24-夏SP9 夏はやっぱり ダンマス小説だからダンジョンだよ。
頼んだものが完成したのは三日後の事で、僕たち3人がそれを内覧した感想は、ありえないほど凄い物だった。そして早速それを南さんに頼んで設置。僕たちの準備はできた。今回の僕たちのメンバーはエレノアとお姉ちゃんとハーリスとナギサさん。後は、大野君たちと、大下君たちだ。
「ふむ、夏休みですか?そう言えば、私にそう言う感覚が無くて、すいません。」
ナギサさんと大野君たち離島の勇者パーティのみんなを呼び寄せると、ナギサさんが開口一番そう言った。
「でもよ?本当か?」
下村先生が不思議そうに、戦闘を歩く、今回の待ち合わせ場所である”暖の迷宮”前の飲食店”捻り大根”だ。どうもこの辺では変わった形の野菜が縁起物で、それにちなんだ名前の店で売りは野菜の甘さを使った甘味と千鳥万花特産の砕き水あめと楽園米を使った団子だ。
「一応、期間限定だよ。」
「ダンジョンの中にバカンス施設ですか…。」
「全然想像もつかないんだけど。」
「今回、このダンジョンも設計した井原さんが監修したギミックでそれを南さんが埋め込んだらしいんだ。」
井原さんの観衆の後に南さんが改造したうえにさらに井原さんが今回の為に設計図を書きそれを更に南さんが植え込む…往復してるなぁ。
「あ、こちらですか。」
僕たちは雑談をしていると、一人の冴えないというと悪いが、オタク色の強い男性とそれを囲む3人の女性。うち一人は見覚えがあるエナリシア嬢だ。
「あ、大野。久しぶりでござる。先制も、里中ちゃんも久しぶりでござる!」
「久しぶり!ひさしぶりちぇえよ。」
3人とも方言バリバリで挨拶するとお互い抱きあう。そう言えば3人とも同じクラスメイトだからね。
「皆様。お初にお目にかかります。わたくし、レイロード・ポリメアと申します。」
レイロードさんは頭を下げ、ラクリッチェさんはお姉ちゃんを見て固まっている。
「この度は…。」
「今日は普通の冒険者よ。ね?」
「は、はい!」
後で聞くと、一応司祭の地位を持つ戦の神の使徒でお姉ちゃんの信者らしい。当然発信源が分かるので、露骨にわかる。
「でも、何処にあるんです?」
「量を取ってもらうう意味で、難易度の低い”暖の迷宮3階”の一部だよ。」
その言葉に…僕たち以外が全員凍った。
「あそこまだ超えた奴いないだろ?」
「ですね。」
「そんなきついでござるか?」
「大丈夫だよ。行こうか。」




