もちつき
4年生。
「農業体験」
との事で、小学校の隣の田んぼで米作りを行った。
……。
小学校は田んぼの真ん中にあるので四方全部田んぼだが。
……。
私の学年は農家出身者が半分近くいるので「農業体験?実家の手伝いと同じだし(笑)」と言う子が多かった。かくいう私もその一人だ。
ともあれ、春はしろかきや苗植えを楽しみ。
秋には収穫をし、天日干しをまって昔の道具で精米。
リアルタイムでDASH村と同じことをした。
そして餅つき。
農家出身児童が多いので、今年は『お手伝いさん』が多かった。
お爺さん、お婆さん、お父さん、お母さん、おじさん、近所の人etc…。
田舎は強いです!!
うすも多め。
当日持ってきてくださった方がたくさんいらっしゃった。
さぁ!
楽しい餅つきを始めよう!!
*****
4班に分かれて、それぞれ餅つきをする。
しかし私の班、経験者が豊富であった。
「きねが重い~。」
「タイミングが分からない~。」
何て言う子はいなかった……。(さすが田舎!)
それぞれ手際よくモチをついた。
お婆さんたちの合いの手も、掛け声も相まって、順調にもち米はまとまっていった。
昔取った杵柄とはよく言ったものですね……。
しかし――――――。
「ん?」
「なんか、うすときねの様子が……。」
始まって10分ぐらいだった。
きねの先端が、つぶれてきていた。
つぶれてきたということは、そういうことでして……。
突いていたもちを見てみると、きねの破片がちらほらと。
「「「…………。」」」
子供たちは何とも言えない顔をした。
それに気づいたおじさん達が、笑顔できねを取り換える。
いっぱいあって良かった…。
と思ったのもつかの間。
久しぶりの出番だったからか、うすが突然割れた。
予兆もなく、真っ二つに!!
「「「「あ゛ぁぁぁぁぁああああああ!!!!????」」」」
「「「「はっはっはっはっはっはっは!!!!!」」」」
子供たちは大絶叫。
大人たちは大笑い。
そりゃあ大絶叫しますって!!
何故ならもちが……もちが!!
もちが割れめに落っこちたのだから!!!!!
……木の破片が混ざったもち…
「気の破片食べたって死なねぇよ~。」
とおばあちゃん達は笑いながら、大きめな破片を取っていた。
笑ってごまかさないで!!
わかるけど。気持ちは分かるけど!!
もちは一口大にちぎられ、それぞれ配られた。
きな粉がまぶしてあるが、ちらちらと茶色いものが……。
味は…なんともだが、触感はいただけなかった…。
言うなれば、魚の小骨がちらほらあり、噛み切れないので飲み込むといった感じだった。
もちろん、大きめの破片は口から出した。
もったいないし…と思ってもつらかった。
きな粉ならぬ、木の味。
他の班の子達が「おいしい―――!!!」と言っているのがうらやましかった。
しかしその後、他の班で余ったもちを頂いた。
破片を取り除いたときに、もちもくっ付いていた為、量が少なくなっていたのだ。
「おいしい――――――!?!!??!!!!!」
「すげぇもちもち!!!!!!!」
素直な子供たちは、破片交じりの時は何も言わなかったのだが、混じりけの無いもちを食べたとたんに興奮がMAXになった。
そりゃあなるわな。
……色々と、落差はあったけれども。
兎にも角にも、美味しいもちが食べれて良かった良かった。
気合を入れ過ぎたお爺さん達が、腰を痛めたようだが…。
うん。うん。楽しい農業体験になりました☆
※ちなみに私は父の実家で毎年餅つきをしていました。
祖父母が年になると、親戚を呼んで大掛かりにはしなくなりました。
流しそうめん。スイカ割り。餅つき。
本当に楽しいです!!




