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極大魔力の初級魔法  作者: 明日葉 晴
第4章 再会。思いの違い。ぶつかる意思
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第67話

こんにちは!

明日葉晴です!


連日投稿も僅かですね!


今日はソラちゃんとシン君の勝負ですね!

彼らの成長限度がどこで止まるかは不明ですが、まだまだ頑張ってほしいですね!

それでは本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 自主訓練を行うソラ達。ソラの最初の手合わせの相手としてトレイズと戦う。最初は回避に専念していたソラであったが、勝負の決着をつけるために両者は一撃に込めて打ち合う。力比べはトレイズに軍配が上がるものの、前半の結果を加味して引き分けとなった。そして、シンとの手合わせは昼食の後となるのだった。


 ============


 お昼ごはんの後、再び訓練場に来たアタシ達は朝来た時と同じように訓練場の中央で向かい合う。


「さって!お昼も食べて気合十分だし、身体温めたら一勝負しようか!」

「あはは。張り切ってますね」

「そりゃね。やっぱ悔しいし!」


 一応食べてから軽く休息をとってるから、身体を壊すこともないだろう。アタシはシンに向けてビシッと指を指しながら宣言する。シンが最優秀者なのが気にくわないわけじゃないし、納得してないわけでもないけど、悔しいものはやっぱり悔しい。


「んじゃ、今度は俺とハクアが見学だな」

「でありんすね。頑張ってほしいでありんす」

「うん!頑張るよっ!」


 ハクアとトレイズがアタシとシンから離れていった。また珍しい組み合わせだけど、こっちはちょい心配。ハクアに変なこと吹き込まれなきゃいいけど。


 それはさておき…


「それじゃあ、この前までの流れでやろっか」

「はい。お手柔らかに」


 一緒に旅をしていた時にやっていたように、軽く体を動かす感じで立ち回った後、お互い距離を取り向かい合う。そしてお互いに剣を構えた後、合図もなしに同時に踏み込んだ。


「やあぁっ!」

「はっ!」


 アタシと下から、シンは上から、それぞれ剣を振るう。だけど、このまま打ち合ったらトレイズの時と同じ、てかそれ以下の結果になる。そんなことは目に見える。


 だから…ここはっ…!


 アタシはシンの大剣を真っ向からは受けず、刃でなく面の部分を擦らせて軌道を変える。軌道だけ変えられたシンの大剣は、力の方向に逆らわず空振りに終わり地面に叩きつけられた。


「せぁっ!」

「ふっ…!」


 大剣を叩きつけた隙を狙い、アタシは容赦なくシンの首を狙う。だけど、シンはそれを予期してたみたいで、叩きつけた大剣に自分を引き寄せ陰に隠れる。そのせいでアタシの剣は空を切った。


「ちぃっ…!」


 アタシは一度シンの大剣を蹴り、距離を取って構え直した。シンも様子を察知したのか、二本の大剣を構え直す。


「今のを避けられるとは思わなかったよ」

「その割にきっちり首狙ってましたね」

「寸止めはするよ?」

「疑ってはいませんが…狙いが本気そのものなのは恐怖ですね。流石です」


 くうぅっ…こういうとこで噂が…だめだ。集中しよう。


「次は取るよ」

「首をですか?」

「一本をっ!わかって言ってるよね!?」

「はははっ!大丈夫ですよ。冗談です」

「全く…」


 短く軽口を交わし合ってから、空気が張り詰める。


「「っ…!!」」


 静かな気合いと共に踏み込んで間合いを詰める。ここまでは最初と同じだ。だけど。


「はっ!」

「つっ…!?」


 アタシは地面を蹴り、シンの頭上へ。その間に剣を鞘に納めた。


断空(だんくう)』っ!


