下田の黒船。伊豆の最南端。夕日が照らす船の上で…(中編)
大室山を降りて伊豆の最南端を目指す旅行サークル一同
そんなこんなで立ち寄った竜宮窟から見た景色
初めて泊まった高級ホテル
晴海の胸がどんどん高なっていく!
「たびサー」伊豆編の中編です!!
ガガガ文庫での書籍化、そしてアニメ化希望です!
皆さんのブックマークが力になります!
是非ブックマークしてくれると嬉しいです!!
目指すは「このライトノベルがすごい」大賞
そしてマケイン作者の雨森たきび先輩に追いつくことです!
皆さん、よろしくお願いします!
(こちらは前編の続きで、伊豆旅行の完結編です。まだ前編を見てない人はそちらを先にご覧下さい)
大室山の麓まで降りてきた私たちは、そのすぐ隣にあった「シャボテン公園」まで行っていた
「あ!おい見ろ部長!このサボテン凄いぞ!乾燥帯じゃないのにこんなに大きいサボテンが植えられてるぞ!」
「ハハ…そりゃ温室だからね…。でも確かにすごいねこれ」
そんなこんなで今回もかなでが興奮している。まぁ科学全般好きならそりゃ生物学も科学だし好きなんだろうね…
「ねぇ晴海ちゃん、これってアロエ?にしてはでかい気がするけど…」
遥斗くんがそう言ったので見えみると、確かにアロエっぽいものがあった…が…あまりにも普通のアロエより大きい
「さぁ…?アロエっぽいけど…それにしてはでかくない…?」
「ここにリュウゼツランって書いてあるけど…」
そう玲音ちゃんが言ったと同時にかなでがこっちに来て語り出した
「リュウゼツランか?リュウゼツランはな、主にメキシコに自生する株幅が2~3mになる大型の植物なんだが、数十年かけて成長した後、1度花を咲かせると枯死してしまう1回繁殖型植物なんだ!まぁちょっと生涯がそれは可哀想だけどな」
なんでそんなこと知ってるんだろうか…?一瞬私は思ったが、やっぱりそうやう知識がある以上、科学オタクという肩書きは嘘ではないみたいだ
「なんか…吹奏楽部の大会みたい…」
「…え…?」
遥斗がなぜかそんなことを言った。なぜ吹奏楽部なのかも分からないし、どうゆう関係性があるのかすら私には到底分からなかった
「あ、いやなんでもない…ただ…」
「?」
「僕…中学時代に吹奏楽部やってたから…」
「え!?そうなの!?」
初耳だった。全然そんな感じがしなかったからだ。正直それを聞いて、どの楽器なのかとか、大会どうだったとか、私としては聞きたいことがある…だけど…
「そ、そうなんだ…」
聞けなかった。その時の遥斗くんの表情は、どこか暗くて、多分聞いていけないんじゃないかと…そう思ったからだ…
「と!とにかくさ、別のところ行こ!」
「うん」
部長がそう言ったので、私たちは部長のあとをついて行った
その後、私たちはカピバラとかカンガルーと触れ合い、園内に放たれているクジャクを見たりと、シャボテン公園で楽しみ、そして気づけば分針は10を指していた
「ちょ待って、そろそろ行かないとまずいかも」
部長がそう言った。何時につく予定なのだろうか…?
「何時につく予定なの?」
気になって私は部長に聞いた
「とりあえず下田に15時には着きたい」
「え!?それ本当に間に合う!?」
現在時刻が14時前で、下田到着が15時。あと1時間くらいしかない。正直いって、少し厳しいんじゃないかと思うんだけど…
「バスは…行ってる…。残された手段はただ1つか…」
そうゆうと、部長は電話番号を入力して、耳にスマホを当てる
「あ、すみません、今伊豆のシャボテン公園にいるですけど、そちらからここまで来れたりすること出来ますか…?」
え?これってもしかしてだけど…
「あ、すみません。ありがとうございます!」
そう言って部長が電話を切ると同時に、玲音ちゃんが私の思っていた不安を聞いてくれた
「部長…もしかしてですけど…救急車呼びました…?」
そう、そうなのだ、電話の感じとか、なんかもう救急車とかレスキュー隊とか、そうゆうの呼んでる感じにしか見えないのよ…。何より最近は救急車で目的地まで運んでもらうみたいなのとかあるらしいし…
そう思い、私は少し不安を抱いていたのだけど…
その疑問に不満があるように部長が返答した
「あのさ…私そんなに害悪人間に見える?そんなことするわけないじゃん…。タクシーだよタクシー」
「…え?」
「いや普通に考えたらそうでしょ?誰が駅までの移動に救急車使うんだよ…。5人乗りのタクシー、手配しておいたから…ここから2500円くらいするらしいし、ひとりで500円、準備しておいて」
「あ…うん」
正直思ったことがある。私…バカなのかもしれない…。いやだって普通救急車だとかそんなこと考えないでしょ?なんでそうゆうの出てこないかなぁ私…だから陰キャなんだよぉぉぉ!
