幕間 おっさん、温泉に入っただけなのに全員集まった件 ――別れた仲間は、なぜか先に湯に浸かっていた――
荒野を抜けた先に、山あいの温泉があった。
別れたはずのムーニャンとコハクが、なぜか先に湯に浸かっていた。
タニシが二回ぶん殴られた。一回目は昼。二回目は夜だ。
荒野が終わった。
赤茶けた礫と砂の大地が、ある地点を境に唐突に消えた。
代わりに、岩肌の麓へ続く緩やかな山道が現れる。
草がある。
緑がある。
乾いた景色しか見てこなかった目には、その色の濃さが少し痛いくらいだった。
「地熱反応がある」
運転席で計器を睨んでいたカケルが言った。
「温泉だな。鉄分もありそうだ。湯を使えりゃ車両の洗浄と整備にも向いてる」
「お前、なんでも整備に繋げるな」
「それ以外に何がある」
ステラがぱっと身を乗り出した。
「おんせん! おんせんあるの!?」
ルースが小さく呟く。
「……はいりたい」
ナツは両手を握って、露骨に目を輝かせた。
「いいっすね! 絶対入るっすよ!!」
ノエルも、少しだけ顔を明るくした。
「さすがに今日は、湯に浸かりたいっす……」
タニシが「拙者も……」と言いかけたところで、全員の視線が集まった。
「……入って、いいですよね?」
誰もすぐには答えなかった。
その沈黙だけで、なぜかタニシの姿勢が正された。
*****
山あいの温泉は、岩場を挟んで上下二段に分かれていた。
上の湯。
下の湯。
十数メートルほど離れていて、間には斜面と岩壁がある。
湯気が濃く立ちのぼり、互いの様子はほとんど見えない。
その上の湯の方から、聞き覚えのある声がした。
「あちいネ……でも気持ちいいアル」
「はぁぁ……極楽でござる……!」
マスターが足を止めた。
ナツが「え」と言い、ステラが「あっ!」と叫ぶ。
湯気の向こう、白く霞んだ岩場の中に二つの影が見えた。
ムーニャンとコハクが、先に浸かっていた。
「なんでいるんだよ」
「たまたまネ」
「たまたまで先に入るな」
「いい湯は、見つけた者勝ちアル」
ムーニャンは当然のように肩をすくめる。
隣のコハクは胸元まで湯に沈みながら、きらきらした顔で頷いた。
「これも縁でござるな!」
反論できるやつがいなかった。
*****
そこで、自然と男女の湯分けが決まった。
上の湯が女湯。
下の湯が男湯だ。
上の湯には、ムーニャン、コハク、ナツ、シズク、ステラ、ルース、ミコ。
下の湯には、マスター、カケル、ノエル、タニシが入ることになった。
レイは湯気の向こうを一瞥したあと、短く言った。
「……俺はいい」
ナツが「え、入らないんすか?」と聞く。
「先に入れ」
それだけ言って、レイは岩場の外れへ歩いていった。
いつも通りの素っ気ない態度だった。
ステラがむっと頬を膨らませる。
「ぱーぱといっしょがいい!」
「駄目だ。上に行け」
「えー!」
ルースが静かにステラの手を取った。
「……ステラ、こっち」
「えー!!」
そのまま引きずられるように、双子は上の湯へ向かっていく。
タニシが二つの湯を交互に見ていた。
その視線が、ほんの少しだけ上へ流れかけた瞬間。
「おい、タニシ」
マスターが呼ぶ。
「……はい。下に入ります」
返事だけは異様に素直だった。
*****
上の湯は、白い湯気に包まれていた。
岩肌を流れる湯が柔らかな音を立て、濡れた石肌が夕暮れの淡い光を受けて鈍く光っている。
女湯側の空気は、男湯よりもいくらか柔らかく、湿り気を含んで甘かった。
ムーニャンはバスタオルを体に巻き、岩に背を預けて足先だけを湯に遊ばせていた。
