私の粉ミルク
赤ちゃんの大事な栄養源『粉ミルク』。
粉ミルクってそのまま食べると、とっても甘いですよね~。
ついつい舐めたくなっちゃいますよね~。
分かります分かります。
その気持ちわかります。
分かりますが、私の粉ミルク勝手に食べないでください。
聞いていますか?
お姉さま??
*****
「いいえいあぅ?おぅいお??」
私は声にならない声を出して、姉に訴えかける。
姉は私を見てニンマリ笑う。
そしてまた、ミルク缶から粉を取り出し皿に『盛る』
姉はニコニコしてそれを食べる。
*****
分かります分かります。
おいしいですよね。
その気持ちわかります。
だけどもう止めてください。
その粉ミルクは私のです。
お姉さまは赤ちゃんじゃ無いですよね?
卒業しましたよね?
あれですか?
栄養足らないんですか?
だったら肝油を食べてください。
聞こえていますか?
お姉さま?
******
「いおえいあぅ?おぅいお??」
私が何か話しているのを、姉は面白そうに見ながらパクパク食べる。
(……あ。これ無理だわ。)
私は大きな声を出し、母を呼んだ。
姉はヤバいと思ったのか、粉ミルクを元の場所に戻し、皿を台所に持って行った。
見事な動きであった。
「なぁに?どうしたの?」
「なんでもな~い。」
「?」
(なんでもなくない!!私の粉ミルク!!)
しかし、姉の方が一枚も二枚も上手だ。
「一緒にちゃんと遊んでたよ~。」
(楽しんでたのはお前だけだ!)
*****
「最近粉ミルクの減りが早いわね~?」
私は声にならない声で、姉の所業を訴える。
「はいはい。いま用意するからね~。」
母には全く届かないが。
2018/06/22㈮ 感想・評価ありがとうございます!!