そう思い。私は整えた髪を激しく上下に動かし、髪の毛を崩す。それを見ていた玲音ちゃんと遥斗くんは冷たい目で私のことを見てきた
そんな目で見ないでよ…。こんなの公開処刑じゃん…
「お!タクシー来たぞ!」
かなでがそう言うので見てみると、奥から黄色い車体の車が来ていた。フロントガラスには「迎車」という文字が書いてある
「ちょっとみんな急いで欲しいかも…。9分発の特急乗りたいから」
今の時刻は55、ここから9分発に間に合わせるのは流石に無謀な気がするけど…
そんなことを思いながらも私たちは5人乗りのタクシーに乗り込み、目的地へと向かっていた
「9分発ですよね?多分間に合うと思います」
そんなことをタクシーの運転手は言った。正直本当に間に合うのかと半信半疑ではあったが、ここはタクシー運転手の言葉を信じるしかないと思い、ただ見守るしかなかった
「急いでいくので、3分くらいには着くと思いますが、もしかすると到着がギリギリになってしまうかもなので、一応すぐ降りれる準備はしておいた方がいいと思います」
「すみません分かりました。ありがとうございます」
そんなことを言っていたら、ついに時刻が14字を回った
「ところで皆さんは、大学の友達とかで旅行ですか?」
「あ〜はい…まぁそんな感じですかね…」
運転手のそんな質問に、少し部長は戸惑いながらも答えた。まぁそりゃ『私たち旅行サークルです』なんて言ったところであまり伝わらないだろうし、これが一番言い返し方だよね…
「そうですか…。いいですね。青春してて」
「え…あ…はい」
何故か青春という言葉に私は反応してしまった。高校時代の青春コンプレックスが原因だろう。だけど、今こうやって青春してると言われるのは、少し自分にとっては新鮮で、嬉しかった
大学で夢見ていた『青春』
これが今出来ているという、その事実がただ、私の胸を踊らせた
「私も昔、そうゆう時代がありましてねぇ。まぁ私、大学時代とかは友達とスキーとかして遊んでて…。今でもあの時の楽しさは忘れられないなぁ…」
そんな運転手の言葉に、部長が言葉を返す
「そうなんですね…。正直私も、こうやって今青春できてるのが凄く嬉しくて…」
確かにそうだ。私だって今この瞬間が楽しい。ひとりで全てやっていて、まるで世界に一人しかいなかったあの時よりも…
でも同時に、私は高校時代のその思い出も大切だと、そう感じた。青春というのは多分。比べるものじゃない、どちらも自分であり、どちらも自分にとって大切な思い出なんだと思う
「こうゆう事できるのって、意外と今しかないんですよ。社会人になってみてから分かりましたが、社会人になると、こうやって遊ぶ機会って一気に減っちゃうんですよ…。だから学生さん」
「…はい…」
「今のこの時期…しっかり楽しみな!」
その言葉を聞いた瞬間。私の中で何かが変わった。いや、というよりも、迷っていた私の人生に1つの光が差したような。そんな感じだ
「この瞬間を…楽しむ…」
ただそれだけが、私の道標なんじゃないかと、青春なんじゃないかと…。そんな声が聞こえた
そんなことを話しているうちに、タクシーは伊豆高原駅に着いた。時刻は14:04だ。特急が発車するまで5分
「チケットはえきねっとで取っておいたから大丈夫。とりあえずSuicaで入ってもらえば、あとの特急券は私が言うから」
「あ、はい」
部長の指示に従い、私たちは伊豆高原駅の改札を抜けた
「間もなく、一番線に、特急踊り子 9号、伊豆急下田行きがまいります。危ないですから、黄色い点字ブロックの内側までお下がりください」
ホームに到着すると同時に、列車の到着案内が流れた。普通にギリギリすぎる…
「いやぁ、危なかったわぁ…これ逃してたら強制サフィール踊り子確定するところだった…」
いや本当に危ないじゃん…普通に乗るより高くなるところだったってことでしょ…
とは思いつつも、実は少しだけ乗ってみたいという気持ちも私にはあったりする
「はぁ!?おい部長!だったらサフィール乗らせてくれよ!絶対楽しいじゃん!」
そう言うと毎回口を挟んでくるのは、やはりかなでであった…。毎回思うけどかなではお金どこから出てるの…
「ハハハ…流石に高いからね…。今度また行く時に乗ろ!」
毎回思うが、部長の包容力と寛大さは異常だと思う。色々な文句や疑問を綺麗に受け流し、誰も傷つけない。それは単にコミュ力が高いという一言で受け流すことは容易だと思うが、そうではなく、もっと何か違うものを、部長はもっているような…そんな気がした
踊り子に乗り込んだ私たちは、そのまま終点の伊豆急下田駅に向けて走っていた。ふと左側を見ると、そこにはどこまでも続く海が見える。そして毎回思う、この海の下には何が広がっているんだろう…?と…
「間もなく、終点、伊豆急下田駅に止まります。本日も、特急踊り子9号をご利用くださいまして、ありがとうございました。どなた様もお忘れ物ございませんようにお願いいたします」
そんなことを言っていたら、到着案内が流れて、あっという間に終点の伊豆急下田駅に着いた
こうゆう鉄道の終着駅に着くと見える、車止めとその先に見える改札口は、旅の始まりを彷彿とさせて好きだ
降りてから、少しだけ下田の街を観光した後に、近くにあったレンタカー屋さんで部長はレンタカーを借りた
「ここから竜宮窟に行った後、南伊豆弓ヶ浜温泉で泊まって、2日目が石廊崎オーシャンパーク、天城越え、黄金崎と行って、土肥でレンタカーを返す、という形で間違いないですか?」
「はい、大丈夫です」
「分かりました。あとはこちらからの注意事項なのですが、まず返却前にガソリンスタンドで満タンにしてから返すようにお願いします。レギュラーで構いません。それで2つ目になるんですけども、もしこちらが予定の時間よりも遅くなる場合にはこちらに連絡をお願いします。その際には延長料金を頂くことになりますので、渋滞なども加味して、お時間に余裕を持って移動をお願いいたします。最後になりますが、もしこちらの車が事故などで、車体に傷が付いた場合は、その場で連絡していただくか、返却場所、今回でしたら土肥ですかね、そちらに着いた時点で申告をお願いいたします。もしこちら傷がついており、申告しなかった場合、違反金を支払ってもらう可能性があるのでご注意ください」
「わかりました。すみませんありがとうございます」
レンタカー借りるの手馴れてるのだろうか…?
