第66話
こんにちは!
明日葉晴です!
連続投稿中!
昨日は投稿時間いつもより遅れてましたね!
すいません!
さてさて、訓練回になりますよ!
トレイズ君のいいとこが見れればいいですね!
それでは本編をどうぞ!
前回のあらすじ
授業開始までの間、訓練を行うことになったらソラ達。試験を行った訓練場で自主練習となった。ソラはハクアと魔法を練習するが上手くいかず、トレイズとの手合わせに移行するのだった。
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トレイズとの手合わせはかなり新鮮な感じがした。まだ様子見の段階なんだろうけど、鍛えられた体と、槌を振る遠心力を利用した一撃はまともに受けたら、飛ばされそうだ。
「ふんっ!ぬんっ!」
「はっ…ふっ…」
まぁ、まともに受けたらの話なんだけど。シンの攻撃で飛ばされたことあるし、試験の時でもあるけど、体が飛ぶ感覚ってのは怖い。下手な絶叫マシンより怖い。だからアタシはまともに受けないように立ち回っていた。
「くっそ!手応えがねぇ!」
「アタシはシンみたく正面から受けられないんだから当たり前でしょ!」
「相手の特徴が変わるとこうもやりづれぇとはな!」
「アタシは槌の相手は初めてだから、なかなか面白いよ!」
「そりゃ!どうっ!…もっ!!」
「っと!…きゃっ!?」
トレイズが二回転の振り回しの後に、上段から思いっきり振り下ろした。アタシは最小限の動きで避けて、反撃に出ようとした。だけど振り下ろされた槌が地面を叩くと同時に軽く振動が起きて、アタシは少しバランスを崩した。
「いただきっ!」
「くぅっ!」
『転空』!
空中を横向きに転がるように飛ぶ。返し技だけど回避も兼ねてる便利な技だ。
「そっから避けるか!?」
「いやいや、危なかったよ」
バランス崩してたから攻撃としては全然だったろうけど、今のは回避で使ったから問題ないと思う。
まぁ…そもそもバランス崩すなって怒られるだろうけど…
アタシが距離取ったところで、お互い一度仕切り直しの姿勢をとった。
「マジで攻撃が当たんねぇ。どんな反射神経してんだ」
「あはは…アタシの先生の攻撃に比べたら大体遅いからね…」
「なんつぅ人に鍛えられてんだよ…」
思えば、みんなで教わってた時は本気じゃなかったんだよなぁ…道場ではいっつもニコニコしてたけど、本気で指導される時は鬼みたいだったし…
「次は一撃入れる!」
「痛そうだから断る!」
「いや、逃げに徹されると終わらんのだが…?」
「つまり…攻撃されたいと…?」
「その言い方は誤解が起きるからな!?」
軽口を交わしつつ、お互いに構えた。さっきまでの軽い雰囲気はなくなり、空気が張り詰める。
これは…本気になったね…?
「「はぁっ!!」」
お互い、同時に踏み込み、武器を振りかぶった。
アタシは大振りの切り上げを一度空振りして、一度目の勢いを殺さないように体をひねりながら、もう一度切り上げを行った。
『昇空』!
一度めの切り上げより二度目の方が威力が乗る技で、トレイズの槌を迎え撃つことにした。
ギィィンッ!!
