第63話
こんにちは!
明日葉晴です!
最近は二週間も毎日にしなければよかったと思いつつ、楽しんでます!
今回は男子達と合流しますよ!
何をしていたかは本編で!
てなわけで早速本編をどうぞ!
前回のあらすじ
自分たちの部屋を充実させるために買い物に出掛けたソラ達。シンとトレイズの二人と別行動となったソラとハクアは、道中、ロッチと出会う。そのままロッチの勧めにより無事に調理器具と皿を買い終わるのだった。
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調理器具とお皿を買い終わった後、適当に王都を見て回っていると昼の鐘が鳴ったから、アタシとハクアは約束通りトレイズの家に向かうことにした。
「王都って、思った以上に広いね」
「そうでありんしたね」
「やっぱり昼食べたらとれトレイズに案内してもらった方がいいかもねー」
王都の広さがどんなものかイマイチ把握しきれていないけど、結局、アタシとハクアが回れたのは二本の大通りで探索した感じは全くなかった。ともあれ、トレイズの家の前に到着。シンとトレイズは来ていないみたいだから、お店に邪魔にならないような位置で待機した。
うーん…トレイズはともかく…シンが人を待たせるなんて…
シンがトレイズの影響でだらしない人になったらどうしようかと、そんな母親のような目線になりながら男子達を待つこと数分。
「おっ、来たみたいだね」
「そうでありんすね」
アタシ達の来た道の反対側から、見覚えのある二人が歩いてきた。けど。
あれ…ん…?
なんか変わっている。具体的に言えばシンの服装が。
「わりぃ!待たせたか?」
「いや、割とさっきだからそうでもないけど…」
トレイズがはつらつとした感じで謝るが、シンが何も言わずに俯いていた。シンの性格上、謝らないのもおかしいけど、それ以上にぐったりしているように見える。
「えー…っと…シン、どうしたの…?」
「…っ!!」
アタシが心配してシンに声を掛けると、シンはびくりと体を震わせただけで、全く顔を上げようとしない。
「おいおい、シン。恥ずかしがるなよ。似合ってるんだから自信持てよ」
「トレイズ、どういうこと?」
「あぁ。昨日、シンが俺のおふくろに女子と間違われてただろ?だから間違われないように服装変えようっつって変えさせたんだよ」
「あぁ…なるほど…」
確かに気にしてそうだったなぁ…あ。朝言ってた男のプライドがどうのってこれか…
「だけど自分には似合わねぇって言って、着替えた後はずっとこんな感じなんだよ」
「あー…そういうことかぁ…」
トレイズの説明によって、シンがおかしな原因を知り、アタシはシンに近づいた。
「シン。顔上げて」
「…っ!!……い…嫌…です…」
「顔上げないと似合ってるかの判断できないでしょ?」
「わかります…似合ってないですから…」
ここまで頑なとは…なんだろ…最近似たような状況があった気がする…
「約束する。絶対笑わないし、バカにもしない。似合ってなかったらトレイズ殴るからさ」
「なんで俺!?」
「だってトレイズがやったんでしょ?責任は取ろうよ」
「お…おう…」
不承不承みたいな感じでトレイズはアタシの言葉に頷いた。納得できなくてもしょうがないと思う。
「その時は…僕も…トレイズさんを殴っていいですか…?」
「お前が殴ると俺死ぬぞ!?」
「いいよ。トレイズ殴っても」
「なんでソラが許可するんだ!?俺死んじゃうから!」
いやぁ…シンは被害者だから責任取ってもらってもしょうがないと思うんだけど…うん…よし…
「トレイズ、もしかして自信ない?そっかぁ…ものすごく似合ってたらなんかご褒美を考えるのになぁ…」
「まかせろ。気に入らなかったら思う存分に殴ってくれ」
仕方ないのでアタシは煽ることにした。するとトレイズは手のひらを思いっきり返して、きりっとした表情で了承した。安くて助かる。
よし…許可は取れた。
「ほら…シン。トレイズも殴られる覚悟があるから。シンも少しの間、覚悟を決めよ?」
「………わかりました…」
シンは少し考えた後に、一歩だけ下がって恐る恐る顔を上げてくれた。
「おー…これは…」
「ど…どう…でしょう…」
不安な様子を全く隠さないシンと言うのも珍しい。それはさておき…
「うん…似合ってるよ!大丈夫!」
例えるならライダースっぽいジャケットにシャツ。脛までの丈のボトム。硬すぎない感じで、柔らかい雰囲気を持ってるシンでも問題ない。
「ほ…本当ですか…?」
「アタシを信用してないの?」
「そうじゃない…です…けど…いえ…そうですね。信じます。信じてます」
アタシが励ましたり、煽ったりすると、ようやくいつも通りの態度になったシン。いつもと同じ笑顔に戻った。よかったよかった。
「うんうん!だから言っただろ!?流石俺だな!」
「そうですね。トレイズさんも、ありがとうございます」
「はっはっはっ!!そうだろそうだろ!?それで…ソラ?ご褒美なんだが…」
「うん。なんか考えておくね」
「しゃあぁっ!!」
どうしようか…お菓子とかでもあげればいいかなぁ。手作りにすれば充分お礼っぽくなるかな…
お礼を考えつつ、アタシはお菓子の作り方を知ってるかハクアに聞こうと思ってハクアの方を見た。
「ハクアー…って、なんでちょっと不満げなの?シンの恰好嫌い?」
何故かハクアが少しだけむくれているように見えたから。質問した。そういえばさっきから静かだったような気もする。
「シンの恰好は関係ないでありんす。ただ…」
「ただ?」
「わっちの時とは全然対応が違うでありんす…」
「ハクアの時…?あっ…」
なんかデジャヴと思ったら、ハクアと最初に会った時のことか…
あの時は何が何でも顔を合わせたかったし、強硬手段に出る以外の選択肢がなかった。けどまぁ、確かに今のシンにした対応とは全く違う、雑な対応だったのは否めない。不満に思うのもしょうがないか。反省しよう。
「あー…あの時は…うん…もうしないからそんなに怒らないで?」
「むー…」
あっ…唸ってる…ちょっとかわいい…
「約束するから…ね?」
「わかったでありんす…」
アタシが何とか説得すると、ハクアはようやく態度を軟化させてくれた。よかった。これで同級生兼相部屋の人と仲悪くなったら、事の発端であるトレイズを恨んでいたところだった。
「ところで、ソラは何を言いかけていたんでありんす?」
「あぁ、そうそう…えと…なんだっけ?」
「わっちに聞かれてもわからないでありんす…」
さて…アタシはハクアに何を聞こうとしたんだったか…忘れちゃった…まぁ大したことじゃないのかな…
その後、アタシ達は昨晩同様、トレイズの実家でお昼ご飯を食べながら、今後の方針を決めた。それで決定したのは、王都は広いためお昼の後の行動は、トレイズの案内によって要所を巡ることになったのだった。
第63話を読んで頂き、誠に感謝申し上げます!
シン君のイメチェンでした!
って言っても、書き終わって思ったんですが、今まで服装に触れた記憶はないですね!
ビフォーが分からないアフターって何なんでしょう…
お前が言うなって話なんですけどねー。
次回で街ブラ終了させたいと思います!
それでは今日はここまで!
ブクマして頂いてる皆さん!
そうでない皆さん!
いつも読んで頂きありがとうございます!
また明日もお付き合い頂ければ幸いです!




