29-310 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 マキ
ただデザイナーより優先事項な事がある。一応会社であるわが社は当然。会社の研究員の資格についても申告を受けている。説得する際にプロとして来てもらうためだ。が
今回は違った。
「いいのぉねぇ。」
間延びした声と、ほぼ無言で仕事する様から。
「お願いします。槇原さん。」
”マキの槙原”という異名のある研究員。科学者である。30代後半の外見とそのセクシーお姉さんではあるのだが…もともと化粧関連の科学研究院になりたかったが落選。自分で
化粧品を化学合成して作るという、美に関して躊躇のない研究者。それがマキの槇原だ。そして彼女…研究柄金がなくなった時と美容外科などをやる為に有利だという事で
・・・医師免許も持っていた。なお、美以外には全く興味がなくマキ(急ぎで仕事をする)という言葉スピードとは違う裏腹の緩急の為にそう呼ばれている研究者だ。
「今回に関して医務室として、独自のラボを用意する用意があります。ですので…。」
「いいよぉ。」
その代わり火に関すること以外無反応の塩対応としても有名で…。
「え?」
「だってぇ…ポーショォン研究できるんでしょぉ?どうもぉ、魔法で効能が違うとか言うじゃなぁいぃ?ポーショォンがぁ大量に扱える部署でしょぉ?いいわよぉ。」
「ポーションほしいんですか?」
「異世界物のぉポーショォンってぇ、どういう原理ぃかシランかったぁけどぉ。ポーショォンの原理はァ細胞の活性化ならぁ、皮膚に塗ればぁ既存のぉ、美容品を凌駕するぅ
最高のスキンケアができるじゃなぁぁい?」
いつも通り聞き取りづらいけど。でも言いたいことは分かる。
「売ってぇいいぁ?」
「分かりませんよ。今、レベリングが終わったらダンジョン側と交渉してポーションの市場に出していい本数を決定するでしょうから。」
「むぅ…。使う分は無いぃ?あとぉどうせ、ダンジョン開放に欲しいぃんでしょぉ?いいわよぉ。」
そう、今回の件は医師免許を持っている人を一人医療責任者として、ダンジョンに入り口に配置することも…ダンジョンの開設の条件に指定されていた。ダンジョンは危険地帯である。一応そうなっている。訓練している冒険者一同は当然…危険地帯にいる。怪我をしない保証はない。そして何より、他のダンジョンみたいに…都市から近いわけでも企業からのコネがあるわけでもない。こんな山奥に来てくれる医者は無い…と思っていたので、声をかけたのだ。家の研究員はやりたい頃を全力でエンジョイする為に研究職にいる
連中ばかりだ。
「お願いします。後、レポートは渡したので。後は…。」
「分かってるわよぉ。個室お願いねぇ…室長でもいいぃ?」
「そればっかりは他の研究員説得してくださいよ、視覚ないですけど。」
「診療所はァ…開くのぉ?」
「開きたいですけど、看護師資格持ってる人は無いですから…外からって事になりますから…後診察書開設は条件に入ってないので…いらないかなって思います。」
募集してもいいが、地味に看護師って育成に時間もかかれば専門性もあるので、こんな辺境の山奥に来てくれる看護師を探すだけで辛い。しかも機密が守れるかどうかは
分からないから、面接は相当…念入りにやらないといけない。
「後、できれば…。」「
「分かってるわよぉ。魔法の練習をこっちでしてぇ…それからぁ医療行為でしょぉ。分かってるわよぉ。」
そう、彼女は美以外に興味がないためか…魔法少女、子供おじさんの発言までダンジョンに一切の興味がかなった。
「医療機器ぃの中古でいいからぁお願いねぇ。」
「分かっています。それは時美さんが発注済みです。」
スタッフ含めた50人の大所帯である。当然医療班も欲しい。
「お薬もぉ。と言ってぉ私はァ薬学はやってないからぁ、薬局が困るわねぇ。」
現在の医者は処方箋を書くまでがお仕事で簡単な医療行為はできるが薬は薬局に行かないといけない。しかも薬局は薬局でかなりの物が欲しい。となると、かなり難しいか。
「一応…簡単なお薬は置いておけるけどぉ。メーカーとの交渉はお願いねぇ。」
こうして私に仕事が一個増えた。マジで事務員3人態勢は無理かもしれん。