部長は戸惑うことなく、レンタカーを借りた
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少しずつ音が大きくなってきたかと思えば、目の前を一台の車が高速で通過した
「…に…25kmオーバー…」
部長はハンドルを握って車を走らせると、国道136号線を駆け抜けて行った
「部長…流石に速すぎない…?」
凄く心配そうな顔で遥斗が言ってくる。それもそのはずだ。この道路の制限速度は50km、カーブなども多いこの区間を、部長は75kmで駆け抜けている
「ん〜?そんな速いかな?山間部でこのカーブなら、これくらいでもいいと思うんだけど…」
部長は慣れているのかもしれないが、私たちからすると、カーブで反対車線に乗り込んだりとか、ガードレールスレスレ走ったりとか、もう恐怖でしかないのだ
「…あ…っとぉ…危な…反対車線から車来てたわ…」
これぶつかってたらどうするのよ…。これ気づかないうちに傷ついているんじゃない?レンタカーだから付いてたらまずいでしょ…
こうして乗ってみて分かったが、部長は言わば『ハンドルを握った瞬間に性格変わる人』なんだと思う。さっきから部長とは思えないくらいにテンション高いし、爽快に走ってるからさ…
そんなに車運転するの好きなら、鉄道オタクじゃなくて車オタクとでもした方がいいんじゃないかと正直思う…
「300m先、左方向です。その先、竜宮窟入口に入ります」
「はいはーい」
そうゆうと部長は速度を下げることなく左折する。だから怖いって、しかも道路狭いし…
「部長…速度…」
「わかったから1回静かにして!」
「あ…ごめん…」
なんなのよこれ…遥斗くんすら困らせてどうすんのよ可哀想じゃん。それでいてこの細い道を60kmで走るとか頭おかしいでしょ、せめて40kmでしょ…
で、下田駅から15分、普通に行くよりも10分くらい速く竜宮窟に着いた。部長はというと、近くにあったコインパーキングに失敗することなく駐車した
「ふぅ!着いたぁ!運転楽しかったわ!」
「速すぎますよ、部長。速度超過です」
「まぁまぁこれくらいはさ…」
「これくらいはとかで済まされる速さじゃないんですよ。30kmオーバーですよ?頭おかしいんですか?こんなの普通は免停ですよ」
「…えぇ…ご、ごめん…」
玲音ちゃんが部長に説教をすることで、後輩が先輩を叱るという普通ならありえない摩訶不思議な現象が起きた訳だけど…。クセ強い人多くないここ?
そんなことを思いながら、私たちは竜宮窟の入口を潜った
「凄いなこれ…こんなの何で出来てるんだ?」
「この地形が出来るのにどんな歴史があったんだろう?」
入る前からかなでちゃんと遥斗くんの2人は既に楽しんでいた。それもそうだ。私だって本当は、こんなに他とは違う雰囲気を感じたことがない
吊り橋効果…というものだろうか?きっと今、他の誰かから告白されたら、私はあっさりOKしてしまいそうな…そんな感覚に少し近かった(まぁ私彼氏なんて出来たことないんだけどね…)
そんな階段を下ると、ついにその景色が見えた
「…!」
言葉が出なかった。どこかで感じた感覚に近いと感じた
ただ、私の目の前に現れたのは、額縁のように貼られた自然の枠と、その中に映る水平線の海、そんな遥か先から流れてくる穏やかで、でも何かを伝えるかのように、ただ一定のリズムを刻んで聞こえてくる波だった
ふと天井を見上げると、そこには私たちだけを照らすかのように、光が差し込んできた
「みんな、こんなので感嘆しちゃってるの?そんなんじゃこれから持たないよ!これはまだ、伊豆の景勝地の中では序の口であって、これより凄い景色が沢山広がってるんだから!」
部長はそう声をあげる。でもそう言う部長の目は、そうとは思えないほどに、目が潤んでいて、何かを感じているような雰囲気だった
部長はこう言ったが、それを聞いて私は思う。これよりも凄い景色が広がっている、そんな伊豆の凄さと、自然の雄大さ、それに対してまだまだ私が井の中の蛙であるという事実が…。そして同時に私は、そんな自然の凄さを毎回実感している。それほどにまで、自然というのは素晴らしいのだ
「あの水平線の先…何があるんだろう…?」
長い髪を掻き揚げながら玲音ちゃんはそう言った
ここから見える海、その先には青い空しか広がっていないが、その海と空の間には何があるのか…少しだけ気になった
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「およそ300m先、下田石廊松崎線を左方向です」
国道136号線から分岐して、車は少しだけ細い道を走る。ふと右を見ると、少しだけ大きい川が走っている
「さっきの景色…忘れられないな…」
そうやって私はボソッと呟く
「…?…どうかしたの?晴海ちゃん?」
「…え?」
そんなことを思っていたら、遥斗くんから急に話しかけられた
「…いや…別に…なんでもないけど…」
なぜなにか隠してるみたいな言い方するのよ私!遥斗くんもっと怪しく思ってるじゃん…
「あ!もしかして青野川のこと?」
「あ…あおの…がわ…?」
なんのことを言ってるのか見当がつかず、ただ私は首を傾けていた
「ほら、この横の川」
「あぁこれ?これ青野川っていうの?」
「うん!そうだよ!」
いやなんでそんなこと知ってるんだよ
そんなこんなで私にまた1つ疑問が生まれた
「よしっ!着いたよみんな!」
「え!?もう!?」
「もうって…?竜宮窟から弓ヶ浜温泉は普通に近いでしょ?」
