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冴えない王配に女王陛下の好感度がわかるようになりました  作者: きつねうどん
Ep5 護衛デート
11/47

もともとEp5を一つにして書き終わってから投稿するつもりでしたが、長文だと皆さんも見にくいと思い3分割にさせていただきました。連載も初めてで試行錯誤しながらやっておりますよろしくお願いします。

5月末の定例会議をしていた時のこと。

「オズモンドさん、好感度表と個人パラメーターを見せてもらえませんか?」


そうカイトに言われ、腕輪から板を出す。

「良いけど、これで何がわかるんだ?」

「好感度表とパラメーターを見ればその人が大体どんな風に過ごしてきたのかっていうのがわかるんですよ」

「そうなのか!?何というか、監視されているみたいで怖いな」


「確かにそうですね。うんうん、成る程、何となくわかりました」

「何かわかったのか?」

「はい、そうですね。まず、好感度表からですけど今の所いい感じですね。一段階めの半分といった所でしょうか」

「そうか、よかった。あれ?何で一段階目なんだ?」


「実は好感度表って二段階目まであって、一段階目はピンクのハート型になって二段階目になるとレッドのハート型になるんですよ」

「そうだったのか!?」

「はい、だから全体で言えば4分の一と言った所ですね」

「じゃあ、まだまだ腕輪を解除するなんて出来ないんだな」

「そうですね、僕も一年かけて解除してきましたからこんな物ですよ」

「まぁ、気長にいくか」


「えぇ、それで個人パラメーターの方なんですけど少し問題がありまして…」

「何だ問題って?」

「婦人会に参加する様になって、流行が2から4になったのはいいと思うんですが。今の段階で勇気が上がってないのが少し心配なんです。」

「でも、カイトは上げにくいっていってただろ?なら大丈夫じゃないか?」

「確かに上げにくいんですが、勇気は場所というよりも会話やイベントで上げる物なんです。もしかして、オズモンドさんリリアンヌ様と会話する時、好感度が上がる方を選択していませんか?」


「えっ、ダメなのか?」

「やっぱり、好感度は上がっているのでおかしいと思っていたんです。好感度が上がる選択をするだけでは勇気は上げられないんですよ」

「じゃあ、今までの選択肢が間違っていたのか!?」

「いえ、間違っていません。ですが今のままでは勇気が上げられない事も事実です。少しリリアンヌ様に対するアプローチを変えてみましょう。勇気のパラメーターは普段は影響されませんがここぞという所で影響しますので大切なパラメーターなんです」


「分かった。なら、どういう方法を使えばいいんだ?」

「上げる方法は2つあって会話とイベントですね。ですが会話の場合、勇気を上げる代わりに好感度が下がってしまう可能性があるのでオススメできません。ですので、今回はイベントを利用しましょう」

「イベント?それって何なんだ?」

「はい、オズモンドさんから見ればリリアンヌ様からのお誘いとか逆に自分からお誘いして一緒に過ごすというのが大体の内容ですね。いってしまえば、お出かけというかデートですね」

「お出かけ…?デート…?」

と言われ俺は考え混んでしまった。


「あまり深く考えないでくださいね。イベントって色々あって会話以外の出来事なら全てそれに当てはまってますから。デートでなくても一緒に食事をしたり、何かを一緒に見たりすれば、それはイベントになりますから」

「いやそうじゃなくて、何というか今までそんな事した経験がないような気がして…」

その俺の言葉に彼は驚いていた。

「えっ?本当ですか!?でも2人で外出されたりはするでしょう!?」

「確かにするけど、それは仕事上の物で、個人的なものではないからな」

「何というか不思議な物ですね。夫婦なのにデートもしないなんで」

「いや逆に夫婦だからだろ、それに相手が相手だからな、簡単には連れ出せないし」


そうリリアンヌ様は女王陛下という立場から王宮ならまだしも、外出の際には必ず騎士団にいる彼女専属の護衛を付けなければいけないというルールになっている。そんな中でデートすれば2人きりには、なれないし。

プライバシーのへったくれもない。


「でもオズモンドさんはこうして市街に出て来てるじゃないですか?リリアンヌ様はそういった事は好まれないんですか?」

「俺は専属の護衛がいないからこうして目を盗んで抜け出せるけど、リリアンヌ様は常に専属の護衛がいるからな。彼女の行動一つで何人もの人が動くから迷惑を掛けられないと最低限の外出しかされないんだ」

「成る程、確かにお二人の立場を考えればそうですよね。でも、この事は今後に関わる重要な事ですからチャンスがあればお誘いしてみて下さい。最悪、おうちデートならぬお城デートもありますから」

「まぁ、なんとかしてみるよ」


本当にそんな事が可能なのかと思いながら定例会議を終えた。


Ep5の①を読んでいただきありがとうございます。

次はEp5「護衛デート」②をお送りします。


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