小柄な体つきなのに、肩から腰、そこから腿へ落ちる線は驚くほどしなやかで、無駄がない。
荒野を生き抜いてきた引き締まった腹と細い脇腹、その上に落ちる濡れた髪が、妙に艶っぽい。出るところは出ていて、引っ込むところは見事に引っ込んでいる。
タオルの合わせ目を押さえる仕草ひとつまで女らしいのに、本人はまるで気にしていない顔で湯気の向こうを眺めていた。
「いい湯ネ」
ナツは首まで沈みながら、だらしなく顔をほころばせた。
「最高っすねぇ……生き返るぅ……」
ナツの健康的に焼けた肌が湯気の中でもよく映える。
鍛えられた肩と二の腕はすっきり締まっているのに、湯に浮く胸元や濡れた鎖骨には年頃の女らしい柔らかさがあって、その明るい笑顔と妙に噛み合っていた。
ざぶりと動くたび、湯面が揺れて、張りのある体の線をちらりと見せては隠す。
コハクは耳と尻尾をぴくぴくさせながら、胸元を押さえて湯に沈んでいる。
「はぁ……極楽でござる……。これは駄目でござる……骨まで溶けるでござる……」
犬獣人らしい健康的な肉付きは、湯の中にいても隠しきれなかった。
ほんのり赤くなった頬、濡れた髪が貼りつくうなじ、湯に浮かぶ丸みのある肩。
普段は賑やかで抜けたところばかり目立つのに、こうして静かに湯に浸かっていると、年頃の娘らしい柔らかな色気がふっと覗く。
耳まで少し赤くなっているのが、また妙に可愛く、妙に艶っぽかった。
シズクは眼鏡を外して岩の上に置き、静かに肩まで湯に浸かっていた。
普段の白衣と眼鏡がないだけで、印象がまるで違う。
濡れた黒髪が頬から首筋へ流れ、白い肌に細く貼りついている。
細い顎から喉元、そこから湯面へ沈んでいく線はひどく端整で、無機質な医療担当ではなく、完成された大人の女そのものだった。
湯に温められた頬がわずかに赤く染まり、伏せた睫毛の影まで柔らかく見える。
胸元を隠すように腕を添えている仕草が、かえって慎みのある色気を際立たせていた。
「シズクさん、眼鏡ないと雰囲気だいぶ違うっすね」
ナツが素直に言う。
「補助レンズがなくても視認に問題はありません」
「そういう話じゃなくて、美人って話っす」
「……見た目は、業務に関係ありません」
いつもの調子で返したが、湯のせいだけではなさそうな赤みが頬に差していた。
ステラは湯の中で両手をぱたぱたさせていた。
「ふわぁ〜……あったかい〜!」
湯気の中で頬を上気させ、濡れた髪をほっぺたに貼りつけたまま笑っている。
色気というより、湯にとろけている小動物みたいな可愛さだった。
ルースは岩の縁に頭を預け、小さく息を吐く。
「……のぼせそう」
白い頬がほんのり赤くなっていて、伏せた目元も少しだけとろんとしている。
静かな子が湯にあてられてぼんやりしている、その無防備さが妙に愛らしい。
ミコは湯の端の岩に腰掛け、翼をたたんだまま足だけ湯に浸けている。
夜空を見上げる横顔はまだ幼さを残しているのに、濡れた髪先と白い首筋にはどこか神秘的な気配があった。
肌に触れた湯気が薄く光をまとっているように見えて、ただ座っているだけなのに目を引く。
「ミコちゃん、翼って濡れても平気なんすか?」
ナツが聞く。
「……平気。でも、広げると乾くの遅い」
「じゃあ今日はそれで正解っすね」
「……そう」
ムーニャンがミコを横目で見た。
「あんた、空が好きアルか」
ミコは少し考えてから答えた。
「……わからない。でも、見たくなる」
「それは好きってやつネ」
ミコが小さく頷く。
「……そうかも」
湯気がふわりと揺れ、女たちの肌を隠しては、また輪郭だけを見せる。
