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極大魔力の初級魔法  作者: 明日葉 晴
第4章 再会。思いの違い。ぶつかる意思
58/263

第58話

こんにちは!

明日葉晴です!


連日投稿です!

まだ大丈夫です!


前回に引き続き、ソラちゃんとハクアちゃんのお話です。

ガールズトークが…いや、そんな華やかにはならないんですが…

あぁ。いつかそういうのを書くのは良いかもしれないですね。

それでは本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 寮の部屋を確認するソラ。そこにいた同居人は一ミリたりとも待っていなかった。懸命に正体を隠そうとする同居人に対して痺れを切らしたソラは、脅迫によって姿を現させた。過程こそ強引だったが、何とか仲を深めることに成功するのだった。


 ============


 ファーストコンタクトに成功したアタシとハクアは、隣り合った備え付けのベッドにそれぞれ向かい合って座った。


「ハクアはさ、なんでこの学園に来たの?」


 だけどお互いにまだ知らないことばっかりの為に、とりあえずは無難な質問を聞いてみた。


「わっちは国に居場所がなかったでありんすから…」

「おぉ…っと…」


 全然無難じゃなかった。地雷でしかない。


「そのぉっ…!国ってのはこの国じゃないんだよね!?どんなとこ!?」


 その気まずさを紛らわすためにアタシはヤケクソ気味に叫んで質問を重ねた。


「わっちの国は…辛いとこでありんした…」


 しかし再び地雷を踏み抜いた。なんだこの子、地雷原か。いや、アタシの質問が悪いのかもしれない。


「あ、あのっ!そうじゃなくて、その…フォクシーが治めてる国なの?」

「違うでありんす…わっちの国は獣人種が集まって作る議会が治める国でありんす」


 なんとか地雷は回避できたみたいだ。主観の入らないものなら何とかってくらいだろうか。それはさておき気になる単語が出てきた。


「獣人種…ってなに?」

「知らないでありんすか…?獣人種とは、獣の特徴のある種族を総じて言うものでありんす」

「獣…その耳みたいな?」

「そうでありんす。フォクシーは狐の特徴が出る種族でありんす。わっちはまだ特徴が薄い方で、耳としっぽだけでありんす」


 だんだん慣れてきたのか、綺麗な声ではっきり喋るようになってきたハクア。距離が近くなってきてくれたようで嬉しい。


 獣の特徴かー…耳としっぽだけでもキャラ的には濃い気が…ん?しっぽ…?


「しっぽあるの!?」

「ひっ…あ…あるでありんす…」

「あ…ごめん。怖がらないで?」


 アタシが身を乗り出しながら食い気味に聞いたら、ハクアが若干怯えつつ答えた。


「しっぽ見たい」

「へ…?」

「しっぽ、見たい」


 だけどほとんど気にしないで、アタシは好奇心を優先した。


 しっぽ見たい、見たいしっぽ。


「ホントお願い!見てみたい!」

「だとしてもでありんす…」

「んー…見せるのが裸になるとか、すごい恥ずかしいことなら無理に言わないけど」

「そうじゃないでありんすが…」

「なら見たい。是非」


 散々女の子らしくないって言われてきたけど、普通に可愛いものとかも好きだ。そこには動物ももちろん含まれている。そりゃ気になる。


「わ…わかったでありんす…」

「しゃあぁ!!」


 おずおずと言った様子で立ち上がったハクアに対して、アタシはガッツポーズしながら叫んだ。この辺りが女の子らしくないと言われてもしょうがない。


 だけどそんなことは今はどうでもいいっ…!!


 アタシの様子に引きつつも、ハクアは身に付けていたローブに手を掛けて下に落とした。


「おぉ…」


 そして現れたのは着物に似た服。そして腰の辺りから出ている、髪と同じ銀色のしっぽ。綺麗な毛並みで、根本の方は細く、そこから膨らむように伸びて半分を超えてから先に行くにつれて細くなっていってる。見るからにふわふわしていて気持ちよさそうだ。


「やっぱり…変でありんすか…?」

「いや全然。めっちゃ綺麗。てか気持ちよさそう。触っていい?」

「さわっ…!?えっと…」

「ダメならいいけど…」

「だめ…じゃないでありんす…」

「やたっ!!」


 聞きたいことはまだあった。けどそれ以上にまずは触ってみたかった。


「おー…おぉ…はぁ…ふわぁっふぁっ…」

「んん…」

「あ…痛かった…?」

「違うでありんす…少しくすぐったいだけでありんす…」

「そう…?じゃあもうちょっと触るね」

「んっ…くぁ…」


 アタシがしっぽを堪能していると少しだけ声を漏らしたから確認。だけど大丈夫だったようなのでとりあえず続行した。なおも声を漏らすけど、特に痛がるようでも嫌がるようでもなかったからそのまま堪能し続けた。


