人の生き様は・・・第2話
まずは、前回の種あかし。
女将は浮遊している「お客様」をなぜ認識できなかったのか?
①貼り紙には「瞑想中」と書かれており、世間一般でいう瞑想のスタイルは大抵の人は禅を組んで座っている、すなわち立っていないという認識から、扉を開けた際には下方修正されたところを見ている為、上方すなわち人の身長の目線より上に対する意識がなく、床側から周りを見渡しあくまで「座禅しているであろうしゃがんだ人間」を探す事にこだわり過ぎていた為。
②次にベッドが不自然に盛り上がっているさまを見て、いわゆる「ベッドの中」でのいかがわしい行為の後なのか、誰か異性を連れ込んで共に寝ているかと、野次馬理性で脳内変換した為
以上の2点から、上方に意識が向く事なく部屋を後にしてしまった訳であり、ベッド上空で瞑想していたお客様からすれば、「へ?!どゆこと?」考えになり、呆れてしまった為の言動に繋がっていると言う訳であり、意地悪とか、いたずら心があった訳でなく、状況がなるべくしてなった次第である。
なんか第3者目線で言うと、しゃーないやね。
ちなみにベッドのシーツの盛り上がりは、お客様が魔力を集中させ宙に浮いてるときに発生していた余剰魔力により術者であるお客様に引き寄せられていた為である。
などと解説している場合ではなさそうだ。
下の階から先ほどとは違う激しく階段を駆け上がる音が聞こえて、ノックも無く戸が開かれた。
「おい、ひびき!!部屋代は一人分しか貰ってないのに、勝手に増やしてんじゃねーぞ、こらっ!!!」
このお客様であり瞑想していた男の名は「ひびき」と言うらしい。
今後ともよろしくという事で、次話からもう少しテンポよく進めていこうと思う。