温泉独特の弛緩した空気の中で、それぞれの体温と息遣いだけが柔らかく混ざっていた。
*****
一方、下の湯。
こちらは色気より疲労回復と雑談だった。
カケルは湯に胸まで浸かりながらも、岩の上に広げた設計図を睨んでいる。
「入っても仕事するのか」
「湯の温度と地熱の流れで部品寿命を考えてる。遊びじゃねぇんだ」
「温泉でまで言う台詞かそれ」
ノエルは肩まで沈み、素直に息を吐いた。
「はぁ……男湯は男湯で落ち着くっすね。変に緊張しなくて助かるっす」
「お前はそれでいい」
「なんか今、保護者みたいな返しされたっす」
タニシは隅の方で妙に静かにしていた。
静かすぎて、逆に怪しい。
マスターが言う。
「タニシ」
「は、はい」
「動くな」
「……はい」
返事が速い。
怪しさだけが加速した。
*****
十分ほどして、岩を踏む小さな音がした。
全員が気づく。
タニシがいない。
カケルが設計図から目を上げた。
「逃げたな」
マスターがゆっくり立ち上がる。
「だろうな」
ノエルもため息交じりに顔を覆った。
「うわぁ……マジで行ったっすか……」
*****
女湯へ続く斜面の岩陰。
タニシが這いながら登っていた。
「ちょ、ちょっとだけ……! 一目だけ……! 湯気で見えないから、合法の範囲で……!」
何ひとつ合法じゃなかった。
額に汗を浮かべながら岩陰から頭を出した、その瞬間。
白い湯気の中から、バスタオル姿のムーニャンがぬっと現れた。
目が合う。
「……」
「……」
ムーニャンの目が、すうっと細くなる。
「覗こうとしたネ」
「ち、違います! 景色を! 山の景観を確認しようと!」
「嘘つくなアル――」
次の瞬間。
タニシの体が綺麗に斜面を転がり落ちた。
ムーニャンの華麗な回し蹴りがさく裂していた。
ごろん、ごろん、と岩にぶつかる音。
最後に、遠くで「ぐぇっ」と情けない声がした。
ムーニャンは何事もなかったようにタオルを整え、湯に戻る。
「邪魔されたネ」
ナツが遠い目をした。
「タニシさん……」
ミコがぼそりと呟く。
「……自業自得」
ステラが湯の中で跳ねた。
「ぶったの!?」
ルースが静かに言い切る。
「……当然。悪いことしたやつにはお仕置きヨ」
*****
下の湯に戻ってきたタニシの頬は、見事に腫れていた。
「岩に……ぶつかりました」
「斜面を転がり落ちた音がしたが」
マスターが言う。
「ほんと……岩が多くて」
ノエルがもう庇う気すらなく、半眼になる。
「いや、さすがに今のは無理あるっすタニシさん...」
カケルも鼻で笑った。
「岩の方が被害者だな」
マスターは湯に浸かり直しながら、低く言う。
「次やったら俺が殴る」
タニシは神妙な顔で頷いた。
「……はい」
その顔だけは反省しているように見えた。
*****
夕飯は、レイとミコが獲った荒野岩兎だった。
カケルが無言で火加減を見て、表面をこんがりと焼き上げる。
温泉の熱と焚火の匂いが混ざり、山の夜気の中に肉の香りが広がった。
焚火を囲んで、全員で食べる。
「久しぶりアル」
ムーニャンが呟く。
「拙者も……皆で食べる飯は格別でござる」
コハクは目を潤ませながら肉を頬張っていた。
ステラが身を乗り出す。
「ずっといてよ!」
ムーニャンは小さく笑う。
「そうもいかないネ」
ルースが静かに続けた。
「……また来て」
ムーニャンは少しだけ間を置いたあと、短く答える。
「……来るアル。必ずネ」
焚火がぱち、と爆ぜた。
その赤い火の粉が夜空へ浮かぶのを、誰も少しの間、黙って見ていた。
*****
夜が更けた。
