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夢の痕  作者: 篠原司
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「ユメちゃん」

✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦

『キンキュウジタイ!エラー発生!キンキュウアラートをキドウします。』


黒田「何があった」

原田「被検体1号が記憶削除に当たり、錯乱しているようです!」

黒田「仕方ない、人工知能を追加だ、急ぎだ!原田クン。」

原田『全研究員に司令。被検体1号が記憶削除に当たり錯乱状態にある。以降これを『バグ』と呼ぶ。修正するために即座に意識を人工知能で補うように。』


原田「司令を行いました。人工知能でどうにかなるものですかねこれ...」

黒田「書き換えればいいのさ。人工知能で記憶を補う。被検体1号は最初から仮想空間に居たことにする。」

原田「それは規約違反なのでは...」

黒田「本人の意識を存在させる為だ。やむを得まい。特秘事項のケースとする。」

原田「わかりました...」


研究員B「司令通り、人工知能で被検体1号の意識を補いました。しかしまだ動きが見られません。」


黒田「人工知能で置き換えろ、被検体1号の名前はユメ、最初から仮想空間に居たものとする。これは被検体1号の意識を保つために必要な補助機能だ。」


研究員B「わかりました!即座に対応します!」


『ヒケンタイ、イチゴウのソセイをカクニン。アラートをカイジョします。』


✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦


んん...何してたんだっけ....なんだかつかれたなぁ...

そろそろ寝ようかな...

布団に転がって大好きなぬいぐるみを抱きしめる。

この子はメイちゃん。

「メイちゃん、一緒にいい夢見ようねぇ。おやすみ。」

そう言って、私は眠りについた。


目が覚めると18時だった。危ない危ない!今日の配信しないと!そういえば今日が初配信なんだっけ!黒田さんがサポートしてくれると言え、緊張するなぁ...!


あー!お着替えしないとね!んーと、せっかくだからオリジナリティのある服がいいよねー。

鏡の前でおまじないをすると....

よし!これでばっちし!ちょっとメイド風なロリータファッション!髪の色と合わせて水色とピンクと紫でキマってる〜!


『黒田だよ。どうかね?調子は。』

「あ!黒田さーん!ちょうど着替え終わったところです!」

『では19時から、初配信だね。それまでの準備、できるかい?』

「はい!がんばりまーす!」


よし、カメラの確認をして、待機画面にして....フリー音源....いいのあった!これ使おっと!

黒田さんが用意してくれたSNSアカウントで告知っと!

これでオッケー!


『準備ができたようだね。時間になったら配信を始めるように。コメントは僕が管理するよ。』

「はーい!わかりましたー!」


「こんばんはー!バーチャルユーチューバーのユメです!初めまして〜!みんな〜!!」

「ユメ、ちょっとこうやって配信するの初めてだから緊張してる...!でも、みんながいるから怖くないよ!えへへ。見てくれててありがとう!」

「取り敢えず自己紹介かな。私はユメ、バーチャル世界で漂っているおしゃれと可愛いものが大好きな女の子!ねんれいはひみつ!よろしくね!」

「みんなにはその日発見した可愛いものとかユメが体験したこと、沢山伝えていきたいなーって思ってるよ!よろしくね!」

..........................

よし、配信終了っと。

ほへー、初配信疲れたぁ....コメント沢山来てて追うのたいへんだったなぁ....


『初配信お疲れ様。この調子で頑張ってくれ。くれぐれも無理はしないように。コメントは全部は拾わなくて大丈夫だぞ。』

「わー!黒田さん!!ありがとうございます!!でもなるべくコメント拾いたいなって思ってて...」


『その気持ちはいい事だが、負担にならないようにな。』

「はーい!」

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