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極大魔力の初級魔法  作者: 明日葉 晴
第5章 過去との決別。今との対決。未来への餞別
80/263

第80話

こんにちは!

明日葉晴です!


今回からまたしばらくソラちゃん視点のみになります!

多分…

とりあえずソラちゃんを中心にわちゃわちゃしていきます!

まぁ今までもそうだったんですけど、楽しい方向でと言うことで。

それでは本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 自分の行いを反省したソラ。シンとハクアの気持ちを受け取り前向きになる。だがしかし、冷静に思い返すことによって、新たな問題が発覚した。その原因を作ったシンを窘めるソラだったが、一向に反省する雰囲気を見せないのだった。


 =


 アタシ達は一度寮に戻り、シンとは後で集合する約束をして一旦解散した。アタシとハクアは部屋に戻って仕度をする。今日からは制服を着て授業に出る事になるから、制服を取り出した。


「おぉ…思ったより可愛い!」


 制服を見るとブレザーのような物だった。上はクリーム色を基調とした上着と真っ白なブラウス。下は赤いミニスカートだ。ご丁寧にスパッツっぽいのまであった。昨日はサイズだけ確認して取ったけど、改めて見るとかなり手が込んでいるように思える。


「ふふっ…やっぱりソラはそうでありんすよね」

「えっ!?いきなりどうしたの?」

「いろんなものに素直に感想を言うのが、いつものソラでありんす」

「ふぇっ!?あ…あはは…」


 確かに昨日はよく見ないで取ったけど、これは普通に可愛いからこういう反応になると思う。アタシだけじゃないはずだ。


「とっ!とにかく!着てみよっ!」

「そうでありんすね」

「それじゃアタシ、先に着替えてくるね」


 そうしてアタシは洗面室で着替えてからまた部屋に戻った。


「おー…なかなかしっくりくるなぁ…」


 アタシは備え付けられた姿見で様子を見た。前の世界の学校もブレザーだったから、あんまり違和感がない。


「ソラ、よく似合ってるでありんす」

「ありがと!」

「それに…なんか着慣れてる様子でありんすね」

「えっ!?あー…そう…かな?似たような服を着たことあるからかも」


 嘘は言ってない。着たことあるのがこの世界ではないだけで。


「そうなんでありんすか。あ、わっちも着替えてくるでありんす」

「はいはーい」


 そうしてハクアも洗面室に入っていった。


 あれ…?ハクア、しっぽあるけどどうするんだろ…


 思えばいつも着てる着物っぽい服も構造が理解できない。あとで聞いてみよう。それはともかく、制服は同じだろうからしっぽをどうすることもできないと思う。


 スパッツ履かずに、スカートは捲れっぱなし?いや…ないか…しっぽを垂らしておけばある程度大丈夫…かな?


 そんなアホなことを考えていると、洗面室の扉が開いて、ハクアが顔を出した。アタシはその姿に色々驚いた。


「え。待って。何から言えばいいかわかんない」

「ど…どうしたでありんす…?変でありんすか…?」

「いや、超似合ってる。似合ってるけど…うん…まずさ…なんで胸大きくなってんの?」


 言いたいことはいっぱいあった。スカートが何故かロングだし。しっぽ出てるし。そりゃいっぱい言いたいことあったけど、一番の謎は何故か胸が大きくなってることだ。不明すぎる。


「え…あ…その…いつもは着物で押さえられてるでありんすから…」

「まじかぁ…」


 普段もぺったんこってわけじゃないけど、どっちかって言うとスレンダーって感じだと思ってた。今はブレザーに立派な山が出来ている。常識が揺らいだわ。


「くっ…悔しくなんかないんだからっ…!」

「ソラ…?」


 一応言えばアタシだってないわけじゃない。あるって言えるほどはない。思ってて悲しくなってきた。


 いや待って…でも成長期…成長期だから…!