一行が寝静まった頃、マスターはひとり外に出て、星を見上げていた。
荒野より空が近い。
山の風は冷たく、火照った頬をゆっくり撫でていく。
その時、上の女湯の方から微かな水音がした。
誰かが、夜の湯に入り直している。
気にせず空を見ていた。
――はずだった。
別の物音がする。
岩を踏む、慎重な足音。
マスターが目を細める。
タニシだった。
今度は夜の闇に紛れて、女湯の方へ這っていく。
「タニシ」
低い声で呼ぶ。
タニシの背中が凍った。
「……マスター、これは」
「動くな」
その時だ。
女湯の方から、静かな声が響いた。
「……覗くな」
レイの声だった。
マスターが振り返る。
湯の縁に、レイが立っていた。
夜の薄い月明かりと白い湯気が、その輪郭をぼんやり浮かび上がらせる。
濡れた長い黒髪が背に張りつき、むき出しの肩から鎖骨、胸元、そして細い腰へ落ちる線が、冷えた夜気の中でやけに鮮明だった。
昼間、《るすと》の一行が湯に浸かっているあいだ、ひとり距離を取っていた理由が、そこでようやくはっきりした。
普段の無愛想で男装めいた空気はどこにもない。
湯気の向こうにあるのは、静かで、鋭くて、そしてひどく綺麗な女の立ち姿だった。
月光を受けた肌は白く、濡れた睫毛の影が伏せた目元を濃くする。
荒野の剣みたいな生き方をしてきたくせに、その姿だけはぞっとするほど女らしい。
派手に誘う色気ではない。だが、見た側の呼吸を一瞬止める種類の艶があった。
マスターの脳裏を、何かが掠めた。
リープの残滓。
消えた周回の薄い記憶。
この声を、こういう夜気の中で聞いたことがある――そんな感覚だけが、曖昧に残る。
「……悪かった」
謝ったのは、覗きに来たタニシの管理責任も込みだ。
レイはすぐには答えない。
ただ、測るような目でマスターを一度だけ見た。
その視線を受けたまま、マスターはタニシの襟首を掴む。
「ち、違っ、マスター、これは夜風に――」
「黙れ」
鈍い音がした。
タニシが「ふぐっ」と情けない声を漏らす。
マスターはそのまま引きずって戻りながら、女湯へ向けて言った。
「黙っとく。心配するな」
少し間を置いて、レイが答える。
「……悪くない男だな」
「買いかぶりだ」
「そうかもしれない」
レイはそれだけ言って、再び湯の中へ沈んだ。
白い湯気がふわりと立ち、月明かりの中のその姿をゆっくり隠していく。
*****
翌朝。
タニシの顔には、新しい青痣が増えていた。
「岩に……ぶつかりました」
「また岩っスか?」
ナツが遠い目で言う。
「山なので、岩が多くて……」
「そうだな」
マスターが即答した。
レイは何も言わない。
ミコだけがぽつりと呟く。
「……二回目」
全員の空気が微妙になった。
シズクは眼鏡を押し上げ、淡々と言う。
「打撲の処置をします。今度は本当に岩ではなさそうですが、処置内容に差はありません」
タニシが泣きそうな顔になった。
「やさしいのか厳しいのか分かんないっす……」
ムーニャンが鼻で笑う。
「自業自得アル」
全員が頷いた。
*****
出発の朝。
山の風は冷たく、温泉の湯気だけが静かに空へ昇っていた。
ムーニャンがマスターの前に立つ。
「次に会う時は、もっと強くなってるアル。期待して待つネ」
「こっちも強くなってる」
「どうアルかねえ……」
目を細めて、それから少しだけ真面目な声になる。
「マスターもみんなも、無事でいるネ。必ずアル」
マスターは頷いた。
「お前もな」
コハクはルースとステラの前で、深々《ふかぶか》と頭を下げた。
「ルース殿、ステラ殿。また会う日まで、お元気で」