振り上げられた剣と振り下ろされた槌がぶつかり合い、激しい音が鳴り響く。
「くぅっ…!」
「おぉぉっ…!」
僅かに拮抗するものの、アタシが押し負け剣を降りきれず弾かれた。トレイズは振り切り、アタシの少し横に槌叩き付けた。
「あーあ。やっぱ押し負けたかぁ…」
「俺とソラの体格差で一瞬競っただけすげぇよ」
「ありがと。でも力比べはアタシ向きじゃないねー」
「そだな。今回はまぁ引き分けってとこか。序盤はソラほとんど攻撃して来なかったし」
「手合わせだからねー。トレイズの戦い方見たかったし」
「それだけ聞くと恐ろしいな!?参考までにどの辺が甘かったか聞いていいか?」
「えっとね…」
アタシがトレイズに手合わせの感想を言ってると、終了を悟ったのか、シンとハクアが近付いてきた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様でありんす」
「おつー」
「おう!」
簡単に挨拶を交わして、四人が向き合う形になった。
「いい勝負でしたね」
「今感想聞いた感じ、俺は前半、ボコボコにされてた可能高そうだけどな」
「いやいや、教わったわけでもないのにあれだけ動ければ良いと思うよ」
「えっと…いつから勝負になってたでありんす…?」
アタシとシンとトレイズが感想を言うなかで、ハクアは微妙にツッコミを入れた。言われてみればそうだけど、熱が入ったものはしょうがない。
「僕も同感です。トレイズさんはこれからまだまだ強くなれますよ」
「そうだな!その為に学園に入った訳でもあるしな!」
「まぁ、それは僕達皆に言えることでもあるので、同じく強くなりますが」
「お前…上げて落とすの止めろよ…ただでさえ差があんのに…」
シンが褒めてフォローしたと思ったら、すぐに突き放すような言葉を言った。ここ最近のシンは若干黒い。それだけトレイズと仲良くなってる証拠だと思うと、ちょっと微笑ましい。
「わっちも強くなれるんでありんしょうか…?」
「アタシ達は魔法科だし、体は鍛えないと思うけど」
「そういう意味では言ってないでありんす…」
「そっか。まぁ何にしても、結局は努力だと思うよ」
「努力…そうでありんすね」
「うん。それはそうと、ハクアはちょっとは体動かした方がいいと思う。体術試験とか酷かったし」
「そうでありんすね…その時は、ソラ付き合ってくれるでありんすか?」
「もちろん!」
ハクアは魔法をアタシに、アタシは体の動かし方を教えるという関係ができた。これこそ互いにを支え合う関係だ。
「さて…と。それはさておき、次はシン。決着をつけようか」
「あはは…その言い方だと、最後みたいですね」
「んー…雰囲気は大事かなって。ツッコミを入れられるなんて余裕だねっ!」
くっ…これが最優秀者の風格か…!
「そんなことはないんですが…」
「慰めはいいよっ…!アタシもすぐに追い付いて上げるんだからっ!」
アタシの安い芝居にシンは苦笑した。トレイズにはなんだかんだ乗ってる気がするのに、ちょっと悲しい。
「ソラ…どうしたんであります…?」
「あー…シンが試験の最優秀者だったらしく、ソラはそれが悔しかったみたいだな」
ハクアがアタシの様子を不思議そうに尋ねると、トレイズが答えてくれた。
「あーもうっ!変な芝居はやめるよっ!それで?シンは準備とかは大丈夫?」
「えぇと…僕は大丈夫ではあるんですが…」
「どうしたの?歯切れ悪いね?」
少し様子のおかしいシンに尋ねた時。
クゥゥ…
コーン…コーン…
昼を告げる鐘の前に、何か別の音が鳴った。見ると、ハクアが白い肌の顔を真っ赤にして俯いている。
かわいい…じゃなくて…
「そっかぁ…先にお昼にしよっか」
「えぇ。そうしましょう」
「なんでだ?体温まってる今の方が…」
「あぁもう!お昼の鐘鳴ったでしょ?それでお昼食べたくなったの!」
「お…おぉ…そか…ならしょうがないな…」
アタシがシンの意図に気付きお昼を促すと、案の定トレイズが空気を読まなかった為、アタシは強引に黙らせた。この様子ならハクアがお腹を鳴らせた事にも気付いてないだろう。その点は良かったのかもしれない。
そんなわけでアタシのシンの勝負は、お昼後にずれ込むのだった。
第66話を読んで頂き、ありがとうございます!
次回まで訓練回ですね!
今さらですが戦闘スタイルがほぼシン君と被ってしまうトレイズ君。
今後の活躍に期待したいと思います!
さておき、赤面する美少女ってホントかわいいですよね!
それでは今日はここまで!
ブクマして頂いてる皆さん!
そうでない皆さん!
いつも読んで頂きありがとうございます!
また明日もお付き合い頂ければ幸いです!




