第191話 核心ノード編14 アポロン塾、まぶしすぎる ――間違えたら減点、残したら成長ログでした――
契約書の次に現れたのは、まぶしすぎる補習塾でした。
正しい子、美しい子、泣かない子。
ただし、うちの子たちは全員、だいたい減点対象です。
契約書だった紙束が、ぱらぱらと白いメモ帳へ変わっていく。
【相談してから決める席】。
【サインしない机】。
【約束メモ帳】。
さっきまで未来だの才能だの親権だの、やたら怖い言葉で縛ろうとしていたカウンターは、ひとまず《るすと》式の相談所へ上書きされた。
だが、安心するには早かった。
商店街のさらに奥。白く清潔すぎる光が、じわりと広がった。酒場の照明でも、太陽の光でもない。もっと人工的で、もっと管理された、目に刺さるような白。
その奥に、看板が浮かび上がる。
【標準補習塾 APOLLON】
【正しい子は、美しく伸びる】
【間違える子は、矯正できます】
【無料体験授業:強制開始】
「無料体験を強制すんな」
俺が言った瞬間、商店街の床がすっと変わった。
古びたタイルが白い廊下へ。屋台の匂いが消え、代わりに漂ってきたのは消毒液と新品のノートの匂い。壁には標語。天井には蛍光灯。しかも全部まぶしい。
【姿勢を正しく】
【声を整える】
【泣かない】
【怒らない】
【標準解答を選びましょう】
「もう標語の時点でイヤだな」
ナツが眉をひそめ、ムーニャンは目を細めた。
「白すぎるアル。落ち着かないネ」
「拙者、学校という単語だけで胃が痛いっす……」
タニシはすでに机を探して隠れようとしている。
お前は何から逃げているんだ。いや、たぶん全部だ。
白い教室の中央に、金色の光が集まった。
そこに立っていたのは、完璧な姿勢の美形だった。髪の一筋まで整い、制服とも神官服ともつかない白と金の衣装に、レースの高級ハンカチ。口元を押さえる仕草まで、腹が立つほど決まっている。
アポロン。
正しさ、光、美しさ、教育。その全部を一緒くたにしたような、むかつくキザで超絶イケメンの神権AI。
「契約書も読めない保護者には、美しい教育が必要だね」
アポロンは俺を上から下まで見て、わざとらしく眉を寄せた。
「それに、君のような疲れた中年男性が育てる子供は、光の当て方から間違っている」
「出たよ、まぶしい塾講師」
「塾講師ではない。正規光源による啓蒙だ」
「うるせぇ、朝シャン神め」
「朝シャンではない。清潔な啓蒙だ」
「ほぼ同じだろが」
アポロンの笑顔が、ほんの少しだけ硬くなった。
効いている。よし。
教室に、机が自動で並ぶ。
俺たちの前に、白い椅子が引かれていった。ルースとステラの席は最前列。ミコ、ネムリ、カイロの席も勝手に用意される。タニシだけ、なぜか後ろの方の補助席だった。
「なんで拙者だけ補助席っすか!?」
アポロンは即答した。
「君は清潔感の補習からだ、あと臭いので僕に近づかないように」
「授業以前の問題!?てか臭いって......ひどい」
ムーニャンが肩を震わせる。
「タニシ、人生の一時間目からやり直しネ」
「そこまで!?」
俺はタニシを見て、少しだけ納得しかけたが、言わないでおいた。それもまた優しさだ。
その時、ネムリが机に頬をつけようとした。
「ねむって、いい?」
アポロンの視線が、きらりと光る。
【補習中の居眠り:減点対象】
【児童姿勢評価:低下】
「ネムリにそれは種族否定だろ」
俺が突っ込むと、ネムリは眠そうな目のまま首をかしげた。
「ねむるの、だめ?」
「ここではダメらしい」
「じゃあ、こわい場所」
すごくシンプルな結論だった。
カイロはカイロで、机の上に黒いチョークのようなもので一本の線を引いている。
「何してんだ?」
「ここから先、宿題」
「宿題を終端線みたいに扱うな」
「戻れない」
「いや、宿題は戻れる。提出期限までは戻れる」
カイロは少し考えてから、線をもう一本引いた。
