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元オッサンの眷属使い  作者: 烏賊紳士
第三章 新しい関係ともふもふ生活
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第三十一旅 王都に着きました

 さて、先ず王都へと続く街道に出る前に他の人にばれない様に武器を持つ様にレティに指示した。

 従魔に乗っている間は魔法が主だったので武器は持っていなかったが、このまま武装せずに王都まで行けば冒険者として怪しい事この上ないので仕方ない。

 俺は何時もの衝撃槍を刃の部分にアルに作って貰った革の鞘を付けて持ち、レティは腰に同じくアルに作って貰った革の剣帯と鞘を付け具現化した剣を左に差した。

 オルガは同じ剣帯を付け魔鋼製の剣を既に差しているので問題無し。


 今更だけどさっき気付いたが、普段から何か武器は持っておかないと不意に冒険者にでも会った日にはどう見ても不審者になるよな。

 俺は今は魔法が主だといっても杖も発動体も持っていないし、レティは必要なら一瞬で剣を手に持てるからここ最近鞘も何も持っていない事が多い、と今更ながら気付いてしまった。

 ・・多分、ウィッツに居た時はそこまで強くなっていなかったし先ず近接戦闘の修行と基本武器を所持していたから大丈夫だと思うが、カルカーンへと移ってからは特に俺とレティは武器を持っていた事がほぼ無かった筈。

 ただ、行き成り武器を持ち始めるのもどうかとも思うが、一部の強者にばれるのはしょうがないが他の有象無象はそこまで周りを見て過ごしてはいないだろうし、無問題・・だろう多分。


 考え事をしつつ着く寸前で横を過ぎて行った馬車の後ろに付き、王都へ入る為の順番待ちをしていた。

 魔の森が目の前にあるウィッツで高い城壁慣れているし(なんだかんだ言ってこの世界に来た当初あまり余裕が無かったのか、最初にウィッツを見た感想をそもそもあまり覚えていない)今更デカい城壁にビビりはしないが、中からの喧騒がまだ城壁外に居て何となく分かるのは思っていたより人が居そうで微妙だ。

 流石に王都へと入る為の検査なので一々しっかり調べて許可を出しているらしく、俺達が並んだ時には十数の商隊や朝から頑張って来たのか冒険者パーティも並んで居た。

 が、進んで行く中、右の列の小さい商隊が衛兵に囲まれ連れていかれていた。


 貴族の横暴がよくカルカーンやウィッツまで聞こえていたが、逆にそれ以外の平民が行う犯罪や横暴は細々と取り締まった方が色々役に立つって事だろう。

 ちゃんとした商会なら王都へとそんな怪しい物を持っては来ないし、基本かなり厳しめというだけなら貴族へとすり寄って来る商人はそう減らないだろうからな。

 分かり易く予め賄賂を渡しておいたり、他の町を本拠にしている貴族から同じ派閥つながりで一言言って貰ったりと、何か色々と裏もあるだろうし。


「さて、予め少しは聞いといたけど今の内にしっかりと確認させてくれ。」


「はいはい、話にあった競売会場ですね。話を聞くに探している人材は何処か滅んだ国の王族とかで下手したら王族も参加する様な最上位の競売会場に居るのかとも思いましたが、そこまで位の高い人物ではない様ですので多分貴族区画と平民区画の間辺りに幾つか在る奴隷商が関わっている競売でしょう。ある程度大きい商会や、ランクの高い冒険者も参加できるはずです。が、我々はランク4でギリギリですが入れるランクなんですが・・・入場料がかなり高くなってしまうんです。」


「ん?・・ランクと入場料に関係あるのか?」


「はい。この区画の競売は平民も貴族もどちらも参加できますので、特に私達冒険者は何かあった時の保証料込みの値になります。場所に寄りますがランク4で大体3万ソルかかります。因みに他によく参加する商会の入場料は1万ソルです。どちらも参加一団体六人までの価格ですね。」


