヌは女王「陛下」と呼ばれていますが、オズモンドは王配「殿下」と呼ばれていました。

位の高さは陛下>殿下なのですが、男女を逆にして女性、王妃の場合「殿下」ではなく「陛下」と呼ばれているのです。

これっておかしいですよね?

同じ王の配偶者にも関わらず、男女で呼称が違うのです。

それは現実世界も同じで、不平等だと意見した王配の方もいらっしゃいます。

王配という立場は珍しいのもありますが、それ故冷遇されているのもあるかもしれません。

この作品を通じて王配に興味を持っていただけたら嬉しいです。


リリアンヌ・ノーザンデリア


① 初期名はマリアだったのですが、アイリスちゃんのキャラが出来て姉妹で揃えた方がいいと思い、聖母マリアが最初思い浮かんだのでイメージに使われている、百合(リリィ)を名前の由来としました。

百合の花言葉は「純粋」「無垢」「純潔」「威厳」があります。


② 今作のヒロインとして最初、25歳とそこそこ大人の女性でしたが、箱入り娘というイメージを出したかったので世間知らずで子供っぽく書いていました。

ヒロインだからと言って、あざとくならない様に作者の経験や性格を交えながら書いておりました。

リリアンヌの頑固な所と泳げないのに海に入りたい乙女心は作者の物でした。

女王として、立派に役目を果たし凛としていて威厳のある姿も描写したいと考えていました。

女性として、妻として女王としてとても素敵なキャラだったと思います。


スカーレット・ノーザンデリア


① 親子共に花の名前です。スカーレットの花言葉は「純愛」「小さな強さ」「印象的」「秘められた情熱」などがあります。

Ep7でオズモンドがその花に対して「目が離せなくて」と言っていましたが、花言葉の「印象的」に(なぞら)えたものでした。


② まず容姿が決まっていたので、名前の候補としては「ローザ」(バラ、ローズ)もありましたが、植木鉢のシーンをやりたいと思っていたので、花壇のイメージがあるバラはやめてスカーレットにしました。

少ししか出ていませんが、名前や性別を示す髪飾りはEp6とEp7の段階から出していました。

性格は幼い頃は甘やかされて、我が儘な感じにしていますが、素直ですし人の心を掴むのが上手いタイプです。

成長し、女王として即位しますが、花言葉のように情熱的で凛々しい、力強い女王になってくれるでしょう。


ジャック・ノーザンデリア=ノーザンフォート


① 実はカイトの苗字をもじったものでもありました。

童話の「ジャックと豆の木」から名付けています。

童話の舞台が雲の上と苗字の「空島」を連想させるものだと作者が思ったからですね。

また「蕾(祖父)→花(母)→実(自分)」と豆を実として、親子三代になるようにしていました。

また、種の意味もあるので繰り返し繁栄していくという意味でもあります。

海外だと、太郎みたいな名前ですけどね。


② オズモンドの爵位を継ぐ、後継者として登場させました。

父の後を継ぎ、騎士団の総司令長になってくれました。

オズモンドも最初、練習試合の相手がいませんでしたが、今度はジャックが相手をしてくれるようになりジャックは頑固で負けず嫌いな為、一緒に相手をしていたらドンドン強くなってしまいました。


カトレア


① 花の名前なんですね、適当に付けたのですが初めて知りました。

カトレアは「蘭の女王」と呼ばれているので、リリアンヌ女王やスカーレット女王とも関係があります。

花言葉は「魅惑的な」「魔力」「優美な女性」などがあります。


② オズモンドにはカイトがいるので、リリアンヌにも同じようなポジションがいるといいなと思い登場させました。

最初は番外編限定キャラとして書こうと思っていたのですが、作者が使用人キャラを今更出してもキーパーソンになるわけでもないし、仕方ないと思いカトレアを酷使していました。