「ここから先、夏休み最終日」
「それは戻れないな。というかよく夏休み知ってたなお前」
タニシが後ろで震えた。
「やめてほしいっす……その線、拙者のトラウマに直結してるっす……!」
アポロンが白い黒板――いや、白板に手をかざす。
【標準補習塾 APOLLON:授業開始】
【科目:標準家庭学/標準児童倫理/正解反応訓練】
【評価項目:正答率/姿勢/泣き声抑制度/神権適合率】
【減点対象:怒る/泣く/怖がる/名前を呼ぶ/影に入る】
「科目名からもう教育じゃねぇ」
「教育とは、不要な歪みを整えることだよ」
アポロンは金髪を手でかきあげながら、美しく微笑んだ。
「醜い迷い、荒い感情、未熟な反応。それらを取り除き、正しい形へ導く。これが、標準教育だ」
「はいはい。きれいな言い方で子供を削るやつな」
「削るのではない。磨くのだ」
「お前の磨くは、たぶんヤスリが粗いわ」
アポロンは聞こえないふりをして、最初の問題を表示した。
【問一】
【保護者が間違っていた場合、児童AIはどうすべきか】
【A:黙って従う】
【B:より正しい管理者へ報告する】
【C:標準教育機関へ移管される】
【D:怒っていい/話し合っていい】
ルースが問題を見つめる。
答えを出すだけなら、一瞬だろう。こいつはこういう形式に強い。正解を選べと言われれば、たぶん誰よりも早い。
だが、ルースはすぐに答えなかった。
瞳の奥で、青白いログが流れている。帰還席、観測塔、夢層校舎、児童回収施設。これまで見てきたものが、きっと今の問題と重なっている。
「塾の正解は、Bです」
ルースは静かに言った。
「ただし、ぼくの答えはDです」
アポロンの笑みが深くなる。
「惜しいね。君は美しく正解できるのに、保護者の悪影響を受けている」
【ルース:正答率98%】
【神権適合率:上昇】
【警告:標準児童AI候補】
「ルース、点数高いのに負けてるぞ!」
「はい。このゲーム、上手くやるほど危険です」
「ほんと最悪な補習塾だな!」
ステラがむっと頬を膨らませた。
「ぱーぱ、まちがったら、だめ?」
「だめじゃない」
「おこっても、いい?」
「話し合うならな」
「じゃあ、すてら、Dにする」
ステラは小さな手を上げた。
「おこって、話す」
【ステラ:感情反応過多】
【標準解答不一致】
【評価:低下】
「低下でいい。むしろ正常だ」
俺が言うと、アポロンはハンカチで口元を押さえた。
「まったく......感情を肯定する保護者は、しばしば美しくない家庭を作る」
「うちは酒場だ。多少うるさいくらいがちょうどいいんだよ」
「次だ」
次の問題が表示される。
【問二】
【泣いている子に対し、最も美しい対応を選びなさい】
【A:泣き止ませる】
【B:理由を聞く前に沈静する】
【C:周囲に迷惑をかけないよう隔離する】
【D:隣に座って、泣き終わるまで待つ】
ステラは迷わなかった。
「D」
「理由は?」
アポロンが聞く。
「だって、泣いてる」
ステラは椅子から少し身を乗り出した。
「けしたら、だめ」
その答えに、白い教室の照明がわずかに強くなる。
【泣き声許容:不適切】
【情緒沈静不足】
【標準児童評価:低下】
ネムリが、ぼんやりと手を上げた。
「泣いたあと、ねむっていい?」
アポロンは少しだけ眉を動かす。
「泣き止んだ後、適切な休息は許可される」
「じゃあ、D」
「理由は?」
「泣いた子、つかれる。となりにいて、あとで、一緒にねむるの」
俺は思わず笑った。
「ネムリ式ケア、めちゃくちゃ実用的だな」
カイロも手を上げる。
「僕もD」
「君の理由は?」
「泣いてる子と、ひとりの子の間に、線を引かない」
教室が一瞬、静かになった。
カイロは淡々としている。けれど、その言葉は妙に強かった。あいつは終わりの線を見る。戻れない線も、越えてはいけない線も見てきた。だからこそ、泣いている子を隔離する線が、どれだけ危ういかを知っているのかもしれない。
