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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
1212/1924

24-夏SP6 夏はやっぱり 王様を二人並べて放置すると爆発しそう

 そこからは鮮やかに資料と魔法を使って…会社風のプレゼンを行ってくれた。

「森林浴って要するに、地下で石抱くのと変わらないじゃない。」

 マイナスイオンたっぷりの朝の滝そばや川傍で涼を楽しむもので、朝の8から10時くらい、木漏れ日が気持ちよく、高原のいい空気を吸ってリフレッシュだそうだ。が、これはダンジョンマスター的にはあまり会わない。だそうでというのも、空気の質の設定をする能力がない場合ダンジョンは常に環境に最適な空気に保たれていてダンジョンの部屋にいる限り意味がない。だから雰囲気を楽しむ物…だそうだ。

「そう言えば、ダンジョンで花火上げていたんでしょ?あれ、使えないの?」

 リューネさんから意見が飛ぶ。

「あれは、花火ではないんです。あれも苦肉の策でして。実はあれは映像です。」

「映像?」

「はい、幻覚の魔法で巧妙に作ったスカイツリーからの花火の映像です。昔国交省が作ったスカイツリーの一周年プロモ映像を覚えてまして。それを魔人連合に頼んで映像化してもらい、それを幻覚として投影しただけで今のところ、思い出召喚の子供向け花火セットだけがあるくらいですね。」

「あ、それは確かに量産品であるね。」

 花火を見るという案はなくなった。というより火薬が超貴重品で作れるかもしれないが、その一部の化学物質の作成ができないのだという。

「どういう事?」

「例えば土変化で鉱物に変化する際は”土、鉱物”に規定される内容でなくてはならず、”化学生成物”箱の対象に入りません。これは水変化でも一緒で”○○酸を配合した水”の生成は莫大なMPの割に少量しか作れない仕様となっています。また”生物を経ないと作れない物”に関しては生成できないことが分かってます。」

「例えば?」

「米麹です。」

 たしかに。

「しかもダンジョンでの発掘では何かわからない物が発掘されても帰りにそれを奪いに来た冒険者…や冒険者が鞭で捨てる場合もあり、こちらの商店でもそういう”菌系”の物はほとんどありません。」

 こうなると、魔法も万能じゃないって事か…火薬が無理、ファンタジーには反しないけど…。

「そう言えば言っていただわさ。井原が”-ファンタジーにおいて火薬はブレイクスルー。これによる蹂躙もファンタジーなのにできないとは”とかだわさ。」

「ん?ゲームが好きなの?その人?」

 確か建築家の人だよね。

「ファンタジーとか城から入ってTRPGとか好きなオタクだと思うだわさ。でもこの辺は全然理解できないから、付き合ってないだわさ。」

 ん?ん?どっかで聞いたことある感じだな。

「で、まあ、私としては…このバーベキューがベーシックでお勧めです。ただ、王侯貴族がやるには知識の徹底が欲しいので、豪華客船には勝てないので、できればこれを。」

 エナリシアさんのプレゼンが終わったが。これと言ったパットした物が無かった。

「でも、確かに王侯貴族がいるとできない規格ばかりね。」

「そう言えば王侯貴族がいる場合はどうしたの?

「あ、飲み会して終わりです。それが一番楽です。」 

 さらっと言われてそう言えばそうなのか…分からない。

「…分からない、一晩?」

「はい、一晩です。それ以上は危険なんです。」

「危険?」

「実は数多くの外交において遊戯外交の提唱もありますがその多くは機能しません。まず相手に気が付かせずに接待できるほどの腕の目立たない選手と、その道で有名なスポーツ選手などがほしく、しかもその割に効果は薄いです。また、相手の好みの調査だけで3年とか、5年かかる場合もあります。その為にどこまで歓待するか…又は情報収集を行う必要もあります。おっと反れました。で、各首相はそれはもう全員お山の大将なわけです。そんな人を並べて寝る、朝食を食べるとなると我儘がひどくなります。分かっている人は演技しますがいくらこちらが手を尽くそうが、こっちが歓待しようが…そんなお山の大将同士がぶつかり…それが戦争の火種になったとか、

降りる許認可が下りなくなった。なんてよく聞きます。ですので、歓迎は一晩全員に食事を豪華に出して、全員バラバラにして個別に歓迎する方が騒動が起きなくて楽なんです。」

「分かるだわさ。」

 鳥海さんは頷いていたけど、僕達には意味が分からなかった。どういう事?

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