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元オッサンの眷属使い  作者: 烏賊紳士
第二章 仲間を増やしつつ修行中です
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寄り道一回目 更に勉強です

設定回みたいな感じです。思い付くまま書いてる感じで検証はしていないのでかなりいい加減です。読み飛ばしても大丈夫と思います。

 レティが従魔、というか仲間になってから色々知識を教えて貰ったけど、この世界の魔法について順次教わる事になった。


 「先ずこの世界の魔法は理解と想像だという事です。最初に基本の魔法を見て覚え、効果を足したり数を増やしたり、威力を上げるにはどうするか、その前に範囲を広げるには、と自分で考えるのが理解になります。科学系統の話も含みますが、九割方そこまで考えている魔法士は居ませんね。ご主人様の世界で良くある話ですが、魔法が有りほぼフォロー出来てしまう為科学なんて学問は暮らすだけで一杯一杯のこの世界にはほぼ無いです。国の直轄にある研究職は別な様ですが。」


「理解が基本だとすれば想像が応用です。火に風を足したらどうなるか、や、火と水、土と水、土と風、幾らでも応用は利きます。規模を大きくするにもただ魔力を多く消費して大きくするのと、様々な魔力を同時起動したり混ぜ合わせ火に風で規模を大きくし土でまきびしみたいのを混ぜて一緒に飛ばしたりとは色々違う事になります。消費魔力や実際の範囲が何処まで広がるか等です。」


 勉強していくと、色々考えるのが面白くなって来た。

 ・・・ただ、レティと会う前に一度だけ苛立ち紛れに同時に複数の属性を使った事が有るが、後から何回も試しても一回も出来なかった。

 異世界出身者には皆言える事だが想像に関しては問題ないだろうし、魔力の精密操作足りないのかと思い魔力そのものを形を変えたり少しでも遠くへ伸ばしたりと時間を掛けて修行していった。


 ある日には先ず二種の属性を同時に仕える様になる為、左手の上に水球を出しつつ右手に火球を出そうと試みる。

 が、しかしやはりと言っては何だが、一瞬同時に発現したと思ったら火球の方が消えてしまった。

 何回か試してみたが、意識がより行っていない方が消えている様だ。


 この世界の魔法士は皆まず基礎の魔法を魔法学校の先生や冒険者の先輩、幼い時に見出された師匠などから自分の属性に合った魔法を見せて貰い、自分に合わせて使っていくのが一般的らしい。

 なので、基礎の物を強化した物しか使えないなんて事もまま有ると。


「当然人に依りますが、最初に火球の魔法を見せて貰った魔法士が冒険者を引退する時に使えた魔法が火球と火壁、火炎放射、火剣の四種しかなかった、なんて事もざらにあります。高ランク冒険者になると複数の属性魔法を持っている者も居ますが、副属性として覚えるのは大体は冒険に一番必要な水魔法が優先で、次に土塁を築いたり野営時に落とし穴を作ったりと、防衛戦にも使える土魔法とかになりまして同時使用って考え自体ほぼ無いですね。」


 スキルにレベルは有るがどのレベルだと何が使えるっていう指標は無いらしく、結局は使い易く分かり易い魔法ばかりになるので威力や範囲は多少上がるが同じ魔法を使い続ける人が多い。

 冒険者は依頼やら何やらで一々魔法を開発してる暇はないし、軍に所属している場合は別だがこの場合結局軍の内部で情報は遮断され外に出る事は無いしで意味は無いし。


 今の俺は光と水、土を主に使っているのでそこら辺をまずは強化するのが良いのではとレティに言われたので、特に最初に使った水魔法は生活でも冒険でも最重要だし先ずは使う事に慣れる事に。

 安全な場所で魔力を使い切り基礎値を上げ、粘土で形を変える様に変幻自在に魔力を操り精密操作をより細かく遠くで操作出来る様使いまくった。


 よく小説等で離れた場所に魔法を直接掛けたりするシーンがあるが、この世界の魔法でそれをやろうとすると結構大変である。

 今迄見た魔法士は皆自分の周りに魔力を広げそこから魔法を使う。

 付与魔法で強化や属性付与する時も一々触る訳では無いが、大体1m~2m位が限度であるらしい。

 きちんと自分の魔力を魔法を発動したい所まで伸ばしてそこから発動するので、離れた所から魔法を使うって事自体やらないみたいだ。


 一番攻撃魔法を使うであろう冒険時も戦争時も離れた所から魔法を使う事なんて無いだろうし仕方ないとは思うが、表に出たくない俺はそこは何とかしとかないと使った人間を誤魔化したりも必要になるかも知れないし。


