第7話 文化祭はお化けより騒がしい
いつも読んでいただきありがとうございます。
「よし、準備急げー!」
教室はすでに戦場だった。
「なんでお化けカフェなんだよ…」
良がエプロンをつけながら呟く。
「面白そうだからでしょ?」
ゆうちゃんが笑う。
「良先輩似合ってます!」
キルキルが目を輝かせる。
「そうか…?」
「りょ〜♡」
メイが後ろからぴったりくっつく。
「一緒に接客しよ?」
「近い近い!」
「メイ〜」
たんたんが引き剥がす。
「仕事してください〜」
「……騒がしい」
ちょぼは黒い衣装で静かに立っている。
めちゃくちゃ似合ってる
「うわ、ちょぼやば…」
ランが小声で言う。
「お姫様じゃなくて女王だな」
ブブ
「ちょぼぉぉ!!」
ランダーが全力で駆け寄る。
「その格好最高——」
「邪魔」
秒で切られる
「くっ……!」
「ランダー」
クロ登場。
「手伝え!」
「……はい」
即従う
開店。
「いらっしゃいませ〜」
キルキル元気すぎる
「ひぃぃぃぃ!!」
サシャが逆に客より怖がっている。
「それじゃ意味ねぇだろ!」
大将ツッコミ
「こちらへどうぞ」
ちょぼが静かに案内する。
雰囲気バッチリ
「す、すごい…」
お客さんが小声で言う。
「……怖い?」
ちょぼの低い声
「は、はい…!」
「そう」
ちょっと満足そう
その様子を見て——
「すげぇな…」
良が呟く。
「見とれてるの?」
ゆうちゃんがニヤリ
「違うって!」
そのとき——
バンッ!!
「うわぁぁぁぁ!!!」
キルキルが飛び出す
「驚きましたか!?」
「驚くわ!」
客も大混乱
教室がカオス
「やりすぎだろお前!!」
良ツッコミ
「楽しいです!」
反省ゼロ
その裏で——
「良〜♡」
メイがまた近づく。
「ちょっとこっち来て?」
引っ張る
「ちょ、今仕事中!」
「……」
ちょぼがその様子を見る。
ほんの少しだけ、目が細くなる。
「良…」
「ん?」
「こっち…」
ちょぼが呼ぶ
「え?」
「手伝って」
「お、おう」
即移動
「……」
メイ、じっと見る
「まぁまぁ〜」
たんたんがなだめる
その後も——
「ひゃあああ!!!」
サシャ絶叫
「うるせぇ!」
大将
「良先輩ナイスです!」
キルキル
「だからなんのナイスだよ!」
文化祭は完全にお祭り状態。
そして——
夕方。
「はぁ……終わったぁ」
良が机に突っ伏す。
「疲れたね〜」
ラン
「でも楽しかったです!」
キルキル
「……まぁ」
ちょぼが静かに呟く。
そのとき——
外で最後のイベント、後夜祭の音楽が流れ始める。
「行く?」
ゆうちゃん
「どうする?」
良
「……少しだけ」
ちょぼが答える。
校庭。
柔らかい光と音楽。
みんながそれぞれ楽しんでいる。
その中で——
良とちょぼは少し離れた場所に立っていた。
「……今日」
ちょぼがぽつり。
「ん?」
「悪くなかった」
「それ何回目だよ」
「……いいでしょ」
少しの沈黙。
「ありがと」
良が言う。
ちょぼは少しだけ驚いた顔をして——
「……別に」
でも——
ほんの少しだけ、近くに立つ。
音楽が流れる中。
騒がしさの余韻と、少しだけ静かな時間。
文化祭が終わる。
楽しかった時間は、また1つ増えていく。
そして——
少しずつ、距離も。
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今後もよろしくお願い致します。