流石に信じられなかったので、スマホを取りだしてGoogle Mapで調べてみると
「…本当だ…」
思ってた3倍は近かった。抜け道みたいなのが途中にあり、それに沿って進むと、普通に全長で1kmくらいしかなかった
「ね?そうでしょ?ここの区間営業キロ的には全然近いから」
「え…営業キロ…?」
「あぁ…なんでもない…鉄道用語だから気にしないで」
なんで車に鉄道用語を取り入れるの…。まぁでも部長っぽいしいいや
そんなこんなで私たちは泊まる予定の宿に着いた
どうやら「弓ヶ浜温泉 季一遊」と言うらしい。1泊2万5千円だとか…
え!?1泊2万5千円!?いくらなんでも高すぎでしょ。私そんな大金払えな…いやバイトしてるから行けるか…
「おい待て部長!ここ1泊2万5千円もするのか!?それもう星野リゾートじゃねぇか!」
いや星野リゾート舐めんなよ。そんな安いわけないでしょ。私も前に卒業旅行で幼馴染の子と2人で一緒に行ったことあるけど、余裕で10万はしたからな。受験でバイトしてたけどお金使わなかったから貯金50万くらいあって行けたけど…
「まぁでも、たまにはこうゆうホテルに泊まるのもいいよね」
遥斗くんがそんな事を言った
でも確かにそれもそうだ。せっかく2万5千円払って泊まるホテルなんだから、そのホテルを楽しんだ方がいいことは私も納得だ
「そうそう。それに最近は色々あってそんなに高いホテル泊まってなかったから、久しぶりにこうゆうホテルに泊まるのもいいと思うよ」
「あと私は旅行サークル入って初めての泊まりだから、せっかくなら高いホテル泊まりたいし…」
遥斗くんに続くように、部長と玲音ちゃんも言った。確かによく考えたら私は旅行サークルに入って初めての泊まりだ。せっかくなら高いホテルに泊まりたい…。いや…でも2万5千円か…
「よし!ということでチェックインしちゃおう!早くホテル楽しみたいし!」
部長の元気っぷりには毎回私は感心してしまう。私もこれくらい元気に楽しめたらなぁ…。と私は時々思う。まぁそのためには私の性格を根本から変える必要があるんだけどね…
そんなこんなで私たちはチェックインを済ませて、ついに私たちの泊まる部屋に入った
部屋に入り、真っ先に飛び込んできたのは、伊豆半島の南側、果てしなく続く海であった
「ひゃっほー!やっぱホテルが一番落ち着くわ!な!晴海!」
「え?あぁ…そうだね…」
そうなるとは思っていたが、案の定部屋に着くとかなではまるで子供かのようにはしゃいだ
「ほら、かなで、他のお客さんもいるんだから」
「あぁ…確かにそれもそうだな…。すまん!」
そんな状況の中でも、部長は冷静に対応する。それに答えるように、かなでも納得して静かになった。部長…保育園の先生向いてると思うよ…
「でも確かに、ここから見る景色…すごく綺麗だね」
どうやら遥斗くんも同じことを思っていたらしい。確かに綺麗ではあるんだけど…でもやっぱさっきの竜宮窟と比べちゃうとなぁ…。いやまぁすごい綺麗なんだけどさ
「よし!そしたら早速!疲れとる為にも、大浴場へ行こー!」
「部長、その前にこれ…」
「…え?」
玲音ちゃんがそう言って指してきたのは、よくホテルや旅館においてあるお菓子だった
「いや、こんなの風呂入ったあとでもいいじゃん」
「ダメです。ちゃんとこれ置いてある意味があるんですよ」
玲音ちゃんが一瞬にして部長の話を遮った。
でも置いてある意味ってなんなんだろう?
「これはですね、血糖値を下げるためにあるんです。風呂に入ると血糖値が上がってのぼせちゃうじゃないですか?それを防ぐ為に、このお菓子を置いておくことで、血糖値を下げた状態で、風呂に入れるようにしてるんです」
わ、私には正直何言ってるかよく分かんなかったけど、とりあえず風呂入る前に食べるものということだね…。全然知らなかった。全部お土産的な感じで持ち帰ってたよ…
「で、でも、それなら風呂入ったあとすぐ食べても…」
「の・ぼ・せ・な・い・よ・う・に!」
「…は…はい…」
部長が話す前に、またも玲音ちゃんはさっきよりも語気を強めて言った
そんなこんなで私たちは玲音ちゃんに言われるがままお菓子を食べて、ついに大浴場へと向かった
ザブーン
体を洗った後、片足ずつ足を入れて私は湯船に浸かった
「きもちー…」
全身に湯が浸かることによって、体全体が火照った
私は綺麗に整った髪を持ち上げ、横髪を前に持ってくる
なんだこれ…神かよ…
ふと横を見てみると、玲音ちゃん横顔が見えた。うん、これだけみると凄い清楚なんだよ。これでアニオタですって…一体誰が信じられるんだか…
「これが志摩リンの体験した風呂の気持ちよさか…確かに整う…」
そんなことを思っていたら、またもアニメの話をしてきた。
でも志摩リンってことは…ゆるキャン△か…
私は別にアニオタでもなければ、アニメを多く見ていた部類ではない。進撃の巨人とかいうアニメも、高校時代に友達から初めて存在を知ったくらいにはね…
そんな私でも、唯一と言っていいほど見ていたアウトドア派アニメ、それが「ゆるキャン△」だ。実を言うと、ゆるキャンは私の人生を変えてくれたアニメでもある
なぜなら、私が旅を好きになったアニメが…ゆるキャン△だから…
「…るみ…おい晴海!」
「え!?あ、どうかした?」
かなでから話しかけられた。どうやら私はぼーっとしていたらしい
「お前大丈夫か?そんなすぐに寝ぼせるとか普通はありえないぞ?高血圧だったりするんじゃねぇか?」
「え?い、いやそんなことないよ…ただちょっと色々考えてただけ…」
今でも思う。私にとっての旅の始まりはいつなんだろうか?
