表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冴えない王配に女王陛下の好感度がわかるようになりました  作者: きつねうどん
Ep7 思い出の夏
20/47

7.5 水着選び(リリアンヌ視点)


「申し訳ありません、リリアンヌ様!別荘に同行できませんで」

「いいのよ、カトレア実家に帰るのでしょう?貴方のお父様やお母様も楽しみにしていらっしゃるだろうし、立派にやっている所を見せて差し上げて」


そう、カトレアは隣国であるレコンキスタに夏季休暇で帰る事になっている。

その日程が別荘へ行く時と、被ってしまうので行けなくなってしまったのだ。


「私も出来るだけの事をしてから、故郷に帰りたいと思っています。ということで、今回は水着を選びましょう!!」

「でもカトレア水着はもうあるし、いいんじゃないかしら?」

「リリアンヌ様には失礼ですが、今持っている水着は正直言って子供っぽいです。」

「こ、子供っぽい!?そんな」


「これでは、オズモンド殿下をドキドキさせることはできません!!折角ですから新しい物を購入しましょう!!」

「オズモンド様をドキドキ…えぇカトレア私、頑張るわ!!


「えぇ、そのいきです!!では、まず色から決めていきましょう」

「色ね…私は、黒がいいと思うのだけど、どうかしら?」

「どうして、黒なんですか?」

「その…着痩せして見えるし、大人っぽく見えるから…」


「論外です!!」

「そんな!!」


「よく、お考え下さい。確かに黒はその様な効果があります。しかし、リリアンヌ様は元々華奢な体つきをされています。それで、黒を着れば余計細く見え不健康に見えてしまいます」

「確かに、そうだけど。でも、男性はスタイルの良い女性が好きではないの?」

「男性と女性では価値観が違います。女性は全体的に細くいようとしますが、男性はウエストが細く、逆に胸とお尻はふっくらとしている、メリハリのあるのが好きなんです」

「なっ、なるほど」


そう言いながら、私は自分の体を見ている。

自分でも華奢だと思っていたが、ウエストは細いかもしれないけど、胸は少ししか膨らみがない。

これでは、オズモンド様はドキドキしてくれない。


「どうしましょう、カトレア。私、自信がなくなってしまったわ」

「大丈夫ですよ!!服というのは色々な色とデザインがあります。自分に合わせて、それを着こなすのです。リリアンヌ様の華奢は体に合う色、それは白です!!」

「白?どうして」


「白には膨張と言って、大きく見せる効果があるのです。ですから、ふっくらとして見え男性には健康的な体つきに見えるのです」

「でも、逆に太って見えるんじゃないかしら?」

「水着には色々なデザインがあります。上下が一緒になっている物、逆にわかれている物。それを上手く使えば、大きく見せたいところにだけそれを使えばいいのです」


「なるほど、カトレアは物知りね。それで、どんなデザインがいいのかしら?」

「リリアンヌ様には、上下がわかれている。いわゆるビキニに挑戦していただきます」

「ビ、ビキニ!?」

私もそれは聞いた事があるが、あれは露出も多いし、スタイルが良くなければ着られない。ハードルが高いのではと思ってしまう。


「で、でも私には…」

「リリアンヌ様の気持ちもわかります。ですが、その破壊力は絶大な物です。リリアンヌ様は普段、肌を見せませんから、オズモンド殿下にとってはこれほどない幸福なのです」

「オズモンド様も喜んでいただけるかしら?」

「勿論です!!」


その言葉に私は勇気をもらう。

「わかったわ、私頑張ってみます!!」

「それでは、これで決まりですね。もちろん、お恥ずかしい気持ちもわかりますから、下は可愛らしいフリルのスカートにしましょうか」

「えぇ、それでお願いします」


「それと、もう一つ。海に行かれるときなんですが」

「えぇ、何かしら」

「最初は水着を見せず、その上にワンピースを着て欲しいのです」

「どういう事?」


「その時の状況を考えればわかりますが、最初から水着を着ていると最初はドキドキするかもしれませんが、段々馴れてくると効力を失ってしまいます。ですから、出来るだけ水着を見せる時間を短くして欲しいのです。時間が短ければ短いほど、オズモンド殿下もリリアンヌ様の水着姿が貴重である事を理解し、見てくれる回数も増えます。脱いでいる姿もドキドキさせられますしね」

「なっ、なるほど!!恥ずかしいけど、それでオズモンド様が喜んでくれるなら嬉しいわ」


そう言ってその後カトレアは水着を頼む為、部屋を出て行った。

女王という立場もあってなかなか夫婦としての時間は作れないけど、別荘では女王と王配という立場ではなく夫婦として過ごせたらなと私は思う。


どうか、特別な夏になります様に…。

Ep7.5を読んでいただきありがとうございます。

日傘といい髪飾りといい白が多いですが、リリアンヌは全身白という訳ではありませんからね!!

作者の脳内では水色のドレスを着ているイメージです。水着のシーンもちゃんと髪飾りをつけてポニーテールになっているのが脳内で再生されてました。

これからまた、Ep10、11とストックを貯めますのでよろしくお願いします。

次はEp8「砦の崩壊」①(リリアンヌ視点)をお送りします。演出上、①と②で視点が変わりますのでよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