29-308 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 様子がおかしい
「やっと帰ってこれた。これでやっとダンジョンに入れるし!」
帰ってきたというか、時美さんがこっちにきた。どうもダンジョンのあるいくつかの民間施設に…内閣府の下にダンジョン協議会を創設する流れとなり。これがダンジョンに関して政府に提言して、政府が直接国会に法律改正などを行う形となった。その中で、柳田元長官含む旧ダンジョン庁はその協議会(組織)に配属されることになった。ギルドを含む複数の組織の代表がその協議会に参加する事に。そして、もう一つ、内閣府参事官命として民間ダンジョンに必ずダンジョン協議会事務所を設置し、政府との連絡を密にするようにという決定がなされた。これはガチャダンジョンみたいな変異が起きた際に国が即座に情報を得るため…。
「これが公式で、裏では利権があっら喰いたい官僚どもをけん制して…先んじて情報を得るためよ。んで、その公式スパイに私が成ったわけ。ついでにここから会議にリモートで
参加するから。」
「という事はここが正式な職場に?」
「そういう事、社長さん。あと柳田含め・・・政府の連中の様子がおかしい。なんか…こっちのダンジョンの様子を知っているみたい。情報は漏洩していないのに…以外以上に驚いてなかったのよ。パンモンの話も。」
「どういうことです?」
「分からない。だけど…というか、それもあって政府の動きがぎくしゃくしてるのは事実。まあ避難してきたって事よ。後パンモン見せてね。」
そういうと、スキップするように時美さんはダンジョンに入っていった。
「でもまあ…こうしてやっと…組織らしくなったな。」
「楢原。」
「一応ネット環境共々、例の6畳間は引き払って、処分場を拠点にするからな。」
「いいけど、建物?」
「地元の建築会社にビル3階建ての発注してきた。」
「いいの?」
「ただし処分場の奥は俺達がDIYだな。」
「それはみんなに頼みたい。生活環境良くしたいしね。」
「神社もあるから、祭りもやりたいな。」
「それはいいかも。後、下に行くぞ。時美さんとも相談したい。」
「了解。」
下に行くと三つのカプセルの前に悩む時美さんと、エルマさんの姿もある。
『一応私もカウンター業務ができると知って。こっちに全機能を統合した。全部統合したため、建物は一つだけ。後は空き家にした。私がここにいて…ついでに少し広くして私からも手伝いをしよう。』
「で、時美さんは?」
『最初の3体のどれを選ぶかで悩んでいる。私は後でガチャをすることになるから慎重で無くていいと思ったが?』
「いや、全部可愛いのよ。妖精か花か、猫でしょ。悩むわー。」
じっと…張られた写真を見つめて、頭を抱えていた。確かにかわいい。
「でも訓練はどうするんだよ。」
『それはダンジョン奥のフィールドに行って、自分の好きな敵を倒すんだ。奥に行けば強くなるから調整も聞く。そこでレベルアップしていけばいい。モンスターはレベルアップして厩舎で休むと進化する。蛍火の精は火の精霊に、水猫はクアルバトロスに、歩く花はフラワートレントにだ。ただし幾税方針やなつき方やスキルなどでいろんなモンスターになるから、進化先は∞だ。』
クアルバトロスtips:水猫が進化した半機械生命体。肩などのメカパーツに生体発電装置を積み、武装が積めるようになっているが、武装が重すぎて飛べなくなるという結果となり、廃棄作品となった。
フラワートレントTIPS:トレントの一種で巨大化した歩く花。全長4mの巨大な花はいるだけで威圧感を放ち、撒かれる花粉は大きすぎて痛い。元は魔導農業研究所が生産性向上を狙い開発したが、育成段階の肥料の値段が対費用効果に優れず、最終的に観光地で余生を過ごした。
一応説明はあるらしいが。どうもパンモンは亜種変化の方が大きくて。その研究は進んでいないらしい。ついでにこれらは普通に進化させた先だそうだが、扱いにくそうというか難しい生き物である。火の精霊が妥当だが…。
「でも他の生き物になる可能性は…。」
『大きいですね。ただし育成条件が確定していないので、何とも言えません。』
鳥系か。花、精霊って感じかな?
「そうなると、この赤のカプセルを選ぶわ!」
…やっぱり全長4mの花とか…痛そうだな。大きさ的に。