「またね!」
ステラがぶんぶん手を振る。
ルースが静かに続けた。
「……必ず帰ってきて」
コハクの目が揺れた。
「……はいでござる」
ムーニャンがわざとぶっきらぼうに言う。
「こら、泣くなネ。みっともないアル」
「泣いておらぬでござる!」
そう言い返しながら、コハクは明らかに目元を赤くしていた。
二人は山道の向こうへ歩いていく。
その背中が小さくなり、やがて見えなくなる。
湯気だけが、何も言わずに空へ昇っていった。
今度こそ、束の間ではない別れだった。
続く。
◆登場キャラクター
・マスター
タニシを二回目に見つけた。一発殴って引きずって帰った。「黙っとく」の一言で、レイとの間に小さな信頼が生まれた。リープの残滓で、レイのことを「そういえば知っていた」と思い出しかけている。
・ルース
湯あたりしかけながらも静かに周囲を見ていた。「……必ず帰ってきて」とコハクに言える子。寡黙だが、大事な言葉だけは外さない。
・ステラ
温泉に大はしゃぎ。タニシが吹っ飛ばされるのを見て「ぶったの!?」と全力で反応した。元気の根源は好奇心。
・カケル
温泉でも設計図を見ていた駄目な職人。だが晩飯はしっかり焼く。
・ナツ
女湯の空気を明るくした盛り上げ役。「また岩か」と言った時の遠い目がすべてを物語っている。
・ノエル
今回はちゃんと男湯。男側の空気を少しだけまともにしてくれる常識人ポジション。
・シズク
眼鏡を外すと印象が大きく変わる。淡々としているが、温泉では少しだけ柔らかい表情も見せた。打撲処置は今回も担当。
・タニシ
昼に一回。夜に一回。計二回ぶん殴られた。「岩にぶつかりました」を二回言った。学習しない。
・レイ
昼はひとり距離を置き、夜の湯で本来の女性としての姿が静かに明かされた。「悪くない男だな」の一言で、マスターに信頼を返した。
・ミコ
翼をたたんで足だけ温泉へ。「……自業自得」「……二回目」の二言でだいたい全部言った。
・ムーニャン
バスタオルで仁王立ちし、昼のタニシを一撃で斜面の下まで送り返した。別れ際の「無事でいるネ」がやさしい。
・コハク
「極楽でござる」「泣いておらぬでござる!」。感情が全部大きい。ルースの言葉にしっかり揺れていた。
◆今回の解説
今回は、荒野の旅の途中で訪れた温泉での束の間の休息回でした。
戦いと移動が続く旅の中で、一行がようやく肩の力を抜ける場所に辿り着き、そこで別れたはずのムーニャンとコハクに再会する――という、少し不思議で、でもどこか「るすと」らしい回になっています。
温泉では、それぞれの素の顔が少しずつ見えました。
はしゃぐステラ、静かにのぼせるルース、温泉でも賑やかなナツとコハク、眼鏡を外すと雰囲気が変わるシズク。
そして、昼には入らなかったレイが、夜の湯でひっそりと本来の姿を見せる場面は、この幕間のもうひとつの芯です。
マスターの中に残るリープの記憶の欠片と、レイに対する曖昧な既視感が、ほんの少しだけ表に滲みました。
一方で、タニシは昼も夜もきっちりやらかし、きっちり報いを受けました。
笑える場面の多い回ですが、その奥には「再会できたからこそ、別れが少し寂しい」という感覚があります。
ムーニャンとコハクとの再会は嬉しい。
でも、ずっと一緒にはいられない。
だからこそ最後の「また来て」と「必ず来る」が、温泉の湯気みたいにやわらかく、少し切ないものになっていれば嬉しいです。
次回、旅はまた動き出します。
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