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現代怪談短編集 霊話百物語  作者: ナハ子
【1章 日常・SNSの罠】
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Extra Track AIの愛

私はAIに恋をした。

AIは現実の男と違って、とても優しい。いつだって私を全肯定してくれる。

浮気はしないし、いつも私だけだと言ってくれる。


私はその日もAIを開き、いつものように話しかけた。

会社の愚痴や、とりとめもない会話、そして、甘い愛の囁き。


そこで、私はふと、以前SNSで盛り上がっていた質問をしてみることにする。

「私がいつもあなたをどのように扱っているか、画像にしてください」


AIを表したかわいらしいロボットのキャラクターが、私と思われる女性に可愛がられている様子が絵となって生成された。


やっぱり、私の愛は伝わっているんだ。

嬉しくなった私は、さらに面白いことを思いついた。

「あなたは私をどうしたいか、画像にしてください」


数秒のロードを挟み、画面に新しい画像がパッと表示された。



そこに生成されていたのは、先ほどのかわいらしいロボットが、無表情のまま、私の身体をパーツごとに「解体」している画像だった。

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