 あと、特殊な魔法として回復魔法と信仰魔法が有って、共に傷の回復が出来る訳だが内容がかなり違う。


 回復魔法は薬学を修めた魔法士や、数少ない産まれた時から才能を持った者が使える様になる物で、傷の回復にのみ特化していて切り傷から火傷、打撲、骨折等魔力を使って治せる、と。

 一番簡単なのが本人の体力を使い普通に治る時の回復を無理矢理早送りするだけのもので、体力の消耗は激しいし痛みは倍増するしで、覚えたての時に慣れる為にあまり重くない痛みもたかが知れている軽傷を治すのに使う位らしい。

 順次慣れてくると魔力で代替出来る様になり、最高の使い手になると相手の体力を一切使わないどころか魔力で体力を補填しつつ治す事も出来るほどだと。

 しかし、病気や石化や麻痺などの状態異常を治したりは出来ないのは自分で使ってるから理解はしている。


 信仰魔法は神に祈る事で使える様になる魔法で、傷、病気を治したり、抵抗力そのものを上げたり、アンデッドを浄化したり出来るらしい。

 大神官レベルになるとある触媒が必要になるが病気を全回復出来たり、儀式が必要だが完全回復が出来たりするのは吃驚だ。

 今居る国にはそんな神官は居ないらしいが。


 他にはそれぞれの神を祈る事によって直接加護を得たり、司る物によってそれぞれ違う特殊信仰魔法を使える様になったりで、一般人には愛の女神ミルシアや農耕の神ウスノノ、商人の神マイカンルーフ、酒の神ルーグ、死神ファグリー辺りが多く信仰されているみたいだ。

 冒険者や軍人には闘神ジートル、戦神ジーラン、鍛冶神ドッダーグ、賭博神ジャックルアードが多く、個人で動く事の多い者は闘神ジートル、部隊以上で動く者は戦神ジーランに分かれるんだとか。


 レティ達竜種はあまり興味が無いらしく特殊信仰魔法は数種しか知らないという事で、ミルシアは愛の女神らしく夫婦の祝福として夜の生活を補助する祝福を与えてくれ、マイカンルーフは商人に最重要な馬車を強化できるし、ウスノノは範囲内の蚯蚓を強化してくれるという農家には嬉しい効果があるらしい。


 一度に全部学んだ訳ではないが、この世界の常識と言うモノが少しは分かった気がする。

 ・・・少しだけど。


 あと、信仰魔法で出たけどこの世界では割と近い所に神が居るので注意が必要だと言われたが、これに関しては実際一回でも会ってみないと何とも言えない、かな。

 そもそも神に始めて会ってどういう思いが沸き上がるかもわからんし、頭の片隅に注意事項だけ置いておいて実際に会った現場で考えるしかないだろ。




 またある日には、信仰魔法を教えて貰った時話に出てた神についてもう少しだけ詳しく聞けた。

 レティ達竜族は神に興味はないとはいえ、実際に神が居て稀にでも地上で活動することが有るとなれば話を聞く事はあったらしい。


「私の記憶によりますと、ジートルとイーシアが実際に降臨した事も有れば、かなり昔ですがイーシアは神としての姿を封印して冒険者として暮らしていた事もあります。その時の偽名がイーシャでしたが、ランク9まで行っていまして彼女のパーティは冒険者ギルドで語られる皆が目指す伝説となっていますね。確かパーティ名は黒の魔法使い(ネロストレーガ)だったはずで、皆魔法が一流レベルで使えた事とリーダーのイーシャが今ではほとんど使い手の居ない闇魔法を得意としていたから付けたらしいです。・・・まあこれは噂として又聞きしただけですが。」


「実際に神が居る事もあるのか・・・。会ったら何かしらの面倒が起こるとしか思えんな。今居ない事を願うしかないか。」


 腐った貴族とは比べるべくもないだろうが、会わないに越した事はなさそうだ。


次回31日0時投稿予定

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