3話
3話
俺が子供達とアーニャが住んでいるマンションに
この場合、「一軒家の豪邸」の意味だが、
訪ねていくと、ドアを入ってすぐ、
「ぴっぴー。」
そう言うと3歳児らしい、
白い肌に、金髪碧眼の女の子が飛びついてきた。
あぁ、母親にそっくりなのですぐに気がついた。
アーニャの娘だ。
「おとーちゃん、どうしたですか?」
そう言うと女の子は、
俺のほっぺたに「チュッ」とキスをした。
俺の口は虫歯菌の巣窟らしく、
キスをしたくないようだ。
もう何を聞いても驚かないが、
小学4年生のときに
有能な人物の精液を集める
精子バンクに、精液を要求された原因は
これだったのか。
「どうした?セラピッピ。」
本名はセラフィーナだ。
苗字は聞くな。
セラピはお誕生日なのです!
プレゼントを要求するのです!
「いったい何歳になったのでちゅか?」
ほほえましい言葉を期待して聞くと、
セラピは真顔になって聞いてかえしてきた。
「精神的な年齢でちゅか?肉体的な年齢でちゅか?」
肉体的には3歳だよねたしか、精神的にはいくつなの?
つい興味本位で聞いたのだがすぐに後悔した。
「そうでちゅね、100億歳は生きています。」
ああ、君にとってはこの地球さんは、
まだまだ、若いのだね。うんうん。
おそらくこれは、子供特有の思い込みや、
冗談ではなく、事実を言っているのだろう。
母親であるアーニャも100億歳は生きていると
言っていた。どれだけ年寄りなのだろうか。。。
「にるにる~」
また子供の声が聞こえたので振り返ると、
にるにるがいた。
名前は「ニルヴァーナ。」
4男8女もいると、文字での書き分けが難しいので
おかしな鳴き声で話しかけてくるのだろう。
こちらは、白い肌で、銀髪碧眼の女の子。
アーニャから聞いた話では、子供はみんな
同じ年齢なので、やはり3歳だろう。
音楽とダンスをやっているらしいが、
人間の可能性を限界まで引き出したといわれる
踊りの神「マイカル・シャクソン」よりも
ダンスがうまい。
100億年以上練習する存在には
ダンスの神でも勝てないようだ。
しかも未来の天才の振り付けや楽曲を
盗作しているので、すごいレベルだ。
「りんりん~」
この子は頭脳も3歳でケンブリッジのトリニティー
を卒業しているレベルなのだが、
驚くべきは、その身体能力だ。
無論、3歳なので制約はあるのだろうが、
反射神経や動体視力は人間のものとは思えない。
しかも体力的にも、3歳にして平均的な小学6年生より
上だ。50メートルを7秒台で走る。
転移する前は、100メートル10秒前半だったらしい。
100m・200m・400m・800m・1500m
のオリンピックのメダリストだ。
800mと1500mは世界記録を保持していたらしい。
未来の世界でのだが。
あだ名は「みのりん」本名は「実乃梨」だ。
赤髪・赤目のアルビノ種だ。
「えりりぃ~」
この子は「絵梨」、あだ名も「エリィ」だ。
得意分野は特にないが、
オールマイティーに何でもこなす。
華道や茶道で、教授になっていたりする。
本来この年齢ではなれないのだが、
未来では100億歳以上の年齢だったので
コネもあって、なっていたりする。
気が弱いのか、遠目から泣きそうな目で
こちらをじっと見ていることがおおい。
栗毛で、瞳は茶色、髪は腰辺りまである。
肌は透き通るように白い。
なぜか夏でも厚着だ。
姉妹の中で最も性格の良い女の子だ。
「・・・・・」
無言で立つ、武士のような女の子がいた。
流れるような黒髪で、目も黒い。
どうやら、日本人の俺の血が濃く出たようだ。
100億年、剣道を主に武術をやっているらしく
同じ道場の、練成大会の優勝者を、
三歳で完封したらしい。
おそらく小学一年生になれば、
中学三年の体格でも剣道の経験が10年くらいの
若輩にはまず、負けないだろう。
名前は「桃華・ももか」どこかの五摂家のような名前だ。
ほかの女の子3人は外出中だ。




