島ー6ー 大広間にて
さて! 今話は誰の視点でしょうっ!
気になるよねぇー、気にな……え? ならない?
、そっかぁ……
「……さて、俺たちも動こうか」
ティナが出ていった広間の襖を見てそう金髪王子は呟いた。
状況を理解出来てないのは私だけのようで、他の王子達は「ああ」と頷いていた。
「ねぇ」
と、金髪が立ち上がり声をかけに行ったのは、先ほどのティナが大広間を出る原因を作った後ろのテーブルに座る彼女達。
「この後用事ある? もし無いなら少しお話しない?」
何事かと驚いていた彼女達はその言葉に段々頬を染めていった。
「ないです、ないです!」
「ぜひぜひ!!」
「そう、ありがとう」
首を少し傾け艶っぽく微笑む金髪王子に今にも鼻血でも出しそうな蕩けた顔をする彼女達。
「あははー、ウィルくんさすがだー」
「こういうことをウィルにやらすと一番だよね」
「俺はぜってぇ無理だな」
顔を歪めて青髪王子はそう呟いた。
「うんー! 僕もそー思うよー」
「俺も」
「おいこらテメェら、サラッと同意してくんじゃねぇーよ」
「自覚してるんだから別にいいじゃん」
「あ? 俺はいいんだよ俺は」
「何それ理不尽ー!」
「はっ、世の中理不尽のことだらけだぜ?」
「え、何この人ー、いきなりまともな事言い出したんだけどー」
「キャラ変?」
「ちっげぇよ! なんで俺がいきなりキャラ変しなきゃなんねぇーんだよ! 情緒不安定か!」
なんて言い合いをしながら青髪王子は怠そうに立ち上がった。
純粋にどこに行くんだろうと思った。
「あーあ、めんどくせぇなぁー」
なんて呟きながら広間を出て行く青髪王子をデザートのアイスクリームを口に含みながら眺めた。
「じゃあ、食べ終わったらこの隣の空き部屋のとこに二人で来てくれる?」
「「はい!!」」
そうこうしているうちに金髪王子の話は済んだようで優雅に戻って来た。
「ウィルくんお疲れ様ー」
「あはは、うん」
「はい、イチゴオレ」
「ルーナ、ありがとう」
ここで水じゃなくてイチゴオレが登場するあたり何とも言えないのよね。




