第十四話 変わる迷宮
お待たせいたしました。ここから30話まで。
大きく流れが変わっていきます。
書きたいことが多すぎるんだ。。。
ギルドへ向かう道中。
「おい浩介!」
透がスマホを突き出してきた。
「見ろこれ!」
【一日でレベル15になった方法!!】
【ゴブリン100体討伐】
【最強スキルランキング】
「もう動画上がってんのか。」
「昨日だぞ?」
「再生回数二百万だぞ!」
「みんな必死なんだな。」
「あ、これ見てください。」
しえるもスマホを見せる。
【学校で冒険者授業本格的に開始】
【体育は剣術になります】
「体育で剣術?」
「俺皆勤賞になるわ。」
「今までサボってただろ。」
ギルドに到着する。
武器屋の前。
「ポーション売り切れでーす!」
「鉄の剣最後一本!」
「俺にも売ってくれ!」
透が目を輝かせる。
「すげぇ。」
「ほんと世界変わったな。」
「俺たちも有名になるかもな!」
今日も透はテンションが高い。
「まず有名になるならランキングにはのらないとだぞ」
「俺たちならすぐ乗れるって!」
「でも……これまでと同じとはかぎらないですし少し危険じゃないですか?」
しえるは少し不安そうである。
浩介は攻略情報を見る。
「効率的に回れば問題ないな」
正直ソシャゲ課金分の資金を調達できればそれでいいくらいにしかおもっていない。
「浩介は、課金できたらいい!!だろ?」
「まぁ、そうだな。」
「おい!!」
「初心者ダンジョンなら危険度も低いし、無理しなければ平気だろ。」
「さていきますか!」
剣を肩に担いで透は、言う
そして三人は装備を整え、ダンジョンへ向かうことにした。
東のダンジョン ブラックゲート
巨大な黒い扉の前には、変わらずギルド職員が立っている。
装備が新調されている。
さすが天宮ギルドだ。
そして俺たちは、三度目のブラックゲートへと向かう。
ギギギィ
「なぁ、浩介俺は英雄だから気づいちまったんだ。」
「なんか中ちょっとかわってるよな。」
「英雄関係ないじゃん。」
「どうやら、通知が来てからダンジョンは、少し変化したようなんです。」
「たしかに、攻略でもそんなこといってたな」
以前よりもモンスターが増えていたり、罠が変わっていたりと変化があるらしい。
一本道を進む。
曲がり角。
ゴブリンが二体。
透が指で合図する。
タタタタタ……
「くるぞ!」
曲がり角から二体のゴブリンが飛び出す。
ヒュッ!
ナイフが一直線に飛んできた。
浩介は半歩だけ体をずらす。
スッ。
刃は頬をかすめることもなく通り過ぎた。
「お、ついてるな。」
「透!」
「おう!」
「ただのスラッシュ!!」
ザンッ!
ギャァァア!!!!!
ゴブリンは、真っ二つに切れる。
「思ってたより強くはなってないな。」
「一体一体は前と同じか。」
ゴブリンが一匹後ろへ下がる。
「逃げるのか?」
違う。
口を開いた。
「ギャアアア!!」
「まずい!」
叫び声がダンジョン中へ響く。
その数秒後。
タタタタタ……
「あー……呼びやがった。」
曲がり角の奥。
横穴の先。
壁際。
あちこちから緑色の顔が覗いた。
ゴブリンが次々と姿を現してくる。
「ファイヤーボール!」
ドゴォン!!
ゴブリンを叩きつける。
「身体強化」
青い光が3人を包む。
「よし」
「バリアブルアタック!!!!」
つるぎは、プーメランに形を変え、ゴブリンの頭を次々と落としていく。
ゴトッ。
ゴトッ。
ゴトッ。
「ふぅー!」
「数が多いな」
確かに以前より数が多い。
「奥に進むぞ」
通路を進む。
曲がり角の先。
またゴブリンが二体。
今度は、気づかれる前に槍の形にし、頭を射抜く。
グシャっ
バタン…。
ゴブリンだったものは、地面に倒れ込む。
「ふぅー!」
透が剣を肩に担ぐ。
「なんか拍子抜けだな!」
「数は増えてるけど、そこまで強くなった感じはしないな。」
「攻略情報どおりですね。」
しえるが周囲を警戒しながら頷く。
「よーし! このまま最短ルートで――」
「あれ?」
透がしゃがみ込んだ。
「なんだそれ。」
「キノコ。」
「見れば分かる。」
「食えるかな。」
「やめろ。」
「いや、こういうのってゲームだと回復アイテムだったりするじゃん?」
「そんな都合のいい――」
ぱくっ。
「食いやがった!」
もぐもぐ。
「……うん。」
「どうだ?」
「意外とうま――」
ぐるるるるる……
「……あ。」
「どうした?」
「腹が……。」
次の瞬間。
「うおおおおお!!」
透は腹を押さえてその場にうずくまった。
「いてぇぇぇぇ!」
「だから言ったじゃないですか!」
しえるは慌ててポーションを取り出す。
「これ飲んでください!」
ごくっ。
「ふぅ……助かった……。」
「もう落ちてる物食うな。」
「いやでもさ!」
透は真面目な顔で立ち上がる。
「英雄って、毒キノコくらい食えた方がそれっぽくね?」
「全然それっぽくない。」
「そうです。」
「えぇ……。」
三人で思わず笑った。
その時だった。
カチッ。
「……ん?」
浩介の足元から乾いた音が響く。
床を見る。
小さな石板が沈んでいた。
「あ。」
ゴゴゴゴゴ……
床が大きく割れる。
「浩介!!」
「うおっ――!」
視界が反転し、体が真っ暗な穴へと吸い込まれていく。
◇◇
ドサッ。
「っ……いてて。」
どうやら受け身は取れたらしい。
上を見上げる。想像以上の高さだ。
「あれ……。」
思ったより痛くない。
もし普通に落ちていたら、
骨の一本くらい折れていてもおかしくない高さだった。
「また運が良かった……のか?」
ランタンの灯りも届かない。
「これは……戻れるのか?」
見上げても穴の出口は豆粒ほど。
到底飛び上がれる高さじゃない。
壁に手を当てる。
冷たい。
静かすぎる。
壁に埋め込まれた鉱石。
上層では青白く光っていた。
だがここは違う。
赤黒く、
まるで鼓動するように脈打っている。
空気も冷たい。
音さえ吸い込まれていくようだった。
さっきまで聞こえていたゴブリンの鳴き声も、
透たちの足音も、
何一つ聞こえない。
まるで世界から切り離されたようだった。
俺は無意識に唾を飲み込む。
コツン……
足音だけが響く。
その時。
ゾクッ。
全身に悪寒が走った。
「……なんだ?」
視線の先。
巨大な黒い扉。
古代文字のような模様が刻まれ、
隙間から黒い靄のようなものがゆっくり漏れ出している。
そこだけ空気が重い。
本能が告げていた。
近づくな。
「浩介!!」
「返事しろ!!」
ガンッ!
ガンッ!
上から剣で床を叩く音が響く。
「くそっ!」
「開かねぇ!」
「透さん落ち着いてください!」
「落ち着けるかよ!」
扉の奥から
ドクン
......
ドクン
心臓の鼓動のような音が響く。
「……今のは。」
気のせいか。
いや。
違う。
扉の隙間から
何かがこちらを見ている。
そんな気がした。
ドクン…。
さて十五話目面白くなりそうな予感
タイトル模索中です。どこまであらすじ書いたらいいか。どこまでタイトルで書いたらいいか難しい。。