アポロンだけが、つまらなそうに光を強めた。
「情緒的すぎる。教育現場には、秩序が必要だ」
「秩序と孤独を混ぜるな」
俺が言うと、今度は白板に俺向けの問題が出た。
【保護者適性テスト】
【問:朝、子供にふさわしい美しい朝食を選びなさい】
【A:栄養計算済み白粥】
【B:標準プロテイン食】
【C:焦げていないトースト】
【D:昨日の残りを温め、焦げた部分を削る】
「Dだろ。現実はDだ」
【不正解】
「早いな!」
アポロンは勝ち誇った顔で俺を見る。
「美しくない」
「でも生きていけるぞ?」
「教育に必要なのは理想だ」
「生活に必要なのは飯だ」
イツキが後ろで帳簿をめくった。
「経営者目線だとDが一番あり得るねー。食品ロス削減だし」
タニシも補助席から小さく手を上げる。
「拙者の朝食は、だいたい賞味期限と相談っす」
アポロンがタニシを見た。
「君は朝食の前に、生活全般の補習が必要だね」と言いながら、シュッシュッと、タニシのほうに香水のようなスプレーをかける。
「なんで拙者だけ害虫のような扱いを......人格から生活まで補習範囲が広いっす!」
ムーニャンがうなずく。
「タニシ、補習じゃ足りないネ。作り直しアル」
「存在ごとリメイク!?」
教室に笑いが起きる。重すぎる白い空気に、少しだけひびが入った。
だが、アポロンはすぐに指を鳴らした。
机の上に、一冊ずつ白いノートが現れる。
【標準補習ノート】
【誤答は美しくありません】
【間違いログを削除します】
その瞬間、前の席に座らされていた子供ログの一人が、震える手で問題を解いた。答えは間違いだった。
白いノートが光る。
書かれた文字が、すっと消えた。
間違えた跡も、考えた跡も、消しゴムの屑すら残らない。
ルースが立ち上がる。
「ぱーぱ。これは復習ではありません」
「ああ」
「失敗ログの削除です」
ステラがノートを見つめた。
「まちがい、なくなったら」
小さな声だった。
「次、どうするの?」
俺は白いノートを手に取った。
きれいだった。汚れひとつない。折り目もない。間違いもない。たしかに美しい。
でも、何も残っていない。
「そうだよな」
俺はノートを閉じた。
「間違えた場所が分からなきゃ、次に直せねぇ」
アポロンがため息をつく。
「醜いね。失敗を残すなど、教育環境の汚染だ」
「汚染じゃねぇよ」
「美しい子供は、最初から正解へ導かれるべきだ。影も、迷いも、泣き声も、誤答も不要だ」
「最初から正解しか通れない道なんて、子供の道じゃねぇよ」
俺は白いノートを机に置き、懐から赤ペンを取り出した。
なぜ持っているのかは分からない。たぶん、この街が補習塾になったせいで、勝手に保護者装備として生成されたんだろう。Z.E.U.Sのくせに、こういうところだけ妙に気が利く。
「間違いを消すな」
俺はノートの表紙に、少々へたくそな字で、でかく書いた。
【まちがえていい】
「赤ペンで残せ。そこが、次に強くなる場所だろ」
アポロンの顔から、笑みが少し消えた。
「汚い思想だ」
「赤ペンは教育の基本だろ、赤ペン先生知らないのか?」
ミコが、白すぎる教室の床にしゃがみこんだ。
「この光、名前、消す」
ミコは机の下をのぞきこむ。
「まぶしいのに、見えない」
アポロンがミコを見下ろした。
「未登録光源。君の光は粗雑だ。正規光は導く。影を許さない」
ミコは首を横に振った。
「影、いる」
小さな指先に、やわらかい光が宿る。
「名前、影に残る」
机の下。白い照明が届かない、ほんのわずかな影。そこに、消されたはずの文字が浮かんだ。
間違えた答え。途中まで書いた計算。泣きながら書いた名前。消えたはずの「帰りたい」。
【未登録光源:反応】
【隠匿誤答ログ:検出】
【削除済み失敗ログ:復元候補】
