29-311 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 前日譚
とりあえず、それから出征が決まった週の週末にサザンクロスの元を訪れ…貸し切りマイクロバス2台に便乗して私達は浅草に向かう事になった。ここまで時間がかかった理由はサバゲ―特有の…気質に合った。何でレベリングする必要があったのか。ではなく、レベリングしつつ自分の銃の重さや重心を合わせる調整を全員が行っていた。サバゲ―において銃は自分で用意して、自分で調整して外装や、サプレッサーなどの装備などを取り付け。最大限調整した”愛銃”を持ち込む。今回はダンジョン専用銃”DFG”を改良するに当たり外装調整や大沢さんやリッキー君が分解して、京都の町工場で組み立てた独自の外装を持ち込み、グリップの調整をするなど、銃の改造に大体一か月かかったのだ。こればっかりは自衛隊でも理解できないわけでもないが、というか聞いた話自衛隊を終えて銃が恋しいからとサバゲ―を始めた人も多く、そういう意味では半分自衛隊チームという感じらしい。只
「今からレイド戦だよな。銃弾の数はいいか!?」
「装備カートとかの持ち込み!後現地に搬送したポリカーボネイトシールド!絶対にだれ一人死なないで…勝つ!」
今回の士気はサザンクロス大隊長”司馬木耕哉”含め複数が立案した・・・塹壕作戦を用いる予定だ。画像によると4つの通路から雪崩を打つように御ぶりが表れ、自衛隊を襲い掛かっていた。そこで、機動隊で用いる銃口が空いたシールドを用意してそれを一人一枚で支える。それで疑似的な砦を作りその後ろで構えた部隊が唐辛子水などの刺激物を撒いて足止めしつつ、DFGで殲滅を狙う。そうでないと溢れかえったゴブリンの重みでシールドが崩壊する可能性が高いからだ。フラッシュパンも考えたが音量の問題で取りやめた。
この話を聞いて、私は…失敗を予感した。あの時のゴブリンの衣装の…そして仕様を聞いているからだ。実はタンにゴブリンを数出すだけならたいして怖くない。ただし…ゴブリンにランダム数の”職業”が付与されるのだ。ナイト。ワーカー、ウィッチ、シャーマン、アーチャー。コマンダー。リーダーここまでが”下級職”で10分ごとに中級職のキング、ジェネラル。プリンス、グラディエーター。マッチョ。シーカー(探索者)、スインガー(歌唱者)などが1体混ざる。この多くが集団に効果のあるバッファーとなる。そして何より…個の盾で防いでも上方向に隙間が空いていれば人間人垣を用いて乗り越えてくるとも思われる。そいつを討たないと…負ける恐れがある。ただし言えないし、そこまで…外見でわかる程耐えた奴もいない。これに関してはわがチーム5人には説明済みだ。ただし、オウルさんとの約束で、これを漏らさないことになっている。
「でもさ、弁当も結構豪華だな。」
「今回の3台目の…ワゴンあるだろ、あそこの市役所の重鎮と副町長居るってさ。」
三台目あったの。というか、よく弁当喰えるな、楢原。
「俺達はほっきんではあるが、兵士もである。最悪は何とかする。その為の俺達だ。」
「分かった。」
このために私、フォックス兄妹は、念入りな打ち合わせをしてきた。これで行けるはずだ。そして午後になると浅草ダンジョンというかギルド本部に付くとそこにはサザンクロスのメンバーを見ようと報道さえ来ていた。
「よろしくお願いします。」
「こちらの書類にサインを。私達の方からはダンジョン小隊からチーム”ファックススパイダー”の4名と職員県カメラマンとして大乗が付いていきます。」
名刺を手渡すギルド職員さんと、そしてDFGを携えた4人の姿だ。私達は目立たないように…フォックス氏と楢原は防弾チョッキを着て。私と陽香ちゃんはお着替えに向かった。
「というか、これでもいいのか?」
「一応ね。15%は確保できてるでしょ、これでいいはず。」
そう言って魔砲少女の衣装と一緒の衣装を着てもらっていた。魔砲少女側の衣装はダンジョン内でないと着替えれない上に武器も全部そっち側の持ち物になる。がある研究員が言った。”変身前の衣装と、変身後の衣装が一致させてはならないとはだれも行ってない。”という発言で一転。普通に見える魔法少女衣装として%としての兼ね合いもあり、銃(魔砲少女専用銃)を持っている状態で10%、後は普通のワンピーススカートで10%が確保でき…20%という低さになったがどうにか戦闘できるだけの能力の確保に成功した。ただ、一応それでも…元引きこもりの陽香さんである、肉体的には自衛隊とは比べてはならないほど貧弱で外見上27歳と言われて疑いたくなるほどだ。なおそういう意味では私はもっとヤバい。褌に浴衣。そして素手である。どこの縁日少女だろうか。その帯に専用のを刺してスマホ入れを設置すると、大体155%ぐらいの割合のステータス倍率の完成だ。
「というか、女に限って衣装なのか?」
「いや、衣装が必要な職業発現させたのが私達だけなんだって。」
「後これか…。」
それがリッキー君から預かった試作版”フライングゴーレム”である。装備自体は変身後に持たせてあるがダンジョンから出すとどうなるか不明だからだが…ゴーレムと魔術回路を用いた動力源を用いた浮遊式セントリーガンである。DFGの反動が低くて100発に限り積むことができる。ただし方向の指示及び…ドローン用AIを用意する技術はうちに無かった。そこで、高度ゴーレムを使い”一番近い敵の方向を向け”と指示してある。後はこっちがスマホで別ギミック化したセントリーを起動して。射撃する寸法だ。また体を
傾ける事で、襲いながらも移動や位置調整も指示が可能で音声認識で動くことができる。弾数を覗けば、永久機関に近いドローンなので、かなり自信作だ。
「さて、最悪…私達だけになるから…。」
「そうは絶対させねぇよ。」
私達の覚悟とは裏腹に…衣装だけは一般人にせざる負えないのが…また切ないな。