 アタシの飛ばした真空波を、シンは左の大剣で迎撃した。


「"ウィンド"っ!」


 シンが大剣を振り切る前に、魔法で方向転換。アタシはシンに突撃を仕掛けた。


「やあぁっ!」

「くっ…はあぁっ!」


 アタシの突進に、シンは左の大剣を振った勢いから、右の大剣を回転切りのように振ってきた。アタシは振るわれた大剣に、自分の剣を沿わせて受け流す。


「っ!?」

「もらった!」


 アタシは勢いそのままに、シンに斬りかかる。


「はぁぁぁっ!!」

「きゃあぁっ!」


 だけどシンは雄叫びを上げた。衝撃波が生まれ、空気が震える。アタシはその衝撃に、飛ばされてしまった。


「ったぁ…ちょっと!?オニ化はずるくない!?」

「ふぅぅ…いや、ソラさんも魔法使ったじゃないですか。おあいこですよ」


 アタシは構え直しながら抗議すると、シンはオニ化を解きながら爽やかに笑って言い返してきた。確かにそれを言われると弱い。


「…わかった。じゃあもう使わないから、シンも無しね?」

「ええ。構いませんよ」


 三度目となる対峙。合図もなく互いに間合いを詰めて切り結ぶ。今度は小細工無しに正面から立ち向かった。と言っても、力負けするから、アタシはシンの大剣を受け流すように捌いてる。逆にシンはアタシの剣を真っ向から片方の大剣で受け止め、片方で攻める。


 二本での捌き方上手くなってる…


 速さでは断然アタシが勝ってると思う。だけど二本の大剣の扱いが上手くなっているシンは、攻めと守りを同時に行う為、アタシは攻めきれないでいた。


 ハンデなんて思いたくないけど…動き封じられたし…きっついなぁ…


 アタシの行動を制限するためか、シンは常に両脇を塞ぐように大剣を振ってきた。それに下がれば追撃を食らうと思う。


 一か八か…やってみよっか…


 アタシはそう思って剣戟の合間に一呼吸入れてから息を止め、剣を鞘に納めた。


「っ!!?」


 シンが困惑したのがなんとなく伝わった。だけど、攻撃は止めるつもりはないようで、容赦なく二本の大剣をアタシに振るってきた。アタシはシンの攻撃を身一つで紙一重に交わし続けた。


 今っ!『隠空(いんくう)』!


「なっ…!!?」


 タイミングを見計らい、身を翻すように攻撃をくぐり抜けて、後ろに回り込み、その間に抜いた剣をシンの首に突き付けた。


「参りました」

「ぷはぁっ!はぁ…はぁ…あー…息苦し…」

「大丈夫ですか…?」

「あぁ…うん。息止めてただけだから…」


 アタシは呼吸を整えながら何とかシンに返事をした。


 なんとか成功したけど…十秒以内に決めないと厳しいかな…


 まだアタシの実力が足りないせいで『隠空(いんくう)を使うのには運と手間が掛かる。成功率は高くない。


「お疲れっ!」

「お疲れ様でありんす」

「はい。お疲れ様です」

「おつー…」

「いや、なんで勝った方が疲れてんだよ…」


 なんでって言われてもなぁ…


「アタシも未熟ってことだよ…」

「お、おう…にしてもすげぇな!ソラが速ぇのもそうだけど、シンはシンで俺とそんなに速さ変わんねぇのに、よく捌けるよな」

「まぁ…ソラさんとの手合わせは慣れてますから。それに僕は両剣なので」

「あの馬鹿デカイのを二本振るってのもあり得なぇけどな?」


 それはアタシも思う。ホミニスには難しい戦い方だよね。


「わっちからすれば、皆凄いでありんす」

「ハクアは最低限動けるようにならないとねー」

「が…頑張るでありんす…」

「そこはアタシの魔法と一緒だね」


 そんな感じで、皆で感想を言い合いながら訓練の時間を過ごしていった。とりあえず、明日からも少しずつ訓練する約束もしてから、晩ごはんを食べて解散するのだった。

第67話を読んで頂き、ありがとうございます!


今回はほぼフルタイム、ソラちゃん対シン君でお送り致しました!

私としてはやりきった感はあるんですがいかがでしたでしょうか。

まぁそれはさておき、明日で連日投稿終わりなんですが、この第四章が明日で終わる気がしないですねー

その時はもう一日とか追加するかもしれないです。


それでは今日はここまで!


ブクマして頂いてる皆さん!

そうでない皆さん!

いつも読んで頂き、ありがとうございます!

また明日もお付き合い頂ければ幸いです!

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