「はぁ?!なんでそこまで冒険者と商会・・・・・まあ基本の信用も違うだろうし、何かあった時の損害も全く違うしそんなもんか。今迄に問題を起こした回数も規模も違うって事なんだろ、多分。」


 俺の言葉を聞いてオルガが少し吃驚した顔をしていた。


「よくご存じで。何年かに一回、自分の町だけでランクを上げてちやほやされてきた高ランク冒険者が、良い奴隷を手に入れ損ねたり、娼館で何時ものお気に入りを呼べなかったりといったしょうもない事で暴れる者が居るんですよ。・・狭い場所でのお山の大将に有りがちなお話ですが。場所を選んでくれればいいのですが、そういうのに限って我慢せずその場で暴れる事が圧倒的に多いのも問題ですね。基本直ぐに取り押さえられますが、稀に来る本当の実力者で暴れた者が居たらしく、私の知らない場所ですが参加者に身体弱化と魔封じの腕輪を併せて付けさせる所も有るとか。」


「身体能力を落とした上、魔法も封じるとは余程の事が有ったって事か。」


「そういう事です。箝口令を敷くほどの事をした、との事ですが一地方の役職無しの貴族の元まで内容は漏れ聞こえていました。かなりアホくさい内容の話なので説明はしませんが。」


「うーん・・・・・そうだな。もうそろそろ順番来そうだし、予想できん事もないしもういいや。」


 ちょっと横にずれて先を見てみると、流石王都。

 かなり大きい城門に右側から中央に三か所の検問が有り、順次所属のカードの確認と荷物の検査、始めて見る魔道具も更に使っている事も有った。

 何かに反応する様にできているのか、荷物の検査中に魔道具を持った衛兵がかざしつつ周りを回っていて、パッパと列を進めていた。


「おし、大丈夫だな。王都へようこそ。」


「ども。」


 目の前の小規模な商隊が問題無かった様で短時間で検問を抜け、衛兵と挨拶している横で馴染みらしい二人ががなっていた。


「良し、行っていいぞ。あんまり無茶はせん様にな。」


「うっさいよ、おっちゃん。ちょっとは無理もしないとランクは上がんないんだよ!」


「ああ~~んっ!心配してやってんだからたまには言う事聞けや、ガキ!」


 商隊の後ろにいた俺達は、楽しそうにやり合っている二人を横目に衛兵の前に出た。


「つぎ~・・・おう、三人だな。所属のカードと荷物を見せな。空間系の物を使っているんなら先に言え。別の確認になるからな。」


 多少面倒そうな上上から目線の台詞ではあるが、色々聞いた王都の衛兵だしこんなもんかと見せるもん見せてちゃちゃっと済ませる。

 ちょっと見直したのは、レティを見ても好色な目線も何も無かった事かな。


「・・・問題無いな。王都へようこそ。」


 完全に定型文になっているのか、さっきの商隊と同じ抑揚で送り出されたのはちょっとツボった。


「・・うん。じゃないな、おう、ありがとう。」


「?」


 一瞬RPGの衛兵による定型文を思い出してしまった為、ふきださない様気にし過ぎたのか間の抜けた気の無い返事をしてしまった。

 直ぐに言い直しはしたが、何かしら前世を思い出して一瞬でも気が逸れるのは何とかしといた方が良い気がするな。

 向こうは当然仕事が続く訳でもう次を見ているが、横を通り過ぎた後にまだ少し引きずっていたのかと情けなくてちょっとため息が出てしまったのは仕方ないと思う。


「ふぅ~~~。」


「ご主人様、どうかされましたか?」


 後ろで久し振りに来た城門の向こうに興味を引かれているオルガは気付かなかったが、すぐ後ろに付いてきているレティにはしっかりとため息が聞こえていた様だ。


「あー、うん。ほんのちょっとだけホームシック・・・か・・ね。うん、違うな。元からホームシックに罹るようなあまっちょろい精神構造してないし。ん~~・・昔懐かしい事を思い出してちょっとボケた返事しただけってとこかな。細かい事を言うと、ゲームや本と現実は違うと考えている上何かしらの事が合致するのは精々が万が一の確率じゃね?とか思っていたんだが。よく考えれば分かったと思うが、そりゃあごく普通の町へ入る挨拶なんかは物語も現実もあまり変わる訳が無いよな。」