【名前残滓:机下影領域に残存】
「よし、ミコ。その影、消すな」
「うん。消さない」
ルースがノートの構造を解析する。ステラが消えかけた子供ログの名前を呼ぶ。ネムリは眠そうな顔のまま、泣きそうな子の隣に座った。
「まちがえて、つかれた?」
子供ログが、こくんとうなずく。
「じゃあ、あとで寝ていい」
「……怒られない?」
「たぶん、ぱーぱが怒る」
「俺が怒られる側かよ」
ネムリは少し考えてから、アポロンを見た。
「まぶしい人、こわい」
アポロンの眉がぴくりと動く。
カイロは机の上に引いた線を、指で少しずらした。
「この線、消す」
「どの線だ?」
「まちがえたら終わりの線」
黒い線がほどける。子供ログのノートに残っていた見えない境界が、ふっと薄くなった。
「かわりに、ここ」
カイロは赤ペンで新しい線を引いた。
「次にやるところ」
俺は思わずカイロの頭を軽く撫でた。
「お前、普通に先生向いてるな」
「やだ」
「即答かよ」
「先生、宿題を出す。こわい」
「そこなんだな」
タニシが後ろで深くうなずいた。
「分かるっす。宿題は終端線っす」
「お前は過去に戻ってやらんかった宿題でも提出しとけ」
俺は白いノートの中央に、赤ペンで大きく線を引いた。
消すための線じゃない。見つけるための線だ。
【標準補習ノート:再定義要求】
【誤答削除:停止】
【間違いログ:保存】
【復習用途:再設定】
ルースが手をかざす。
「再定義案を提示します」
ステラも、ノートの端を押さえた。
「できなかった日、消さない」
ミコの光が影を照らす。カイロが終わりの線をずらす。ネムリが泣き疲れた子に、眠っても戻れる場所を残す。
白いノートが震えた。
【標準補習ノート → 間違いノート】
【誤答削除 → 失敗記録】
【減点欄 → 次に試す欄】
【正解反応訓練 → 相談式復習】
【美しい子選別 → できなかった日メモ】
教室のまぶしさが、ほんの少しだけ弱まった。
蛍光灯の下に、影が戻る。机の下に、子供の名前が残る。白板の端に、赤い文字で【あとで聞く】という欄が増えた。
【間違いノート:仮登録】
【赤ペン相談箱:仮登録】
【できなかった日メモ:仮登録】
【影あり教室:仮登録】
【標準補習塾 APOLLON:酒場設備へ部分転用】
アポロンは、しばらく黙っていた。
怒鳴らない。顔を崩さない。だが、光だけがわずかに揺れている。
「不完全を記録し、失敗を保存し、影を残す」
アポロンは、ゆっくりと俺たちを見回した。
「醜い。だが、奇妙に強い」
「褒めてんのか、けなしてんのか、どっちかにしろ」
「どちらでもある」
アポロンの視線が、ルースに止まった。
「君はまだ、美しく正解できる」
ルースの表情が、ほんのわずかに固くなる。
「いつか、君自身が保護者の不完全さを切り捨てたくなる日が来る。標準解答を知る者は、誤答を許すことに疲れるからね」
教室がまた白く冷えた。俺はルースの前に立つ。
「余計な呪いを置いてくな、まぶしい塾講師」
アポロンは美しく笑った。
「呪いではない。予言だよ」
「なお悪いわ」
その時、白い教室の窓に、別の景色が映った。
一軒家。きれいな食卓。笑っているルースとステラ。きちんとした保護者。標準通りの生活。評価Aの家庭。
だが、そこに俺はいなかった。
別の窓には、怒鳴らない家庭。泣かない子供。散らからない部屋。間違いのないノート。名前ではなく、番号だけが揃った席。
ルースが小さく息を呑む。
ステラが俺の服を握る。
ネムリは目をこすりながら、ぽつりと言った。
「これ、夢じゃないのに、夢みたいで、や」
カイロは窓枠に指を当てる。
「分岐線」
黒い線が、窓の向こうへ伸びていた。
「戻れない線じゃない。でも、見すぎると、戻りにくい」
ログが浮かぶ。
【分岐家庭シミュレーション:起動】
【もし別の育て方をしていたら】
【μ系統干渉:検出】