旅を好きになったのは、あの日、ゆるキャン△に憧れて、貯金箱にあった1万円札を片手に、伊豆の城ヶ島を訪れた時だ
だけど…私はそれよりももっと前に…始まっていたような…
「晴海!手触れるぞ」
「え?」
急にかなでがそんなことを言ってきた。だから私のぼせてないんだけど…
「…やっぱ脈速いな…。脱水症状か…?」
「…え?嘘…」
「まぁ大丈夫だとは思うが、少しでもやばいと思ったらすぐ上がって水飲めよ。本当にヤバい状態になるとマジで倒れるからな」
「あ…え…うん…」
たったこの一瞬で、私が脱水状態にあることをかなでは言う。はっきり言って、私にその自覚は一切なかった。私は瞬時に判断するかなでの凄さに声が出ず、そう言うかなでを、ただ呆然と見つめるしかなかった。そして同時にそんなかなでを見て、確信したことがある。かなでは…本物の…
天才だ…
初めて本物の天才というのをこの目で見た。ネットとか、友達との会話で、軽いノリで言うような天才じゃない。本当の…本物の…天才を…
「おい…お前さっきから何見てんだよ?そんなに胸ないの気になるか?悪かったな小さくて…」
いつも通りのかなでで、いつも通りの頭のおかしさだ。でも今はそれを「バカ」の2文字で表すことが出来ない。あんなの見せられたら、そんなこと…出来るわけがない…
私はかなでに言われるがまま、風呂から上がる。確かに少しクラクラするかもしれない…。流石に今日は歩きすぎたかも…
ゴクゴクゴクゴク
風呂から上がると、隣にはウォーターサーバーが置いてあった。流石ホテルの大浴場だ。色々なものが完備されている。さっきまで感じていた倦怠感も、水を飲むことで回復した
「いい場所だよね…伊豆…」
「ですよね…。本当にいい場所…」
部長も同じことを思っていたらしい。伊豆がどれだけ素晴らしい場所か…今日訪れたことで改めて分かった
「ずっと…この時間が続いてくれればいいのに…」
分かっている。いつか旅には終わりが来るもので、終わりがあるから旅でもある。だけど、それでも終わって欲しくないと感じてしまう。それほどにまで、旅というのは素晴らしいのだ
「おいそれより早く飯食おうぜ!かなで流完全健康生活リズムだともう飯食う時間だぞ!」
前言撤回、やっぱこいつはバカだ
いや、バカというより猿だろう
どれだけ科学的に生活してるんだよ科学オタクすぎるだろ。ってか『かなで流完全健康生活リズム』ってなに?
「はーい!今行くよー!」
部長…やっぱりかなでの扱い慣れてるなぁ…
そんなこんなで私たちはかなでに言われるがまま、夕食会場へと向かった。というか今日かなでに振り回されすぎじゃない?
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席につくと、待っていたのはとてつもないおもてなしだった。海席遊膳というらしい
ヤバい…飯テロすぎるでしょこれ…。これ読んでる人確実に口の中そうゆう舌になってるって…
ちなみにだが、私、戸塚晴海流一人旅においての宿泊の流儀は、『ビジネスホテル』である。それも大体は、1万円前後で抑えられるくらいの物が大半だ
名前を出せば、東横INNとか、ドーミーインとか、あとは名鉄インとか、まぁとりあえずそうゆうの、あるいはJR東海ツアーズとかがやってる「EX旅パック」で新幹線代含めて3万円前後で行けるツアー(ツアーとは言っても添乗員いないけど…)なんか取ったりしてる。だけど…
「私、こんな豪華な夕食ホテルで食べるの中々ないかも…」
なんというか…豪華すぎる。まぁそりゃ修学旅行とか卒業旅行の時は…
そう思うまもなく皆が口を揃えて言った
「…は?」
え?何?これ私がおかしい感じ?
「その…晴海、修学旅行とか、卒業旅行とか行ってない感じ?」
「あ…いや…そうゆう訳じゃ」
部長がそう聞くのも分かる。だって私、修学旅行も卒業旅行も夕飯朝食どっちもビュッフェだったから(なんならこんなに豪華なものはなかった)
「まぁ確かに晴海は陰キャだから卒業旅行は行ってないとは思ってたけどな…まさか修学旅行まで…可哀想に…」
おい猿お前ガムテープで口塞いでやろうか?私そこまで友達いなかった訳ではないわ
「ま…まぁ。別に気にしなくていいよ…。ぼ…僕も修学旅行以外だと未来としか旅したことないから…」
頼むからこれ以上同情しないで…。もう私のライフはゼロよ…。いやそうじゃなくて私行ったことはあるの!本当に!
「大丈夫だよ。私もアニメオタクの陰キャだからその気持ち分か…」
「私言ったことあるって!」
…あ…
つい思わず大きな声を出してしまった。ごめん…マジで…。周りからの視線が痛い…穴があったら入りたい…
「最近思ったんだけどさ…。晴海って自分の思い通りにいかないとキレるタイプだったりする?」
「…違う…と思う…。嘘…多分そう」
何だこの空間…あまりに自分が惨めすぎて泣きそうなんだけど…。みんな…本当にごめん…
そう思いつつ、私は夕飯を食べた
「…美味しい…。今までで一番美味しい…」
そう泣きそうな声で言う私のことを、みんなは少しだけ苦笑した。本当に自分が惨めすぎて辛い…
「そ、そうだ…カラオケ行こ…。予約してたよね」
「う…うん…。でも晴海…大丈夫?歌ってる途中で泣いたりしない?」
「…分かんない…」
「ま…まぁいいんだけどさ…」
部長…本当にごめん…部長が一番大変なのに…
もうなんか…カラオケで全部発散したい…今までの自分の苦行全部…。だから…だから!
