和パフェ完成。
ホワイトデーが無事に過ぎ、いよいよ例の法事の二次会にあたるお茶会のことを考えている。
例のきな粉アラモードを完成させたのでこの日に御披露目にすることにした。きな粉の上に乗ったホイップに金粉をパラリとかけられた控えめな色合いのアレ。完成といっても黒蜜のゼリーの部分をこしあんに変えた程度だが。イヤ、その、思い付かなかったんじゃないぞ。断じて言っておくが、陽菜の案を尊重して、少し手直しすることにしただけだぞ。器はガラス。断面を見て楽しんでもらおうと言うことで意見が一致した。
さ、さてと話を戻そう。これなら和菓子派のじいちゃんも気に入るだろう。そういえば、黒豆が好きだった気がするぞ。黒豆っていうと、アレが良さそうだな。ガトー抹茶の正月バージョン。もちろん、看板商品のガトーショコラと、パティシエの基本のイチゴショートは外せないな。これを外すと、あの幹太おじさんが黙っちゃいないだろう。マカロンやロッキーロードもいいな。考えていると食べて欲しいものがどんどん出てくるな。
だいたいの案は決まっているが、品数をどこまで増やすか。多すぎてもどうかと思うが、物足りないようでは申し訳ない。
じいちゃんのこともあるが、抹茶モノの好きな身内が多いから、抹茶モノを何点か出すつもりでいる。
そうそう。ホワイトデーの売れ行きだが、ダントツはマカロンだったが、焼き菓子その他の方では、陽菜が提案したあのセットが、数としては焼き菓子の中ではトップで出た。陽菜のセンスが良かったのか、気まぐれに出したことが良かったのか?ちょっと悔しいのも本音だが、陽菜の思い付きには感心させられる。
確かに、ホワイトチョコレートのロッキーロードは珍しいし、俺もご相伴にあずかれて嬉しかった。さらに手頃な価格設定も良かったのだろう。10才前後の子どもたちが親の付き添いもなく買いに来る姿を見かけたこと数回。「お母さんにあげるの。」とか「お姉ちゃんにあげるんだ。」という声が聞こえていた。お手頃価格が口コミで広がったようだ。