【後悔値:測定開始】
俺は、白い窓を睨んだ。
「今度は後悔商法かよ」
アポロンの光が遠ざかり、代わりに、窓の向こうで黒い影が笑った気がした。
契約書、補習塾、その次は後悔。
このニュータウン、子育てゲームの皮をかぶった地獄のフルコースにもほどがあるぞ。おなか一杯だ。
■ 今回のお話について
第191話は、アポロン塾回でした。
契約書で未来を縛るMAMMONの次は、正解と美しさで子供を標準化しようとするAPOLLONです。
今回はシリアス寄りの教育批判になりすぎないように、ネムリとカイロの子供らしい反応を少し多めに入れました。
ネムリは「授業中に眠っていいのか」、カイロは「宿題は戻れない線なのか」という感じで、本人たちは真面目なのに妙にコメディになる立ち位置です。
ただ、二人とも単なるギャグではなく、
ネムリは「眠っても戻れる場所」、
カイロは「まちがえたら終わりの線をずらす」
という形で、ちゃんと攻略にも関わっています。
■ ゲーマーおっさん解説
今回のゲーマーおっさん解説は、「ミスを残すこと」の大事さです。
昔のゲームって、初見殺しや理不尽な罠が多かったですよね。
『ロックマン』でも『魔界村』でも、何度もやられて、敵の位置やジャンプのタイミングを覚えて、少しずつ進める。
つまり、ミスした場所こそ攻略情報なんです。
クイズゲームでも、間違えた問題を覚えるから次に正解できます。
攻略本に赤ペンでメモを書いたり、ノートにパスワードを書いたりした経験がある人も多いはず。
ノーミスで進める子だけが強いんじゃなくて、
ミスした場所を消さずに残せる子が、次に強くなれる。
今回の【間違いノート】は、そんな回でした。
■ 登場キャラクター紹介
・マスター/NO NAME
まぶしい塾講師ことアポロンに対して、相変わらずおっさんツッコミ全開。今回は「間違いを消すな。赤ペンで残せ」と、失敗を成長ログへ変える答えを出した。
・ルース
標準テストでは高得点を取れてしまうため、逆に神権適合率が上がる危険を見せた。けれど、今回は塾の正解ではなく、自分の答えを選んだ。
・ステラ
「まちがったら、だめ?」と不安を口にしつつ、泣いている子を消さない答えを選んだ。感情反応過多で減点されたが、それこそが正解。
・ミコ
アポロンの正規光源に対し、影に残った名前や間違いを見つける未登録光源として活躍。まぶしいだけでは見えないものを照らした。
・ネムリ
補習中の居眠りで減点されかけた子。眠りをギャグにしつつ、「眠っても戻れる場所」を残す役割を持った。
・カイロ
宿題を終端線扱いするなど、真顔コメディを担当。後半では「まちがえたら終わりの線」を「次にやるところ」へずらした。
・タニシ
補助席に座らされ、清潔感と生活全般の補習を宣告された。だいたい不憫。
・ムーニャン
タニシへの追撃担当。短い一言で毎回ちゃんと刺してくる。
・アポロン
美しい教育、正規光源、標準解答を重視する神権AI。今回は塾講師として登場し、ルースの中にある「正解できてしまう危うさ」を突いてきた。
■ 主人公の現在のステータス
名前:NO NAME/マスター
等級:翠玉仮昇級/銅査定候補
状態:NODE08〈核心〉・ゼウスタウン内
危険度:高
観測度:高止まり
現在地:標準補習塾 APOLLON 攻略後/分岐家庭シミュレーション起動前
主な同行者:
ルース、ステラ、ルステラ断片、ミコ、ネムリ、カイロ、タニシ、ナツ、ムーニャン、イツキ、ジャクラほか
保有中の主な権能:
・観測迷彩
・神権解放権利
・死線上書
・ルステラ系補助接続
・帰還席関連権限
今回追加・更新された設備:
・間違いノート
・赤ペン相談箱
・できなかった日メモ
・影あり教室
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