「閉ざされたドアの向こ〜うに、新しい何か〜が待っていて、きっと、きっと〜って、僕を動かしてる…」
私はさっき発散したいって言ったと思う。だからもっと激しい曲だと思ったかもだけど、私にとっての発散はそうゆうのじゃない。こんな私を後押ししてくれる…そうゆう曲を歌って、私は発散するタイプだ…。じゃあ私にとってのその曲はなんなのか?
「…大きなはずの自分を探すおわ〜りな〜きた〜び。おわ〜りな〜きた〜び〜」
知ってる人多いと思うけど、ミスチルの「終わりなき旅」である。こんなにいい曲なんだから…多分みんな知って…
「晴海ちゃん…、随分とマイナーで渋い曲歌うんだね…」
「な!かなでもこの曲知らなかったわ」
「まぁMr.childrenは聞いたことだけあるけど…」
…あれ?
え?嘘でしょ…今の子って終わりなき旅知らないの?まぁそりゃ私も今の子だけどさ…。なんならミスチルすら聞いたことないんじゃない?
「ミスチルってあれ?『ドラえもん のび太の新恐竜』の主題歌で有名な?」
わかるけどそっちで知ってる人普通いないのよ。せめて最近なら「リブート」の主題歌でしょ…
というか終わりなき旅知らないってガチ?
あれ普通にみんな知ってるもんだと思ってた…
「というか…みんなは何歌うの…?」
いや本当に、もうみんなのトレンドが私には分からない…。それどころかJKなのかも怪しくなってきた…いや…大学生だからJKではないな…
「最近のトレンドで言ったら…それこそミセスじゃない?」
グハッ…
右側からフックが飛んできた
「ミセスは確かに最近有名ね…。ライラックとかすごい人気だし」
ウッ…
今度は左側からのフックだ…
「Soranjiとかいい曲だよね…ほんと名曲」
アッ…
下からのアッパー、もはや腹パンである
「おいおいみんな、晴海が苦しんでるの分からないのか?なんかすごい攻撃食らってるぞ」
ここで3人を抑えるようにかなでが援助してくれた。たまには役に立つんだね…。助かった…
「か…かなで…ありがと…」
「流石にミセスは陽キャすぎて晴海にはキツイって…。最近ならWANIMAのともにでしょ」
バタン…
ストレートパンチはズルいでしょ…
ミセスですら元陰キャの私からすると眩しすぎてきついのに、WANIMAともなればそれはもう太陽直視と同じくらい眩しいのである
かなでの発言は、私にとってはストレートパンチ食らってるのと変わらない…。キツすぎて血吐きそう…
「あ、晴海死んじゃった…」
「18年しか生きてなくてお酒の味も体験したことないのに死んじゃうの可哀想…」
「ご冥福をお祈りするわ」
「いや、WANIMAといえばやってみようか!」
…みんな酷くない?煽ってるやついるし…。ってかかなで…私の傷をさらにえぐろうとするのやめようか…
でもそう言ってる場合ではない、どんどん私の意識は遠のいていく…
どうやら私の旅には終わりがあるらしく、その終わり方はあまりにも残酷すぎたのである…
「たびサー」 これにて完結
最後までご愛読ありがとうございます。
ってなるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!
「あ、生き返った」
「三途の川渡らなかったのね」
その返事は一体何?三途の川どころか臨死体験すらしてないわ
「あ〜どれだけ過去が辛くて暗くて〜も!昨日よりも不安な明日が増え〜ても!」
こいつマイペースかよ…。この状況で曲入れて歌う勇気が凄すぎるわ…。しかも『ともに』じゃん…
そしてかなで、意外と歌が上手いのである
音程は全部外れているが、普通に歌がうまい、なんなら裏声が上手すぎる。裏声出せないのに音程合ってる私とは正反対である
そんなこんなでみんなで3曲ずつ歌い、部屋に戻ってきた。カードキータイプに慣れてる私は、ちゃんとした鍵型が少し慣れない。でもなんか鍵型って高級ホテル来た感じして好きなんだよねぇ…
「よ〜し!枕投げ大会するぞ〜!」
戻って早々かなでがそんなことを言い出す。
はっきりいってもう風呂も入って疲れたので明日のためにも寝たい…。ってか修学旅行かよ…私ホテルで枕投げ大会なんてしたことないよ…
あ…いや…よく考えたら私高校時代陰キャすぎて一人旅メインだったわ…。そりゃ一人じゃやらないわ…
そんな事考えてたらなんか自分が虚しくなってきた…。ってダメダメ!今はみんなといるんだから…
「っておい!みんな!なんでやらないんだよ!」
言うと思った…。もう私やる気力ないって…
「かなで…私もう疲れたから寝たい…」
「僕ももう疲れたよ…」
良かった…みんなやるつもりなかったらしい。私だけ空気読めない人みたいになるとこだった…
「枕投げ大会のどこが楽しいの?他の部屋に迷惑かかるだけじゃない…」
玲音ちゃん…流石にオーバーキルすぎない?確かにそうかもだけど…
「…分かったよ…。確かにかなで流完全健康生活リズム的にももう寝ないとまずいし…」
なんかよく分からんが、かなでも納得してくれたらしい…。そんなこんなで私たちは布団に潜り込んだ。ふと部屋にあった時計を見てみると、既に短針が10を回っていた。いつもは11時に寝るタイプだけど…まぁいいや…。おやすみ
そんなこんなで部長が電気を消して、私たちは眠りについた
というかマジで遥斗くんも同じ部屋で寝るんだね…
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高校生の時、私はYAMAHAの原付バイクが好きだった。特に好きだったのは、青色の原付だ
