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俺だけが使えるスキルツリーで異世界無双  作者: プラントスクエア


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第12話 鍛冶師

山賊たちから子供を救出した蒼士たち。


「ありがとうございます!本当にありがとございます!」


村に帰還すると親の元に走っていく子供たち。そして子供たちの家族だけでなく村全体からお礼のため頭を下げられる。


ひとしきり歓待を受けた後は村を出て街へ。


「とりあえずこれで依頼達成か。子供たちを助けられてよかった」

「それはそうだけど……剣はどうするんだ?」


ローグが蒼士にそう聞く。すると蒼士が鞘に収めた折れた剣を取り出す。


「新しく買うしかないな……この剣はゴブリンから奪ったものだからなんの思い入れもないからいいんだけど……お金がな……」

「今回の報酬で買えばいい。全額やるよ」

「いやそれは悪いよ。俺には剣がなくても魔術があるからしばらくはこっちで頑張るよ」

「遠慮すんな。もともとがこの依頼自体が俺がソウシを殺そうとしたところから始まったんだ。ソウシには全額を受け取る権利がある」

「……本当にいいのか?ローグ……」

「そういってるだろ。それに俺はいい鍛冶師を知ってるんだ。案内するよ」


そうして街に到着し冒険者ギルドで報酬をもらう。そのままローグの案内のもと鍛冶屋へ向かう。


そこは裏路地をなんどか曲がったところ。とても知らないとたどり着くことが困難なところにある店だった。


「ずいぶん変わったところにあるんだな」

「偏屈な小人族(ドワーフ)なんだけど腕は本物だ。きっとソウシなら気に入られると思うぜ」

「……小人族(ドワーフ)か……」


そう言ってローグが先頭でお店に入る。


ギイ


入って目にするとは武器の数々。剣や槍から盾や弓矢までいろいろな武器が存在する。だが見えるところに店主はおらず奥で作業している音が聞こえる。


「ゴレルさん!客を連れてきたぜ!」


ローグが奥にいるであろうゴレルと呼ばれた小人族(ドワーフ)に大声で声をかける。するとしばらくして小さいひげの生えた人物が歩いてくる。


「……ローグか……なにしにきた……」

「言ったろ?客だよ」


そうして蒼士がその小人族(ドワーフ)に自己紹介をする。


「初めましてソウシです。今日は剣を買いたくて来ました」


そう自己紹介をするがゴレルは聞いているそぶりは見せずただ蒼士に近づき足を触る。


「あ、あの?」

「……」


困惑の蒼士。なおも触り続けるゴレル。たまらずローグに助けを求めるが・・・


「大丈夫、ゴレルさんは本物だから。すべてを任せておけばいいんだよ」


ローグに言われされるがままの蒼士。ゴレルは足を触り腕を触り首を触り。様々箇所を触った。


「……こっち来い……」

「え、あ、はい」


困惑しつつもゴレルの後についてお店の奥へと行く。するとそこは鍛冶師として試し斬りなどをするためか開かれた場所だった。


「……待ってろ……」


そう言ってゴレルはどこかに消えた。その隙に蒼士はローグにサイドンの確認をする。


「大丈夫なのかローグ?あのゴレルさんって人は?」

「大丈夫大丈夫。任せておけば最適なのを選んでくれるから」

「最適なの?」


そんな話をしているとゴレルがいくつかの剣を持ってやってきた。


「……振ってみろ……」


ひとつの剣を蒼士に渡して素振りをさせる。


「……わかりました……」


もはやここまでくればローグを信じるのみといわれるがまま素振りをする。


「……振ってみろ……」


別の剣を振らされた蒼士。最後にもう一本違う剣を振らされ合計で3種類の剣を素振りした蒼士。


「(多少の重量の違いがあったかな?これでなにか見極めてたのか?)」


俺の素振りを見てゴレルさんがまたどこかへ消えて数分してから戻ってくる。


「……これだ……」


そうして差し出してきたのは明らかに刀だった。


「これって……」


俺が刀に驚いているとゴレルさんが説明してくれる。


「これは刀だ。かつてとある小国にのみ伝わってた刀という剣。それは通常の剣とは違い斬ることに特化した剣であり、その小国は国を守るものを騎士と呼ばず侍と呼びいくつもの大国からの襲撃を跳ね返してきた。小国ながらも強国だったが最後は内部分裂で崩壊した」

「(いきなり饒舌になったな)」


まさか刀が出てくるとは思ってなかった蒼士は驚いたがそれを購入することに。最後にゴレルが蒼士に言葉をかける。


「……得物が折れるのは未熟の証……使いこなせ……」

「ありがとうございますゴレルさん」


そうして蒼士は刀を手に入れた。

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