そうしたら、出番が多くなってしまいました。


初期、苗字がないのでカイトと同じ転生者だったら面白いのになと思っていたのですが、やめました。

カトレアの人と物を見る目がいいのは、父親がレコンキスタで古物商を営んでいて、そのお手伝いをしていたからです。

レコンキスタ出身にしたのは、初対面のオズモンドとも警戒される事なく親近感を得られればいいなと思っていたからです。

とかやってたら、Ep9でもレコンキスタ出身と言う事がキーとなってしまい、行き先もすぐわかってしまいました。

作者としては、もう少しカトレアの仕事を他のキャラクターに分散できたらよかったかなと思います。


ブトフリッツ・ノーザンデリア


① 名前は「bud」(蕾)を読み方だと「バット」なのですが少し変えて「ブト」にして、妹と同じようにドイツの人名風にしたかったのでフリッツをつけました。


② 家族思いの子煩悩な父親です。

父親キャラは3人いますが(ブトフリッツ・キートン・バートラム)それぞれ、三者三様と違う形にしました。

王としての立場より、夫として父親としての立場を大切にする人でもありました。

暴力事件のような事があれば、王の権力を利用し、必ず家族を守ると言った考え方をしていました。

ですから、キートンに対しても容赦なく厳しかったと言うこともあります。


フローレンス・ノーザンデリア


① フローレンスは「花が咲いた、花盛りの」「繁栄している」と言う意味があります。

夫の蕾を開花させ美しく可愛らしい花を2輪咲かせてくれました。


② 2人の可愛い姉妹を生んでくれた、偉大なお母さんです。

容姿は姉妹と同じ、金髪と青い瞳をしています。

小さな公国の公女ですが、幼い頃からブトフリッツと婚約したにも関わらず、結婚式ギリギリまで会うことがありませんでした。

これは病弱で体が痩せていたため、子供も産めないと婚約を断られてしまうのではないかと、本人や両親が思っていたからでもありました。


初対面の際フローレンスは、

「婚約破棄をするなら今のうちですよ」

と娘同様ツンツンした態度をとりますが、ブトフリッツは、

「破棄なんかしないし、そしたら貴方は他に嫁ぎ先はあるのかい?貴方はどうするの?」

と言われ、仕方なく結婚します。

そのあとEp10.5でも描写していました、ブトフリッツが他の妃を娶れと言われているのを聞いてしまいました。

フローレンスは仕方ないと諦め、

「妃を娶ることに私は口出ししません。貴方の好きな様にしてください」

とツンツンしていましたが、ブトフリッツは妹と同じで鋭い人でもあるので、

「貴方は優しいんだね、私の事を気を使ってくれるのだから」

と流されてしまいます。

そのあと、少しずつブトフリッツに心開きながらも、私には子供なんて産めないと何も出来ないと思い始めてます。


新しい妃を娶ろうともしないブトフリッツに彼女はこう言いました。

「私には子供なんて産めない、何も出来ない。自分の命が大切だから」

と恐怖心を彼に話ました。

ですが、彼も同じなのです。彼女を傷つけたくないし、怖い思いをさせたくないどうすることも出来ず、無言のまま抱きしめ合います。


フローレンスは恐怖しながらも、このまま彼を残して死ねより、何かを残して自分が死んでもひとりぼっちにしたくない、そう思い子供を作りました。

命をかけリリアンヌを生みますが、世継ぎとなる男子ではなかったことや自分の体調も安定してきた事でこう思います。

「私の気持ちが足りない、命がけではなかったから。男子が生まれなかったの?」

そんな風に思い始めてしまいます。

その5年後、時期国王候補であったキートンが暴力事件によって王位から遠退く事になりました。

それによって、更に王族の男子の世継ぎが求められる様になりました。


しかし、病弱な体では耐える事が出来ず体調も安定しなかった事もあってアイリスが生まれるまで、10年と間が開いてしまいました。

彼女もこれが限界だと感じていました。

しかし、生まれたのは可愛い姫君でした。

フローレンスは力つき諦めるように、そのあと永遠の眠りにつきました。

物語の結末として、リリアンヌが女王として即位し、その子供達も女王や公爵となり、後世に続いていく事になります。

彼女の残してくれた物は決して無駄ではなかったと思います。

彼女の名の通り、ノーザンデリアは繁栄していく事でしょう。


ヨシュア・ノーザンデリア


① ヨシュアはヘブライ語で「イエス」と言う意味で、「イエス・キリスト」を意識した名前です。


② 聖誕祭はクリスマスのとこですね。

聖女も聖母マリアの事でリリアンヌとも関係しています。

Ep12の文中にあってもみの木もクリスマスツリーを意識したものです。

何故、聖誕祭にしたのかと言うと一応ギャルゲーの世界なので似たようなイベントがないといけないと思い。

他の季節を表す物でもEp5の「レイニーアプリコットシーズン」は梅雨の事で英語だと「レイニーシーズン」でいいのですが、「アプリコット」(梅)を入れてちょっとアレンジしました。

Ep14でも「恋人達の日」と言うのがありますが、バレンタインデーの事でフランスやイタリアだと「恋人達の日」とバレンタインデーは呼ばれているので、そのままいただきました。





第一章の前編を読んでいただきありがとうございました。

中編はノーザンリバー家と騎士団、愛妻会の皆さんを紹介します。

次は第一章 「キャラクター紹介」中編をお送りします。

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