【人物紹介5】二つの国関係
〈フリーデン王国〉
【アーサー】髪:金.瞳:青
フリーデン王国の王太子の三番目の男子。
次期国王に内定した父の王太子が腹違いの第二王子と血みどろの後継者争いをしたので、同じ轍を踏まないよう領主不在のアスタリス侯爵領の領主となった。
成人後(15歳)には後継者不在のアスタリス侯爵の爵位を継ぐことが決まった。
アイラが本当の後継者レイア・アスタリスと知らずに露店で出会い好意を持つ。
そのまま平民のアイラへプロポーズをしたが、返事を待つ一ヶ月の間にアイラが誘拐されて行方不明となってしまった。
それ以来ずっとアイラを探し続けている。
【メリアベル】髪:赤・瞳:橙
アーサーの最側近の護衛騎士。
女性ながら男顔負けの剣の腕前を持つ。
令嬢として結婚して何不自由なく暮らす道を自ら捨て、剣に生きると決意!
一応淑女教育も受けているので侍女的役割も期待されたが、アーサーはメリアベルの本質を知り早々に諦めて護衛任務以外は好きにさせている。
性格は直情的で曲がった事が大嫌い。
もし決闘でジャンが土くれを主君たるアーサー殿下に投げ付けていたら、迷う事無くその首を撥ね飛ばしていた。
ジャンが親父に殴られて更正したので、今はわだかまりは無い。
ついでに恋人もいない。
美人なのにもったいない。
【ギン】
髪:銀・瞳:灰色
中堅どころの冒険者。
いつも冒険者ギルドに顔を出している世話好き、話好きの男。一応戦士なのだが、パーティーでは食事や寝床の準備も率先してこなす器用貧乏な便利屋扱い。
だが、馬鹿にされてはいない。
いつか[ギルドマスターの部屋に呼ばれる男になりたい]というささやかな夢があったが、アイラの誘拐関連で思わぬ形で叶ってしまった。
誘拐の責任を感じ、率先してアイラを探し回った。
☆
家族は妻と年頃の娘二人。
いつも冒険者ギルドにいるのは、家に居場所が無いからでは?という噂がある。
〈ファルシア王国〉
【オルフェル・エルフリン・ファルシア】
髪:青・瞳:青
ファルシア王国第三王子。
王の第一子だが、側室の子なので王位継承権の関係から第三王子に甘んじている。
眉目秀麗で気さくで公平な性格から、国民の多くから愛され次期国王へと望まれている。
しかし本人には野望の欠片も無い。
フリーデン王国との国境警備を司る方面軍を任されているが、フリーデン王国は同盟国なので戦乱の危険は無く後継者争いに関わらず好きに過ごしている。
社交界では第一王子を差し置き、最優良物件の呼び声が高いが、二十歳を過ぎた今となっても婚約者はおろか恋人の影もない。
【レイモンド・ブラッドリー】
髪:茶色・瞳:茶色
ブラッドリー子爵家の四男。
フリーデン王国のアスタリス侯爵領との国境の砦の守備隊長。
オルフェルに心酔している。
誘拐されたアイラを保護し、聖女のネックレスを発見したので、オルフェルに急ぎ伝えるべく旅立った。
砦にオルフェルと共に帰還したその日にアイラが襲われたので、砦の責任者としても個人としても責任を感じている。
【リガット・エレストロ】
エレストロ伯爵家の六男。
初めはエリート職の王宮騎士に成れたが、度重なる不祥事でその座を逐われ、各地でも問題行動を起こし上級貴族としては異例(悪い意味で)の上等兵として国境警備の一兵士まで落ちぶれた。
もちろん部下の一人もいない。
貴族のプライドが高く、平民に対して何をしても良いと信じている。
レアスキル持ちの話を聞きつけ、アイラを自分に従わせる為に会いに行ったが、服従しなかったので通常運転で暴力を振るった。
最後の壁に叩き付けた一撃は、明確に殺意を持っていた。
その後独房に監禁され、実家のエレストロ伯爵家に送り返された。
【ボフイ】
小太りの平民出身の兵士。
リガットに押しきられアイラ襲撃に巻き込まれた。
リガットの凶行を見たボフイはアイラの命の危険を感じて、強行軍から帰還したばかりで深い眠りに付く守備隊長レイモンドを叩き起こした。
リガットをアイラの部屋に入れた責を問われたが、助けを求めたので共犯者とはみなされなかった。
謹慎十日と減給3ヶ月を言い渡された。
仲間からは非常に同情されている。