きっかけは凄く単純、私が見ていたアニメで、主人公が乗っていた原付がそれだからだ
「この女の子一人でキャンプしてて凄い!」
私が高校生の頃ハマっていたアニメ、それが「ゆるキャン△」だ。その作品内に出てくる主人公の志摩リン、私は彼女に憧れた
「私もいつか…こんなことしてみたいな…」
所持金は10000円、今思えば馬鹿げてる。たった1万円で旅に出て、伊豆の街に行こうだなんて…
でも、もしあの時旅に出てなければ、きっと…今の私は…こうやってみんなと楽しんでる自分はいなかったんじゃないかと…今でも感じてる
「まもなく、城ヶ崎海岸、城ヶ崎海岸に止まります」
私の住む戸塚駅から東海道本線と伊東線、伊豆急行線の普通列車を乗り継いで、やってきたのは伊東市の城ヶ崎海岸。そこで私は初めて…絶景というものに触れた。ただ断崖絶壁の上から遥か遠くまで続く水平線の景色は、2年経った今でも鮮明に覚えている
その水平線に手を伸ばして…擬態して…全て自分のものに出来たらって…そんなことを何回も思った
もう一度…あの場所に…
「…るみ…晴海!」
部長の声で起こされた。外を見ると既に太陽光が差し込み明るくなっていた
「え!?あ…もう朝か…」
なんか懐かしい夢見た…。ここが伊豆だからかな…?
「おい晴海、早く準備しろ!朝飯食って少し休んだらすぐ行くからな!」
「う…うん…」
そうして起き上がって気づいた。みんな髪が整ってる。もう寝癖とか治したのかな?
「にしても朝風呂気持ちよかったな…」
「ね!めっちゃ気持ちよかった」
…は?朝風呂?
「晴海ちゃんが寝てて行けなかったのは可哀想だけど…」
「自分でアラームつけない晴海が悪いのよ」
いや…え…?みんなアラーム付けてたの?じゃあ私だけ整わなかったってこと…?
「う…う…うそぉぉぉぉぉぉおおお!!!」
そんな私の叫び声が部屋中に響いた
作品内に出てきた場所、鉄道、アニメ、科学、歴史紹介!
・シャボテン公園:
静岡県伊東市にある植物園と動物園のハイブリッド施設。園内にはサボテンを中心とする多肉植物が1500種、そして140種の動物がいる。カピバラやカンガルーが自由に園内を歩く面白い光景を見ることができる
・アロエ:
葉が多肉質で縁には鋭い刺があるユリ科植物。主にアフリカ大陸とマダガスカルなどが原産地で、約300種類以上が知られている。
ちなみに日本には多肉植物として約50種類以上が主に観賞用として栽培されいる
・リュウゼツラン:
主にメキシコに自生する株幅が2~3mになる大型の植物で、数十年かけて成長した後、1度花を咲かせると枯死してしまう1回繁殖型植物のこと
・青春コンプレックス:
学生時代に遊びや恋愛、部活、行事を頑張り切れなかった人達が大人になって負い目を感じてしまうような精神状態のこと
実際にこれを歌ったのが、まんがタイムきららMAXにて連載されている、「ぼっち・ざ・ろっく!」。この中に登場するバンドグループ「結束バンド」の「青春コンプレックス」という曲である
・えきねっと:
JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)が出しているeチケットサービス。通常は券売機で購入する必要があるものを、スマホ端末ひとつで購入することができる。また、特急券だけを購入することも可能で、乗車券は改札口を紙のきっぷかSuica等の交通系ICカードで入場すれば、そのまま特急の指定された席に座ることができる。もちろんだが、新幹線についても同様だ
・国道136号線:
静岡県下田市から、静岡県三島市までを結ぶ国道。伊豆半島の西側を大きく回るように走る道路でもあり、黄金崎であったり、土肥港へのアクセスにおいては便利な道路でもある。特に黄金崎の辺りからは、左側に広がる駿河湾が見ることができ、天気が良ければ静岡市の辺りや富士山も見ることが出来る。また、途中から分岐するように国道136号線が分岐し、片方は修善寺道路(三島バイパス)としてバイパス路線となる
・下田石廊松崎線
日野の信号から差田の信号までを結ぶ一般道。正式な名前としては、静岡県が敷設した「県道16号線」で、上記の名前は愛称である。途中で弓ヶ浜や石廊崎などを経由するが、名前にある下田と松崎には行かず、どちらも日野・差田から国道136号線を介して行くことができる。また、国道136号線は石廊崎を通らずに、内陸部を経由する
・青野川
静岡県南伊豆町で完結する短い川で、南伊豆町北西部の源流地点から、南伊豆町南東部の弓ヶ浜の方までを結んでいる。下流付近では、日本最北端のマングローブ生息帯を見ることができる
・営業キロ
鉄道や路線バスなどの交通機関において、運賃や料金を計算するために設定された基準となる距離。運賃計算等で使用する指標のため、必ずしも実キロ(実際の距離)と一致するとは限らない
・弓ヶ浜温泉 季一遊
南伊豆にある5つ星リゾートホテル。1泊2万5千円前後する高級ホテルであるが、その値段に見合う、特別で忘れられない経験をすることができる。キャッチコピーは「休日は、誰も知らないあなたの秘密基地へ・・・」である
・ゆるキャン△
まんがタイムきららフォワードにて連載しているアウトドア日常系作品。キャンプを主軸に、主人公の志摩リンの成長を描く物語
