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俺だけが使えるスキルツリーで異世界無双  作者: プラントスクエア


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第5話 冒険者ギルド

「ええっと……冒険者ギルドはどこだ?」


エレクトロ王国の辺境の街にやってきた蒼士は冒険者ギルドを探していた。


「人に聞いたほうが早いか?」


そんなことを考えていたのも束の間、剣と杖が交差する看板を発見。


「ここっぽいな」


少し緊張しながらも扉を開けて中へと入っていく蒼士。期待するのは()()()()が発生するかどうか。


「(カラまれて俺が倒して驚かれる。これこそが冒険者ギルドのテンプレ!負けたらかっこ悪いけど強さの片鱗が出るいい場面!さあ!どこからでもかかってこい!)」


酒場も併設している冒険者ギルド。いまだ陽も高いというのにお酒を飲む者たち。そんな中を一見ひ弱に見える蒼士がゆっくりと歩いていく。内心で期待を胸に抱きながら。


コツコツコツコツ


蒼士を一瞥する者たち。(あざけ)るものや怒りの表情になるもの。いつテンプレが発生してもおかしくない状況は存在した。しかし・・・


「本日は冒険者登録でよろしいでしょうか?」

「……はい。お願いします……」


なんの障害もなく受付へとたどり着いた。それに蒼士は内心でガッカリ。それ以降もテンプレの発生はなかった。


「それではこちらの紙にお名前とご年齢と種族に戦闘スタイルをご記入ください」

「これって全部書かないといけないんですか?」

「いいえ。最低限お名前と種族のみ記入していただければかまいません」

「わかりました」


というわけで名前と種族を記入しようとする。


「(って当たり前に言っちゃったけど……俺って字は書けるのかな?)」


言葉は通じた。文字の読みも日本語じゃないのに読めている。さて書くほうはどうかといえば。


「お預かりいたします。ソウシ・フジミネ様」


どうやら書く分においても問題ないらしいことが判明し蒼士は少し安堵した。


「それでは冒険者についてご説明いたします」

「お願いします」


というわけで説明されたのは以下の通り。


・冒険者のランクは上からオリハルコン級→ミスリル級→ゴールド級→シルバー級→ブロンズ級→アイアン級→ストーン級。ゴールド級が熟練冒険者と呼ばれる。それ以上となれば特別な才能が必要。

・討伐依頼、採取依頼、配達依頼、護衛依頼あり。そのほかに指名依頼や緊急依頼等も。

・魔物のランクは上から神級→帝級→王級→上級→中級→下級。王級以上は滅多に確認されない。

・魔物の解体の仕方や薬草等の採取の仕方によっては報酬の上下が多少あり。


「なにかご質問はございますか?」

「あ、ならその……変なことを聞くかもしれませんけどお金の通貨について聞いてもいいですか?」

「お金の通貨……ですか? かしこまりました」


蒼士の言葉に首をかしげるも丁寧に説明する受付スタッフ。


「お金の通貨はゼニーという単位を使います。鉄貨=1ゼニーとなりそこから大鉄貨=10ゼニー。銅貨=100ゼニーという風に上がっていきます」


話を要約すると鉄貨(1ゼニー)→大鉄貨(10ゼニー)→銅貨(100ゼニー)→大銅貨(1.000ゼニー)→銀貨(1万ゼニー)→大銀貨(10万ゼニー)→金貨(100万ゼニー)→大金貨(1.000万ゼニー)→白金貨(1億ゼニー)→黒金貨(1.000億ゼニー)となるらしい。


「基本的に普通の人が街で使うなら銀貨より下を持っていたら大丈夫です。それ以上となると商会や国しか使用しなかったりしますから」

「変な質問をしたのにありがとうございます」

「いえいえ。それではあちらのボードに張り付けている紙をとって依頼受付のスタッフに持っていけば依頼を受けることができますので。頑張ってください」

「ありがとうございます。がんばります」


こうして蒼士はギルドカードをもらって女性のスタッフに応援される形で蒼士は依頼ボードへと向かう。


「推奨ランクなんてあるのか……俺はストーン級だけどそれだと街中の雑用になっちゃうのか……どうしようかな……」


悩んだ末に蒼士は推奨ランク:アイアン級と記載されているゴブリン討伐を受けることにした。


「こちらの依頼は推奨ランク:アイアン級となっておりますが本当によろしいですか?」

「はい大丈夫です。ゴブリンなら何度か倒したことあるので」

「かしこまりました。ではゴブリンに必要な素材はありませんので魔石のみで結構です」

「わかりました」


こうして蒼士の冒険者として最初の依頼はゴブリン討伐に決定した。


「ゴブリンなら大丈夫だろ。っていうか魔石なんてあったんだ……魔物なんて倒したら終わりだったからわからなかったな」


どうやら魔物の体内には魔石があるらしいといううのが判明。


「街を見て回りたかったけど……陽が落ちる前に済ませるか」


蒼士は来た時とは違う場所から街を出てその近くの森の中へと向かう。


「ここにいるってことだったし歩けばいそうだな~」


そんなことを言ってると蒼士の気配操作のスキルでゴブリンの気配を察知。


「あっちか……でも集団でいて……気配が強い?」


蒼士は気配を遮断しゴブリンのほうへと慎重に足を進める。するとそこには群れでいるゴブリンがいた。しかも蒼士が知っているゴブリンとは違う存在も。


「(普通のゴブリンもいるけど……たぶんゴブリンの進化系か?)」


普通のゴブリンが3体存在しそれ以外に指示を出しているゴブリンが1体と杖を持つゴブリンが1体。


「(五体、か?……いや気配を隠してるゴブリンが1体いるな……いけるか?)」


蒼士は冷静に指示を出すものがいるのなら初めに叩くならそこだと結論付け暗殺を仕掛ける。


「(気配は消しつつ疾風のスキルで一気に行く!)」


シュン!


蒼士は指示するゴブリンに対して急接近。そのまま剣で首を斬ろうとした瞬間に蒼士は直前で飛びのく。


「……っ!」


ダッ!


それは気配が薄いゴブリンが指示出しゴブリンを守る形で蒼士に奇襲を仕掛けたから。


「気づかれえたか……だったら正面から戦うしかないな!」

「ゴブゴブ!ゴブブ!」


蒼士は剣術や魔術を使用しながらゴブリンの群れと正面から戦った。これがこの街の窮地を知らせる発見となる。

読んでくださりありがとうございます!


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