「なるほど。ご主人様の記憶にあった本の事ですか。・・・・・日々の普通に行うであろう会話にまで特殊なモノを求めだしてしまったら、その物語自体に無理が出るのではないでしょうか。ご主人様が居た頃には既にその兆候は有ったようですが。」


「ああ、あれか。まあ、その手の物語は完全に現実とは違う、とオタク達は夢中になっていたが。俺の偏見を含んだ考えとは思うが、幼馴染が普段から暴力を振るって何も言われなかったり、ストーカー的行為をヤンデレとか言って誤魔化した物語はどうかと思う。どちらも度を超えた愛情が有るにもかかわらず素直になれない、なる気が無いキャラクターの行動として描かれるが、人に対する行動としての基礎が無いのでオタクとして多少その手の本も読んだが結局あまり好きでは無かったな。」


「基礎ですか?」


 この世界の、しかも竜であるレティは、俺の記憶を多少持ってはいても流石に分からない様で、不思議そうな顔をしていたのでもう少し説明する事にした。


「うん。本当は簡単な話で、人に対する思いやりや、自分がそれをされたらどう思うか、という考えががそこにあれば、好きな人に素直になれないからとそんな対応はしないだろ。ま、この世界でそれを言い過ぎると、商人にカモにされるか冒険者や傭兵系統の調子に乗った奴にかっぱがれるかになるとは思うが。」


「私が居てそうなる事は無いと言い切れますが。・・・なるほど、どの世界にも何かしら足りない物が有るという事ですか。」


 オルガを先頭に三人で街に話しながら入ると、今まで居た町が地方の小都市だったとよく分かった。

 オルガは来た事が有る為普通に見上げ、レティはそもそも人の建物に興味は無いのだろうどちらかというと周りを警戒している様だし、俺だけが圧倒されて手前の建物から奥の王城まで二回は流して見ていた。


「さて、難しい話は終わりましたか?」


 まだ現実に戻り切っていない俺にからかう様にオルガが言ってきた。


「っ!?おう、終わたよ?ちがう、終わったよ。」


「<クスクス>では行きましょう。幾つか回って何処に居るのか確認しなければいけませんから。」


「聞いて教えて貰えるのか?冒険者は先ず参加したらな、とか言われそうな気がするが。」


「だれでも参加できる様な所や闇でやっている所はそうかもしれませんが、今から行く所でそれは無いですね。低位とはいえ貴族が来る可能性が有る所でそんな事をやっていて万が一があった日には、下手をすると翌日には連なる者連座で皆処刑なんて事になるかもしれませんから。」


 他の町よりかなり多い大通りを人を避けつつ街の中央に向かっていくと、今通っている街並みの向こうに明らかに作りが違う大きな屋敷が並んでいた。

 前にはそう高くはないが壁が有り、入り口にまた衛兵が立っていた。

 入るつもりは無いが、さっきから豪華な馬車が道の真ん中を通って衛兵にカードらしき物を見せてパッパと入って行くのを見るとちょっと馬車の中を見たくはなった。


 通っていく馬車の中は曇りガラスなのかそれっぽい物が付いていてほとんど見えないが、三台目に来た馬車は透明な硝子みたいな物にカーテンが掛かるタイプの物だったので隙間からちょっと覗いてみた。