「はぁー…堪能したぁ…」

「はぁ…はぁ…な…なんか疲れたでありんす…」

「あ、ごめんね?」

「いや、いいでありんす…くすぐったかっただけでありんす…」


 アタシはほくほくした顔になったけど、ハクアはベッドに両手をつきながら息を切らしていた。すこししっぽを撫ですぎただろうか。次は気を付けよう。心地よかったから止めないけど。


「ありがと。でー…えっと…なんの話してたっけ?」

「わからないでありんす…」

「あはは…じゃあ…えっと…ハクアは何科に入るの?」

「わっちでありんすか…?わっちは魔法科に入るでありんす」

「魔法科なんだ!ならアタシと一緒だね!アタシも魔法科なんだよ!」


 今までの話題は忘れたから、改めて向かい合って座り質問を再開。ハクアの試験の様子を見ていれば魔法だろうとは思ったけど、知り合いが同じクラスなのはやっぱり嬉しい。同室の人ともなればきっと楽しくなるだろう。


「そうなんでありんすか?わっちは、ソラは剣士科に行くと思ったでありんす」

「あー…いや、アタシ、魔法も使いたいんだ。今は初級しか使えないから勉強すれば使えるようになるかなぁって」

「それは驚きでありんす。試験の魔法はすごかったでありんす。初級であの威力…てっきり上級かと思ったでありんす」

「それはそれで初級とは一体…って感じだけど」

「本人が言うのはどうかと思うでありんす…」


 確かにそうだ。いや、アタシとしても不本意なんだけど…


 マリン司祭の勉強が悪いとは思ってないし、むしろわかりやすかった。けど学校なら教える専門の人だから、マリン司祭のとこでは学べなかったことが学べると思う。


「魔法がすごかったって言えば、ハクアもすごかったよ。火の玉がいっぱいどーんってなって、かと思ったら氷の柱がばーんって出るし、さらに氷を大量に降らせるし」


 アタシの語彙力はさておき、あれだけ魔法が使えるなら今更学ぶ必要もないような気もするけど、聞いたらまた地雷を踏む気がしたから止めておいた。


「アレは火の中級“ファイアボール”と、氷の中級“アイスウォール”と“アイスショット”でありんす」

「氷…複合属性かー…」


 ここにきてまた複合属性だ。まぁそこまで珍しいわけじゃないし、氷についてはマリン司祭にも見せてもらった。羨ましい限りだ。


 夏に重宝しそうなんだよなぁ…


「いいなー…アタシも使えるようになりたいなー…」

「勉強すればできようになるでありんす」

「それが…勉強してもできなかったんだよねー…」

「え…えっと…ごめんでありんす…」

「あはは…いいよ…頑張るって決めてるから」


 今度はハクアがアタシの地雷を踏み抜いた。なんなんだろ、実はアタシとハクアは相性が悪いのだろうか。そんなことを考えているうちに、アタシはこの後シンと約束していることに気が付いた。


「あ、そうだ。ハクア、この後予定ある?」

「ないでありんすが…?」

「なら、一緒に夕飯を食べに行かない?シンっていう子も一緒なんだけど…」

「あ…う…うー…ん…」

「あ、嫌ならいいんだけど…」

「嫌…ではないでありんすが…その…やっぱり怖いでありんす…」


 うーん…授業が始まったら姿を隠したままっていうのは難しいと思うけど…


「無理強いはしないけどさ、慣れてみれば?シンは優しいから、見た目とかじゃ差別しないと思うよ」

「あぁ…うぅ…なら…一緒に行ってもいいでありんすか…?」

「もちろん!じゃあ行こ!!」


 そうして、アタシとハクアは夕飯を食べるために部屋を出るのだった。

第58話を読んで頂き、誠にありがとうございます!


はい。てわけでハクアちゃんは狐っ子です!

本物だろうが二次元だろうが狐って可愛いですよねー

まぁそれだけを理由に狐にしたわけじゃないんですが。

狐にしたいって思いがあったからっていう理由が大きなウェイトを占めているのは否定しません。

それでは今日はここまで!


ブクマして頂いてる皆さん!

そうでない皆さん!

いつも読んで頂きありがとうございます!

また明日もお付き合い頂ければ幸いです!

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