「はぁ…お腹すいたし、食堂行こ?シン達も待ってるかもしんないし」

「はいでありんす」


 悲しい現実を一旦頭の片隅に追いやり、アタシとハクアは寮のロビーに向かうのだった。


 =


 寮のロビーに着くと、シンとトレイズはまだみたいだった。珍しい。でもこの予想外にできた時間を使って、さっきショックで聞き忘れたことを聞いておこう。


「そころでハクア、なんで制服ちょっと違うの?」

「ん…?あぁ、この腰巻でありんすか?ある程度作り変えてもいいって言ってたでありんすから。その…短いのは恥ずかしいでありんすし…」

「いや…作り変えてもいいって言っても…生地は?」

「管理人さんに貰ったでありんす」

「なるほど…じゃあしっぽが出てるのは?」

「最小限に穴開いてるでありんす」

「思いの外力業…」


 そんなちょっとどうでもいいような雑談しながら待つこと数分。男子寮側からシンとトレイズが姿を現した。よく見るとトレイズはまだ眠そうだ。珍しく遅い理由がそれでわかった。


「すみません。お待たせしました」

「いいよ。たまにはいいでしょ。シンのせいでもなさそうだし」

「あはは…いつもは早くから起こすんですが、今日はその…」

「苦労がうかがえるね…」


 シンが謝ると、アタシはそれを許した。まぁそもそもシンは悪くなさそうだけど。


「ふわぁぁ…」

「トレイズさん、しっかりしてください」

「あ…?あぁ…って…ソラがいる」

「あー…うん。その…」


 トレイズはシンに声を掛けられるとアタシに気付いた。若干眠そうなままだけど、しっかりとアタシを見据えていた。謝らなきゃいけないけど、アタシは言葉を詰まらせた。


「もういいのか?」

「…っ!…うん。ごめん」

「おう」


 トレイズが確かめるように問いかけたあと、アタシは素直に謝った。トレイズはそれに笑いながら短く答えた。それだけで充分と言うかのように。


 はぁ…トレイズって結構大人だよね…


「っと、ハクアもおは…」


 そんなこと思っていると、トレイズはハクアに挨拶しようとしてからピタリと止まった。トレイズもハクアの変化に気付いたのだろう。多分シンも気付いてるけど、露骨に反応しないあたりは流石だ。


「は…ハクア…なんで…なんでおっぱいがでっか…んぐっ!?」

「トレイズさんっ!?女性の前でっ!しかもこんな公衆の面前で何言ってんですか!?」


 そしてトレイズが叫んで指摘しそうになった。それをシンが慌てて止めに入る。こんなに焦って叫びながら怒るシンも珍しい。てかトレイズを見直したと思ったらこれだよ。最低かよ。いや、アタシも面と向かって言ったけど、場所とかは考えるし叫ばない。


「馬鹿だ…」

「ふきゅうぅぅ……」


 アタシの隣でハクアが顔を覆いながら蹲って不思議な声を上げている。周囲の人も何事かとこっちを見ている。この空間では断然の注目度だ。そんな中で、何とかシンがトレイズを抑えながらアタシ達は食堂に行き、朝ご飯を食べてからそれぞれの教室に向かうのだった。

第80話を読んで頂き、誠にありがとうございます!


ハクアちゃんはおっきいんです!!

はい。すみません。

さておき、トレイズ君は上げて落とす天才ですね!

主に自分の評価を。

私は欲に忠実で好きですよ!

おかげでとても楽しいですし!

それでは今回はここまで!


ブクマして頂いてる皆さん!

そうでない皆さん!

いつも読んで頂き、ありがとうございます!

次回もお付き合い頂ければ幸いです!

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― 新着の感想 ―
[良い点] ( ゜∀゜)o彡゜おっぱい!おっぱい! 明るくわちゃわちゃと楽し気な方が読んでても楽しい( *´艸`) [一言] クラウセッドはどっかで野垂れ死なないかな~w
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