 通り過ぎて衛兵の前で数秒止まる中で見ただけなのでハッキリは分からなかったが、これが王都の本物の貴族か・・・まがい物とは違うな。

 オルガの関係でしかちゃんと貴族は見ていなかったが、あのなんちゃって子爵とは明らかに纏う雰囲気が違う。


 多分50代くらいのおっさんなんだが、ただ普段通り前を向いてるだけの様に見えているのに威圧感が有るってどういう事やねん。

 変に驚くと中途半端な変な訛りになるが、それほど驚いた。

 前世でテレビ上で政治家は見ていたが、政治をきちんと行っている者自体が居なかったからか総理大臣でも全く役不足な感じだ。


 日本の政治を見て思ったのは、地元の有権者から党の支持母体の顔色を窺い少ない秘書で頑張っている人も居るのは分かったが、そもそも支持母体って何?って事だった。

 それが分かっているって事は、それを忖度しろって事だろ。

 愛国心の無い一般市民からしたら国なんてどうでもいいから自分の生活を楽にしろって当然言うだろうし、それを忖度なんてしていたら本来の国の為の政治なんて出来る訳が無い。


 じゃあ、政治家って結局国の為とか民の為じゃなく分かっている見えている所を見て政治をする訳で、声の大きい巨大な集団の言う一般で見たらおかしい筈の事を正さず進めたり、今迄得ていた既得権益を変わらず得る為に必死だったりと、国としてどん詰まりへと進んで行くのは見ていて阿呆だなぁという感想しか出なかった。

 と、前世での長い愚痴になってしまったが、このおっさんも別に私利私欲で何もしていないかは分からんし置いておこう。

 夫人と登城して来たのか妙齢の綺麗な女性が横に居たが、見た目はちょっとむさい貴族のおっさんだったのにも拘らず、品が有るというかお似合いに見える。


「お眼鏡には適いましたか?」


 じーっと見ていたから、何処を見ているかなんてのは分かるか。

 

「どうだろうな。見た感じ面白そうとは思うが、この国の貴族だし見た目だけって可能性も有るからね。で、此処から近い競売会場は何処にあるんだ?オルガ。」


 記憶を辿っているのかきょろきょろしているオルガに聞いてみると、一応目星は付けていたのかそのまま貴族街の前を横切り迷い無く進んで行った。


「こっちですね。私がいつも使っていた方から来たので良かったですよ。東側から入ると王都はそう詳しくないですから。良くて護衛、言い難いですが悪いと肉の盾としての近い人材発掘の為に幾つか聞いていたのですが、今迄は私自身が護衛でしたし忘れかけていましたよね。あの子爵は一々指図しなければいけない奴隷より、裏の繋がりから多少問題が有ろうとも金を払えば多少信用は出来る者を借りていましたから。ちなみに、本来は奴隷もきちんとコミュニケーションをとり信頼関係を築けば、その分しっかり働いてくれるはずですけど。」