主人公のリンちゃんこと志摩リンは、ひとりでキャンプをする(ソロキャンプ)が好きで、高校生だがよくキャンプをしていた。そんなある日、本栖湖にあるキャンプ場で各務原なでしこと出会う。2人は同じ高校出身で、ひょんな事から志摩リンは、なでしこの所属する野クルのみんなとキャンプをするようになる
アニメの他、実写ドラマ化もされており、どちらも面白いのでぜひ見てほしい
・東横INN
株式会社東横インが運営する全国展開のビジネスホテル
東横と聞くと東急電鉄が運営する「東急東横線」を想像する人もいるかもだが、東横INNと東急電鉄においては、直接的な関係性は一切ない
・ドーミーイン
株式会社共立メンテナンスが運営する全国展開のビジネスホテル。全国展開ではあるものの、東横INNなどといったビジネスホテルに比べると、その数は少ない
・名鉄イン
名古屋鉄道株式会社のグループ会社である名鉄イン株式会社が運営するビジネスホテル
全国展開という訳ではなく、東京や名古屋、関西といった日本の主要都市にのみ存在する
ホテルの多くは名古屋を中心とする中京圏にあり、名古屋に泊まる際には非常に便利なビジネスホテルでもある
・JR東海ツアーズ
株式会社ジェイアール東海ツアーズが運営する旅行会社。JR東海の子会社であることから、JR東海の運営する東海道新幹線を最大限に活用し、往復の新幹線と宿泊施設を安価で提供したり(EX旅パック)、片道分のこだまを条件付きで安く販売している(ぷらっとこだま)。その範囲は首都圏、中京圏、京阪神圏のみならず、広島や福岡を初めとする西日本2まで及ぶ
・EX旅パック
JR東海ツアーズが提供する添乗員のいない特殊なツアー。往復の東海道(山陽)新幹線と、その周辺のホテルなどをセットで安く販売している。非常に使い勝手がよく、行きと帰りで乗降駅を変えることもできるので、行きは新大阪駅で下車、帰りは京都駅から乗車ということが可能である(もちろんだが、その逆も可能である)。この他にもぷらっとこだまなど数々のツアーがあるが、ずらし旅については、残念ながら2026年3月31日でサービスを終了してしまった
・終わりなき旅
1998年10月21日にリリースされたMr.childrenの新曲。人生が上手くいかない、辛くて死にたいと思う人の心に寄り添い、「今はまだ旅の途中で、辛いこともあるだろうけど、いつか生きてて良かったと思うことがある」というのを伝えてくれる歌であり、その歌詞が多くの人を救った。今なお語り継がれる名曲である
・Mr.children
1989年に結成された今なお人気のバンドグループ。ボーカルの桜井和寿を始めとした4人で構成されており、HANABIやInnocent World、終わりなき旅や擬態などの名曲を数々生み出して、人々を勇気づけている。それは結成から30年以上経った今でも変わらず、3ヶ月に1回の頻度で新曲を出すなど、人気が絶えない。特に日曜劇場「リブート」の主題歌である「Again」は、1000万回再生を記録した
・ドラえもん のび太の新恐竜
2020年に公開されたドラえもんの完全新作映画。ドラえもん連載開始50周年記念及び映画40本目記念で作られた映画でもあり、興行収入は33.5億円と大ヒットを記録した。主題歌はMr.childrenの「birthday」
・リブート
2026年冬にTBS系列にて日曜日のよる9時から放送された日曜劇場。主演を務めたのは「TOKYO MER」の喜多見チーフとしても知られる俳優の鈴木亮平
あらすじとしては妻殺しの罪を着せられた平凡なパティシエが、愛する家族を救い真犯人を暴くため、別人の顔に整形して裏社会に潜入するサスペンス物である
・ミセス
Mrs.GREEN APPLEのこと。StaRtでデビューを果たしてから、青と夏で一気に人気が急増、今ではライラックやSoranji、僕のことなど、数々の曲を出している大人気アーティストである
・ライラック
Mrs.GREEN APPLEの曲。TVアニメ「忘却バッテリー」のOPであり、2024年の日本レコード大賞にも受賞された
・Soranji
Mrs.GREEN APPLEの曲であり、映画「ラーゲリより愛を込めて」の主題歌である
非常に人気な曲であり、合唱曲としても使う学校もいるらしい
・WANIMA
3人組のロックバンドグループ。全員が熊本県出身で、絶大な支持を得ている
陽キャのバンドグループとしてはこの人が有名で、代表曲として「ともに」と「やってみよう」がある
・ともに
2016年にリリースされたWANIMAの曲、NHK紅白歌合戦でも歌われ、体育祭や野球、サッカーの応援歌としても使われる大人気曲である
・YAMAHA
静岡県浜松市中央区に本社を置く、楽器や半導体、音響機器、スポーツ用品、自動車部品、ネットワーク機器の製造発売を手がける世界最大手の総合楽器・音響機器メーカー
・志摩リン
TVアニメ及びTVドラマ「ゆるキャン△」にて登場する主人公
キャンプが好きで、よくソロキャン(ひとりでキャンプすること)をしていたが、なでしこと出会ったことでみんなでキャンプをするようになる
なんでか知らないが、ざつ旅の鈴ヶ森ちか、ぼざろの山田リョウのように、なぜか1人好きのキャラは青髪であることが多い。ちなみにだが、当作品の戸塚晴海は普通に黒髪である
・擬態
これは説明でなく紹介だが、この部分のセリフにおいて参考にしたのは、平成の人気アーティスト「Mr.children」のsenseに収録されている擬態である
マジでいい曲なので聞いてみて欲しい