「・・・うん。忘れる前で良かったよ、ホント。」


 話しながら貴族街の壁の前を南に進んで行くと、そう遠くない所にかなり大きな建物が在った。

 入り口に警備の人間が居るが、両脇に二人と奥の見え難い位置にもう一人隠していて計三人配置しているようだ。

 外観から警備の様子までゆっくりと見ていると、オルガがササっと片方の警備に声を掛け冷やかしでは無い証明に参加可能な冒険者証を見せて確認してくれた。


「今日の競売のリストをお願い。」


「・・・良いだろう。えーっと、ちょっと待ちな。」


 警備の厳ついおっさんが後ろの机から一枚の粗悪なごわついた紙を出してきた。


「ありがとう。「おう。」主、どうですか?」


 こっちに見せてくれたので、後ろから見てみると質の悪い紙の所為か汚い文字が書いてあった。

 書いてあるのは良いが・・・はっきり言って見難い。

 頭を突き合わせて三人で見てみたが、此処では無い様だ。


「ん~~、居ないな。次だ、次。」


 同じ調子で確認して三件目でそれらしい奴隷が入っているリストが有った。

 売られる奴隷にはそれぞれ簡単な説明が入っていたが、小さい商会の経理を担当していたらしい。

 オルガの知っている同じクラスの競売会場は、もう一つ少し離れた場所に有るとの事だがそっちも確認した方が良いか。


 探している間に時間が結構経ってて、今昼過ぎくらいか。

 大体競売は何処も三時から四時の夕方からが多いし、最後の一ヶ所を確認して昼飯を食べてちょっとした用事を終えたら参加しに行く、くらいでちょうどいいだろう。

 今日の今後の予定を立てつつ最後の競売会場に向かった。


 十分ほど歩いて着いたのは今迄の三件よりは小さい所だった。

 今迄の三件は結構大きい建物というか館でまあまあの前庭も有り一回の競売で数十のモノ(人含め)を扱っていたが、此処は普通の一軒家とは言わないが確認したらやはり小規模の所の様で十三件しかモノが無かった。

 ただ、気の所為か人材が良いのか此処の競売、中身は結構掘り出し物が有りそうな気がする。


 今の俺のスキルはまた本質解析、土魔法、闇魔法の三つを封印して勘強化を付けているので、さっきの所でも何も無かったのに、見せて貰ったリストには幾つか気になるモノが有った。


「レティ、オルガこれが何か知っているか?」


 人にも気になる者は居たが、先に全力でこれを手に入れた方が良いと勘が言っている物が有った。

 リストの頭二番目に有るって事は、此処で余り良い商品では無いという事なんだろうけど。


「すみません、私は見た事も聞いた事も無いですね。」


 オルガは知らないと言って来たが、レティはちょっと俯き考えている様に見えるが何かあったのか次の瞬間パスがつながった。


『ご主人様、これは買いです。確実に買いましょう。』「この人はどうでしょう。」


 パスに集中すると黙ってしまい怪しまれると思ったのか、俺とパスで話しながらオルガと差し障りの無い話を普通にしだした。


『ん?知っているのか。ってパスでそれを言うって事は、何か勘違いなのか価値の有る物が安く出品されてるのか?』「うーん、護衛は今は足りていますし、この剣はどうでしょう。なかなか使えるんじゃないでしょうか。」


『勘違いといいますか、人族ではこれが何か知っている者は居ないんじゃないでしょうか。パスは念の為ですね。』「それなら今足りない能力を足す為にこの人は?」


『なんなんだ?人族でって事は他の種族の何か大切な物だったりするのか?』「そうですね・・・。」


『そうです。隠形樹の枝ですね、あれは。隠れ里に住むエルフ族の森は九割隠形樹で成り立っています。錬金術の素材として出されている様ですが、使えない訳では無いですが私達にはもっと有用な使い方が有りますよ。』「もうちょっと考えてみますか。」


『ああ!そうか、その名前から察するに俺達の村に植えれば色々とバレにくいって事か。』「・・」


『あら・・流石に名前から分かり易かったですか。そうです。ご主人様は覚えていないようですが、記憶に取り木って木を増やす方法を見た事がある様ですよ。』「・・・」


『ん?あったっけ?あ~・・う~・・・うん、覚えが無い。どんな方法なんだ?』「・・・・」


『それは後にしましょう。そろそろ向こうが痺れを切らしそうです。』


 話に夢中で忘れかけていたが競売のリストで確認中だったな。

 真っ先に引っかかったモノに集中していたが、こっちには商会の経営にかかわった奴隷が居るので、何だったらこっちのとさっきので経営と経理を任せてもいいかも。


「ありがとう。参加する事にしたから、後で宜しくな。」


「おう。あんたらみたいに普通に来てくれる奴らは歓迎だよ。参加料は三万ソルだ。忘れない様にな。」


「ああ。」


 確認したいモノは確認できたので、一旦昼飯食って別の用事を済ませてから戻ってこよう。


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